久々。やっぱどう考えても最高すぎるミシェル・モラン。とことんふざけてて、毒っ気たっぷりの過剰な笑いに溢れ、夢物語ではあるものの、官能が確かに存在する。ジャン・ヴィゴにはあと10本くらいいろんなシチュエ>>続きを読む
現代版『ノッティングヒルの恋人』。マイケル・ショルウォルターの演出は手堅く、安定している。照明が堅実。
自分もベロッキオの中ではイマイチの方かな。判事爆殺シーンはマジですごいし、ラストの時間のしっとりとした写し方はとても良いけど、テレビシリーズのダイジェスト感がどうしても拭えない。
テレンス・ウィンターの脚本だが、遺族の要望もあり、このような不明瞭なプロットになってしまったのではないかと邪推してしまう。映画があらすじや史実から飛ぶ瞬間というものがまるでなく、これなら本を読んだ方が>>続きを読む
カラーリングが素晴らしい。様々なシチュエーションの肉体破損に、多様な色を配置し、効果的に視点転換を演出してる。
見直した。徹底した快楽主義否定。性的な、衝動的な、映画的な快楽全てが抑制され、思考を促す映画になっている。全てを肯定できないが、あえてシネフィル向きではない作品として作り上げ、その試みは成功している。>>続きを読む
多分3回目。リメイク版は数学教師から精神科医に改変されているらしいけど、そのあたりはどうなんだろう。
数式が最も重要。時間を逆転させ、世界をめちゃくちゃにしてしまうものとして言及されるが、これは映画な>>続きを読む
ウィル・グラッグ最高。こういうロマコメだけずっと撮ってて欲しい。
めちゃくちゃハリウッドのラブコメディ、というかスクリューボール的で、主人公の男女が周りに迷惑をかけまくるのが1番それぽい。キャサリン>>続きを読む
ずっと楽しみにしてた。アル・ヤンコビックの伝記映画って触れ込みのパロディ映画。1番似てるのは『ウォーク・ハード』だけど、そこにトレイ・パーカーとマット・ストーンのエッセンスも。後半ぶっ飛びすぎ。歴史改>>続きを読む
他者と他者、大人と子供、地方と都市、人間と自然。理解、和解の不可能性をただ見つめ続ける。アンチメロドラマ、アンチヒューマニズム。傑作。
あまりにも理想的な3人の関係と、健康的な展開に、思い入れることはできないが良い映画。世評通りジョン・マガロが絶品。バーのシークエンスで一瞬映る彼の耐えの表情たまらない。正直セリフがあまり面白くないのは>>続きを読む
ボロ泣きした。自分はクィア非当事者ではあるのだけれど、この孤独と不安は間違いなく見覚えがあったし、多くの人が人間関係において内包しているものでもあると思う。様々な意味で越境性を感じる。
アンドリュー>>続きを読む
ショーン・ダーキンほんとに凄い。普通に傑作でした。※カーテンコールエンド
クローネンバーグ息子的には前作の方が好きだけど面白かった。ティム・ヘッカーの音楽とてもいい。スカルスガルドは最近のテレビシリーズのゲスト出演(サクセッション、アトランタ、Mr. & Mrsスミス)の集>>続きを読む
AppleTV『シュガー』で引用されてて、久しぶりに見直してしまった。本当に何度見ても素晴らしい。暴力に次ぐ暴力。illな街。過激で切ない。
超最近のソフィア・コッポラらしいと思った。絶対にエモーショナルにならないドライなスタンスと、上流階級の退屈さを表現する淡々とした演出が信頼できる。
昨年末くらいに初めて見て、最高に気に入ってもう3回くらい見てると思う。ラロ・シフリンの温かいメロディー。
ジェームズ・L・ブルックスのプロデュース。レイチェル・マクアダムス、キャシー・ベイツとキャストのパフォーマンスが魅力的だが、1番すごいのは『ザ・カース』『オッペンハイマー』本作と全く違う役になりきって>>続きを読む
MV、CMぽいデジタルなテクスチャーの映像の中で、時折現れる黒沢清ジェネリックなワンカット。
最高の映画。『スパイダーマン ファーフロムホーム』の元ネタで有名だけど、『スパイダーマン スパイダーバース』一作目味も強い。1人のヒーローが殺され、その役割を担わなくならなければならなくなる青年。
めちゃくちゃ面白かった。ファティ・アキンの最高傑作、というか集大成的ですらあると思う。最近見にいく映画悉く乗れて嬉しい。
ラッパーの伝記映画、の中で、ジャンルレスな感覚でドライブしていくエネルギッシ>>続きを読む
結構待たされてたけど、いつの間に邦題と公開決まってて、危うく見逃すとこだった。
ナン・ゴールディンの人生(姉の自殺、アンダーグラウンドカルチャーとの接続、性的マイノリティのコミュニティでの生活、恋愛>>続きを読む
パーティー映画。フェリーニの中ではベタに『甘い生活』かこれが1番好き。『バビロン』の序盤のパーティーシーンはこれの丸パクリ。
これがノーランのベストかワーストかで分かれそう。反戦映画であることは前提に、結果的にスタイルにおいて、ノーランのやりたいことがどんどん不明瞭になっていく映画だと思った。すっかり巨匠路線に行くかと思われ>>続きを読む
本当にピーター・ウィアーの映画ほとんど見てなくて、これも実は初見。車がレンガ壁に向かい突っ走るところと、やっぱりラストの飛行機事故が素晴らしい。ここから『ファイトクラブ』『ファイナルデスティネーション>>続きを読む
少し前に見直したけど、本当に印象に残っている。
例えば、COVAN「U gotta love me」の"数字のない場所に行きたいと感じている、同時に目に見える価値を欲している"の"数字のない場所"は>>続きを読む
ディフェンスとオフェンス。『スパイゲーム』もそうだけど、本当はアクション映画とかですらない、こんな会話だけの映画をスポーツ映画のように見せてしまうことの感動が大きい。赤い帽子を被ったジーン・ハックマン>>続きを読む
ぼーっとみてしまって残念。でも大切なことたくさん言ってた気がする。要再見。
『人数の町』よりずっとずっと面白かったし、タイムリープもののアンビエントな魅力を、前面に押しているのも好感が持てる。この静寂の心地よさ、音楽的な映画感覚は青山真治『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』を思い>>続きを読む
人生の一本なのでいろんなことにムカついた時に大体見てる。
小6の時に初めて見た時、映画に共感したことなかったし、映画に共感なんて微塵も求めてなかった自分はクリスチャン・スレイターに凡庸に共感した。自>>続きを読む