RTさんの映画レビュー・感想・評価

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ニンフォマニアック Vol.1(2013年製作の映画)

3.0

千夜一夜物語っぽく話は進む
これでもかというくらい性の描写や性器そのものが大量に出てくるが、数式や図解が出てくる斬新な演出のせいか淫靡さはほぼなく、どことなく上質なプレゼンを見ているかのような印象でし
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シティーハンター(2024年製作の映画)

3.4

無理なく現代に落とし込んでる感じだけれど、なんちゃってバイオハザード感…
鈴木亮平の再現度は素晴らしい!

青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

3.3

もう一度夢をみたくなる
サラッとして
それでいて温かく包み込んでくれるような映画でした
清原果耶がとても良かった!
全方位モテする女の子を生き生きと演じていました
そして台湾行きたい

まあだだよ(1993年製作の映画)

3.0

観てる方が気恥ずかしくなるくらい大人の男たちが良い人を同調圧力の中で演じていてる感じ。
でも、先生の物言いは聞いていてこ気味良い。なかなか「もういいよ」って言いそうで言わない流れも面白い。

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

リアリティに欠けるところもあるけれど丁寧で美しく実直で素敵な物語でした…と思わせておいて最後の最後に大ドンデン
でも、湿地っていいよね

怪物(2023年製作の映画)

3.7

最初のザワザワした不協和音な気持ち悪さ、中間の少し受け入れられるようになった回復期、そして最後の切なさと美しさ…おそらくかなり緻密に練り上げられた手の込んだ作品ということは分かるのだけど、一回だけでは>>続きを読む

あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.8

押し付けがましくなく、でも余剰の空気感でそれぞれの階層のコントラストを浮かび上がらせつつ、それぞれの苦悩や悩み、そして喜びを丁寧に描いた佳作
門脇麦の演技が素晴らしい

ブルー・マインド(2017年製作の映画)

3.4

現代版「フライ」の魚バージョン?
思春期特有の女の子が放つ匂い立つような甘さ、瑞々しさ、ザラザラした苛立ちを表現したガールズ映画は大好物なのと、オチも含めてなんだか不思議な話だったけれど後味は悪くない
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SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

3.0

違法だと知りながらも絶え間なく12歳(という設定)の少女に欲望をぶつけてくるおじたちの乾き?や焦りって一体どこからくるんだろう…表面的なことよりももっと人間の根幹部分に向き合わないとそろそろダメだよね>>続きを読む

殺人の追憶(2003年製作の映画)

3.6

要所要所でなんで?みたいなシーンもあったけど時代設定ゆえなのかな
最後まで捜査に振り回される刑事たちの心境がしんどい
じめっとした暗闇がスタイリッシュに映る映像はポンジュノ監督っぽくて好き

パレード(2024年製作の映画)

3.4

もう少し311の内容が強いかと思ったが、1つのケースとして描かれていた
みんなが集まる場所はいつか見た夢の中のノスタルジックなお祭りのイメージ
丁寧な描写と横浜流星の演技が印象的でした

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.9

新世紀な感覚の映画
おじさまの丁寧な暮らしの日常ルーティン
押し付けがましくもなく、対象全てに敬意が払われていて、観ていて心地よい
斜め目線の東京観光ムービーとしても楽しく、なんとも良い作品に出会いま
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スマイル(2022年製作の映画)

3.2

ハラハラ感や急に現れてドッキリ!みたいなホラーの王道手法は散りばめられててそれなりに楽しめるが、今回の悲劇の因果関係をクリアにして欲しかったしそれにまつわるどうしょうもない救われなさ、みたいなところま>>続きを読む

青いパパイヤの香り(1993年製作の映画)

3.3

映像がとにかく瑞々しく
ベトナムの蒸し暑そうな空気の中で
開け放しされたお屋敷
インテリアや調度品が全てセンス良く
聞こえてくる音は
昼は鳥のさえずり
夜は虫の鳴き声のみ
終始リラクゼーション映画とい
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ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人(2023年製作の映画)

3.7

ジョニーデップのイケじい国王15世がとても良かった
かつては超絶美男子で愛に生きた実物のイメージそのままに、滅びゆく老体から滲みでる色気とチャーミングさは素晴らしかったてす

今まで知らなかったヴェル
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福田村事件(2023年製作の映画)

3.6

そこまでのエグさや強烈なシーンはなかったけれど、集団心理の果てに…的なお約束の流れも心理描写含めてちゃんと丁寧に描かれていて、どちらにもそれぞれの正義がある様子が切なかった。
近代日本史の勉強にもなり
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地獄でなぜ悪い(2013年製作の映画)

3.6

最高にハチャメチャワールド!
二階堂ふみがとにかく可愛い
星野源は哀愁セクシー
これこそ本当の戦場映画?
あんな散り方も悪くない、思ってはいけないけどそう思わずにはいられなかった

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

3.3

ジム・ジャームッシュってオシャレ映画をつくる監督代表!って感じだったけどこの映画がそのイメージを決定づけたのかも
初視聴しましたが、今なら良く設定されがちな作りも当時としては斬新だったのかも
全ての話
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翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

3.0

今回はさらにマニアックな埼玉ネタとほぼ個人的な関連がない滋賀ネタだったので共感性は低かったが、地元の方は大盛り上がりなのではと思いました
藤原紀香と愛之助の夫婦共演やあの人こんな使い方でいいの?的な豪
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.6

まず音楽が良い
デニーロ演じるトラビスが当初はダサくイケてないのに次第に狂信じみた使命感にかられて研ぎ澄まされていく様も良い
タクシーの窓から見える雨で滲む70年代の退廃的なNYの街並みも良い
現代版
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ザ・コア(2003年製作の映画)

3.2

変にダラけず想像通りの展開で意外と観やすかった

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.7

個人的にはもっとグロい感じを期待してたが、子供も一緒に観られる作品に仕上がっててこれはこれであり。最後の決戦パートは最高の見応えでした!

ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

3.7

救いがないほど暗いと聞いていてなかなか観る機会がなかったけど、この度ようやく鑑賞しました。ビョークの熱演もさることながらセルマを支える2人の女性(カトリーヌドヌーブと刑務官)がとても印象的だった。年上>>続きを読む

ブーリン家の姉妹(2008年製作の映画)

3.6

野心と狂気に駆られて堕ちていくナタリーポートマンはブラックスワンで実証済みだけど、この作品ではスカーレットヨハンソンの抑えた演技が素晴らしかった!
衣装や装飾品も当時の肖像画を見事に再現していてため息
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エリザベス(1998年製作の映画)

3.7

「英国と結婚をする」
覚悟を決めた最後の女王登場シーンの神々しさは圧巻

黒部の太陽(1968年製作の映画)

3.6

長いが、かなり見応えあり
CGがない時代に本当よく作ったなという感じでした
映画の内容と同じくくらい先の見えない撮影だったのでは?あと三國がシブい

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.2

阿部サダヲの演技とテンポよく進んでいくストーリーに惹きつけられつつも、非現実的な要所が多々ありそこが逆に悪いスパイスになってしまったかな…

キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

3.4

テンポよく盛り上がり要素てんこ盛りで飽きずに観れた
こういうところがエンタメ大国アメリカの底力なのかも

みをつくし料理帖(2020年製作の映画)

3.6

ガールズパワーを感じる珍しいタイプの時代劇で美しく美味しく気持ちの良い作品でした
角川春樹監督の瑞々しい感性が素晴らしい!

蜘蛛巣城(1957年製作の映画)

3.5

能のおどろおどろしさが作品全体に行き渡り、格調の高さを感じる重めの作品
三船の太ももがセクシーでした

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.5

往年のファンも十分楽しませてくれるストーリーで大満足でした
ちょっとリアリティに欠ける要素もあるけど、これぞ映画なのかも
トムクルーズは変わらずカッコ良い!

初恋のきた道(1999年製作の映画)

3.6

中国の昔の田舎の風景が美しく、チャン・ツィイーがとにかく可愛らしく健気
あとキノコ餃子が美味しそうでした
チャンイーモウ作品は先日「ヒーロー」を観てアートのような映像に痺れましたが、今回も四季折々の農
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サルトルとボーヴォワール 哲学と愛(2006年製作の映画)

3.5

最後サルトルがボーヴォワールに言った「後世に微笑んで」というセリフがとても印象的だった
ボーヴォワールの苦悩はいかばかりか…彼女が微笑んだのはどの愛だったんだろ

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