第一次世界大戦前後が舞台。WW2が正義vs悪の戦いだとすればWW1は列強がドロドロとまるで昼ドラのような戦いを繰り広げているため、そこらへんの歴史に明るいとより一層楽しめることだろう。
紳士的な戦い>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
いよいよダニエル・クレイグ版の007最終章がやってきた。本来は去年に公開されるはずであったこの最終章は、コロナショックによって公開が1年ほど待たされることとなってしまった。
さて、出来栄えはというと>>続きを読む
フランク・シナトラ、ディーン・マーティン、ビング・クロスビー、サミー・ジョーンズなどの往年のオールスター・キャストで送る1930年ごろのシカゴを舞台にしたギャング映画。
…だが全体的に話が単調だった>>続きを読む
復讐、暴力、麻薬、セックス…
第2次世界大戦最末期の1945年3月9日に、日本軍の裏切りとベトナムゲリラの反攻で家族を殺されたフランス兵ロベールは、終わりの来ない戦場で徐々に壊れていく。本作で描かれ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
さて、ついに最新作にやってきた。時系列的には前回の続編という位置づけのようで、Qやイヴなど、前作から加わった人物たちも引き続き活躍する。その一方で、今回はこれまでのダニエル・クレイグ版007の総括的な>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
衝撃の終わり方だ… この終わり方は予想の範囲内だったともいえるし、一方予想外の終わり方だったともいえる。
なお、本作のロケ地には日本の軍艦島も入っているのが注目ポイントである。
ダニエル・クレイグ版007第2作目。前回の続編的意味合いが強く、冒頭銃でねらい撃ちされながらも車をかっ飛ばして逃げるボンドを見て、観客は「何が始まるんだ?」とスクリーンにくぎ付けになる。そして振り切っ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
今年11月「ノー・タイム・トゥ・ダイ」公開記念として、ダニエル・クレイグ版007を一気見していこうと思う。
第一作目は今作「カジノ・ロワイヤル」(2006年公開)。自分が小6のときにTBS系「水曜プ>>続きを読む
想像していたよりはるかに見応えがある作品だった。ネットでよく知られているエジソンの畜生エピソードもしっかり入っている。
ややもすれば感情的だが自分の理念に一途なエジソン、やり手実業家らしく理性的に目>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
あちらの方の本編はまだ見たことがないが、「スタンドバイミー」と雰囲気が似てるかな、と思った。(こちらは6割がた下ネタだが)家族のことでぼんやりとしたモヤモヤを感じ始めるお年頃。主人公3人組は別にスーパ>>続きを読む
面会に訪れた母が泣き出したとき、「ハンカチがない」と言ったあと、ティッシュを差し出すシーンが印象に残った。過激思想に忍び寄っても、根はいい子なんだな、ということがよくわかった。
今作品のメイン・スター、フレッド・アステア、還暦の父が絶賛していたがやはり噂通りピカイチだった。ダンスがうますぎる!(特にステップはめちゃ軽快)おまけにピアノも弾けるし社交ダンスもできるし演技もコミカ>>続きを読む
今更ながら初コマンドー。やはり例の界隈で語録として定着しているだけあって、その吹き替えは十中八九ツボになる。(ちなみにワタクシのお気に入りはショッピングモールのところの「変態ムキムキマッチョマン」。こ>>続きを読む
次世代型「ジェームズ・ボンド」。ただし秘密兵器的なものはあまりデカデカとは出てこず、どちらかといえば成長物語的要素が強い。
というか悪役のラッパーのおっさんが、現在のコロナウイルスの心情を代弁(?)>>続きを読む
4月、5月のコロナ・ショックによる封印期間を経てようやく映画鑑賞をじっくりと楽しめるような環境に戻りつつある。そして復帰後初の作品はこの、「卒業」である。
実はこの作品の原作を、もうすでに学校での英語>>続きを読む
すいません、途中から討論の内容について行けなくなってただ、「へー、そーなんだー」とお互いの口からひり出されてゆく言葉に圧倒されているばかりでろくにこの討論の内容解説などできやしません。(ただ僕には中・>>続きを読む
あの傑作コメディ、「最高の花婿」の続編。今回も多様なバックグラウンドをめぐってさまざまなドラマが繰り広げられる。ちなみに、前回よりも「毒」はマシマシなので、ご鑑賞の際はお覚悟を。実を言うと、僕も見なが>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
さまざまな愛の形が表現されていた作品であった。イボンヌとシモン・ダムは、昔愛し合ったことを今も忘れられずに離れ離れになった後もふと相手のことを思い返し、そしてイボンヌの双子の娘の姉、ソランジュはひょん>>続きを読む
最近花粉症がひどく、気分もブルーなまま劇場に行って観に行った作品だったが、見事に僕の鬱状態を吹っ飛ばしてくれた。久々によく笑える映画が見れた。
この映画の面白いところは単にジョークや下ネタやストーリ>>続きを読む
予備知識として持ってたのは、この映画のセリフが全編を通して歌に乗せて語られるということ。どういうことなんだろうと思ってたけど、一回見てみると、「あ、こういうことか」と納得できた。これまでレビューしてき>>続きを読む
最近、僕のレビューを読んでくださってるかたはお気づきかもしれないが、ここの所フランス映画が続いている。ただ今回は1960年代ではなく現代のフランスのお話だ。
1960年代当時はほとんど見なかった(で>>続きを読む
梶井基次郎の「檸檬」みたいな話。
病死の恐怖に取り憑かれた若いクレオがアルジェリア戦争期のパリのまちなかを転々としながら、時に落ち込み、元気を取り戻していくさまを淡々と、しかし暖かさを持った第三者視>>続きを読む
先日、恵比寿ガーデンシネマの特集上映で「女と男のいる舗道」を見たあとの、菊池成孔さんのアフタートークで「この映画とニコイチ」と薦められて観に行ってきた。僕の大好きな映画「勝手にしやがれ」を作った監督の>>続きを読む
まったくのド素人だった女が成長する過程を描く。
あと、セクハラ描写をわかりやすく描いているあたりは、近年の世相を反映させたものなのかな、と感じた。
「シクロ」同様、トラン・アン・ユン監督作品特有の映像美を存分に味わうことが出来る作品。なお、「シクロ」の方は暗色中心なのに対し、今作は明色が主で、しっとりとしたベトナムの美しい風物を鮮やかに映していた>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
まず、本作のタイトルにもなっている「シクロ」なるものについて簡単な補足を。シクロとは、ベトナムの三輪自転車タクシーで、本作の主人公はこの運転手をしている18歳の少年なのだが、前傾姿勢で一日中交通量が多>>続きを読む
ベトナム戦争を題材にしながらも、ほとんどのシーンは戦闘シーン以外のもの。
仲良しの5人組が戦争によってバラバラになっていくさまを描く。
最後にチャップリン扮する「独裁者」が語るメッセージは、当時の世界全体に向けたものだろう。この頃はまだ、アメリカは第二次世界大戦に参戦しておらず、自由と民主主義を擁護する全世界の「良心」として機能するこ>>続きを読む
予告編に「ネタバレ厳禁!」と書かれてあったため、これだけ書いておこうと思う。
この作品はアメリカ北東部ニューイングランド地方のとある田舎町が舞台なのだが、作品の中にも2010年代後半のアメリカ社会の>>続きを読む
名作ラブストーリー、「男と女」の登場人物たちのその後を描いた作品。二枚目のジャン・ルイも、さすがに50年も経つとちょっとボケ気味のスケベ爺さんになってしまったが、それでも着ている服装や顔つきは小綺麗だ>>続きを読む
本日、実家から帰ってきたその足で池袋のグランドシネマサンシャインに向かい鑑賞。平日の午後という時間帯にもかかわらず、席が7,8割方埋まっていたのが印象的だった。近年よく取り上げられているAIとその発達>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
2つほど、意外な点がみつかった。
一つ目は、ナチス側は思ったより丁重に捕虜を扱っていたこと。ある程度の自由はあったのだ。また、連合軍の捕虜のほうもまた余裕しゃくしゃくとしていた。てっきり、虐待が度を>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
三船敏郎演じる菊千代がとにかく痛快だった。型破りで豪快、そしてみんなから慕われていく様子は、まるでこち亀の両さんみたいだ。だからこそ、最後まで死なずに残ってほしかったなぁ…と観ながら応援していたクチで>>続きを読む
もしかしてこれ、「フォレスト・ガンプ」の原型になった話かな?共通点もあるし(共に母子家庭)
アメリカでウーマン・リブやLGBTが初めて社会的に受け入れられた時代が舞台の作品で、主夫というのも珍しい存>>続きを読む
んー、ちょっとリナがかわいそうに感じた…
マリリン・モンローのような「おマヌケなブロンド娘」のポジションとしていけたはずだと思うのだが…