神作画とはこのこと。もはや狂気的。
質量を感じる動き。
魔女が地下水道をボートを漕ぐシーンの重心芸。
動き回る動物たち。
白雪姫が森の奥地へ吸い込まれるように逃げるシーン。
白雪姫と小人たちのダンス。>>続きを読む
「マジシャンがふっと手を動かすとすべてが変わる」とシュミットが言ったそうだが、まさにその感覚。見逃したのか、いやすべてを見た故か。
時を超えた視線の交わりを決定的な瞬間として捉えられている。
このレビューはネタバレを含みます
濱口作品の中で最も世界観があり、フィクションしてた。ずっと面白いのはさすが。
しかしまあ、仮にも社会的なテーマを扱いながら、子供をああいう描き方しといて最後に殺してしまったら、物語上の記号でしかない。>>続きを読む
ノーリアクションゲロ。
ラストシーンが素晴らしすぎて+1点なのだが、それ以外は凡庸。
ユペールはさすが。
画の強度はハネケ映画でも上位。
洒落すぎ。
加東大介が高峰秀子に黒水仙の香水をプレゼントするシーン。
横位置2shotから高峰秀子が「帰らないで」と言った瞬間にクローズアップ。
ラスト、列車に乗る森雅之とその家族へ挨拶するシーンの緊>>続きを読む
劇中劇を撮ること。
そもそも映画というものは演技をカメラで撮っているわけで、それは演技でしかないわけだが、劇中劇で演技をするキャラクターを撮ると、映画内のキャラクターそのものの真実を撮ら得ることができ>>続きを読む
やっぱ好きだなハネケ。
ワンシーン・ワンカット。というよりはワンカットで撮れるとこまで撮ってぶつ切りにしたというべきか。
uncomfortableなシーンは逆に映画に入り込んでしまう。
色々と気持ち悪すぎて、映画の世界に入り込んでしまう。
トロッコファイト。こんなん映画でやられたら、もうディズニーシーに行く必要ないだろ。
めちゃくちゃジョナサン・デミだった。
ロングカット。
オープニング、死体の写った画面がトラックバックすると撮影隊がフレームインし、再度トラックアップして、劇中劇の世界に入る。
大寺氏「ズラウスキー映画はパンドラの匣」
常に動き続けるカメラ。x軸の動きは役者の視線。z軸の動きは見手の視線。
このレビューはネタバレを含みます
前作『X』はスタンダードからヴィスタへ広がるオープニングだったが、今作は観音開きからのデデーンとシネスコで映画が始まる。
映画後半にはパールのルールが観客に共有されているので、長回しの独白シーンの切な>>続きを読む
あまりにも話がバラバラすぎて、うまく機能してないが、好きなシーンは結構ある。
ジルバのシーンが楽しい。
三船がいつもと同じ芝居をしているのも笑える。
一番良かったのはロバート・スタックがダンボを見なが>>続きを読む
第一部『日曜日の友達』
主人公二人が監視員の彼女に案内されるシーンの長回しが素晴らしい。
動く人物をカメラが追いかけ、同時にロケーションを明らかにしていく。そしてカメラは彼女を追いかけ180度周り、監>>続きを読む
「大事なのは距離ではなく高低差だ」C’est la vie
ひたすらサイクリストのバックショット。
このレビューはネタバレを含みます
畑芽育が可愛すぎて、可愛すぎる。
高橋恭平の走りに始まり、走りに終わる映画。
千輝くんが怪我をして足が止まっている時間は真綾が御百度参りとして足を動かすという運動を引き継ぎ、それをまた千輝くんに受け>>続きを読む
感情の流れや物語が飛ぶことはあれど、ゴールディ・ホーンの演技に嘘はなく、目頭が熱くなる。
ゴールドスタンプを集め、どのベビー用品と交換しようかとはしゃぐルー。
ラジオで自身のニュースを乗り出して聞くル>>続きを読む
ヒッチコキアン。
にしても長えよ。
ラストの演出は見事で、怪獣のような鳴き声を挙げながら崖を落ちるトラック。落下後、血液のようなオイルが垂れ、回っているタイヤが止まる。生物が死ぬ瞬間を見た。
クロスカッティングによって、緊張感が上がり続ける。
電話中の夫の後ろのエキストラ。サイレントだからこそエキストラの演出が重要なんだな。
長女役は後に大女優になるメアリー・ピックフォード。
ワンシーン・ワンカットではあるものの、それ以外は映画として完成度にびびる。
走行中の列車上からのカットの迫力。
クロスカッティングのドキドキ感。
強盗が乗客を降ろして金品を巻き上げ退散したあと、すぐ>>続きを読む