lessthanzeroさんの映画レビュー・感想・評価

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セーヌ川の水面の下に(2024年製作の映画)

3.8

セーヌ川に出現した淡水でも生きられる巨大な鮫、その鮫を保護しようとする過激な環境保護団体、鮫の出現を報告されてもセーヌ川でのトライアスロン大会を強行する市長と、アホ設定からの期待を裏切らない大惨事発生>>続きを読む

マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.3

フュリオサの苛烈な運命と復讐を描いたデスロード前日譚で間違いなく傑作。フュリオサが片腕を失った壮絶な原因と額にペイントを施す理由が明らかにされる。
シリーズ史上最長で120分超えだが、5章仕立てで長い
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ファーゴ(1996年製作の映画)

3.2

実話ベースの犯罪物。
フランシス・マクドーマンド、ウィリアム・メイシー、スティーヴ・ブシェミ、ジョン・キャロル・リンチ、ピーター・ストーメアと曲者揃いの配役。
特に粗暴でサイコパス的キャラのグリムスラ
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ブルービートル(2023年製作の映画)

3.6

ご陽気な家族にそそのかされて、開けてはいけない箱を開けてスカラベに寄生され、スーパーヒーローと化したメキシコ系青年アマメの物語。
意外に面白かった。
武装化する時に服が燃えてしまい、元に戻った時全裸に
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怪物の木こり(2023年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

戸城が安易に違法捜査をやり過ぎ。
脳チップが簡単に壊れ過ぎ。
ラストに口ポカーン。

サイコキネシス 念力(2017年製作の映画)

3.5

力を得るきっかけとか飛翔するシーンとか『クロニクル』ライクな超能力物。
敵の一人がジェラードンのかみちぃにめっちゃ似てる。
ラストであれだけの力をすんごくくだらない事に使ってるのに笑ってしまった。

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.0

久しぶりに鑑賞したけど、やっぱり面白い。
空から星の役割をしているライトが落下する冒頭が秀逸で物語にぐいっと引き込まれる。
トゥルーマンの脱出を防ぐ仕掛けの山火事とか原発事故とかに爆笑。考えたのはクリ
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ガンズ・アンド・キラーズ(2023年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

過去の所業により妻を殺された男が娘と共に復讐する西部劇。95分と短く、復讐一直線の物語構成が清々しい。
娘は感情が無くて高い知能の持主。未経験の射撃も少しの練習で易々と体得するので、この子が最終的に仇
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猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)

3.3

エイプ達の映像進化は凄くて、顔面筋肉の動きで見せる表情とか体毛とか実にリアル。同じチンパンジーでもキャラクターの見分けは容易にできた。
主要キャラはほぼエイプで、知ってる役者はウィリアム・H・メイシー
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MEMORY メモリー(2022年製作の映画)

2.9

リーアム・ニーソンが認知症による物忘れに悩まされる殺し屋で無双キャラではない設定は斬新。
久しぶりに見たガイ・ピアースが渋いオヤジと化していて、直ぐには分からなかった。

シン・ゴジラ:オルソ(2023年製作の映画)

3.9

シンゴジラは時代が現在という事もあるし、カラー版で見たゴジラの赤い体液などの印象が強く残っている事もあって、モノクロよりカラー版の方が良いですね。

鬼畜(1978年製作の映画)

3.8

主人公の宗吉は気が弱いダメ人間で、追い詰められた事で鬼畜行為に手を染めるのだが、妻のお梅のナチュラルボーン鬼畜っぷりが兎にも角にも酷すぎる。宗吉が全てを自白しない限りは、お梅は罰せられないと思われ、そ>>続きを読む

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.0

劇場映画としては起伏が少なく、ストーリーが弱い印象。

ゴジラ-1.0/C(2023年製作の映画)

4.0

モノクロ映像にする事で終戦直後の雰囲気がカラー版よりも強く感じられるし、色の情報を削る事でSFXもリアル感が増している。とくにゴジラが熱線を吐く前の背びれが飛び出しながら発光するシーンが痺れるくらい良>>続きを読む

ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.9

怪獣が多数登場し、冒頭から怪獣バトルが繰り広げられる王道怪獣映画。
ゴジラがブレーンバスターを繰り出すところなどは昭和ゴジラシリーズを思い出す。
敵のボス猿スカーキングはアイテムの力で服従させている怪
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.8

鬼太郎前日譚で、鬼太郎誕生の経緯と親父が目玉だけになった原因が明かされる。
舞台は昭和31年、哭倉村で起こるおどろおどろしい連続殺人事件をまだ身体がある頃の鬼太郎父と水木が調査する一種のスーパーナチュ
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ロスト・フライト(2022年製作の映画)

3.1

航空機が悪天候で島に不時着するが、その島が無法地帯で人質に取られた乗客を機長と輸送中だった元軍人の殺人犯が助け出すというフライトパニック+ランボー要素のハイブリッド映画。
てっきり機長(ジェラルド・バ
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シティーハンター(2024年製作の映画)

3.2

原作を読んだのはずいぶんと昔なのでストーリーはあまり覚えていないが、鈴木亮平はじめ配役は概ね原作にマッチしている。
ただ香役はちょうど『虎に翼』を観ているタイミングなので、役者の責任ではないが、香が花
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.4

スタンダードサイズの画角、時代設定もほぼ同じと黒澤版への敬意を感じる。
だが黒澤版より約100分短くした事で、課長と息子との関係性が薄く感じられるし、課長が生まれ変わった後のエピソードも少なくて全体的
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恐怖の報酬(2024年製作の映画)

2.6

時代設定が現在なのに、爆薬として扱いが厄介なニトロを選択するところが理解不能。
主役兄弟のうちスキンヘッドの奴がヴィン・ディーゼルに似てるな。

インファナル・アフェア(2002年製作の映画)

4.0

UHDで再鑑賞。
劇場での初回鑑賞時には警察側のアンダーカヴァーであるヤン(トニー・レオン)にばかり注目したが、何度か見直すうちに宍戸錠系濃ゆい顔のウォン警視(アンソニー・ウォン)とガッツ石松系猿顔の
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ドラキュラ/デメテル号最期の航海(2023年製作の映画)

3.2

舞台は19世紀末、ロンドンに向かう帆船内の荷物に潜んだドラキュラが1日に1人ずつ乗員を襲って行くというエイリアン1作目の原典的なゴシックホラーで雰囲気はかなり好み。
子供も例外なく襲われるのも良い。
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トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

3.0

頭空っぽにして観る系シリーズ最新作。コング的キャラとかアイアンマン的キャラとか登場して、もう何でも有りですかと言いたくなるけど、楽しめた事は楽しめた。
ただ死んだキャラクターを安易に復活させるところは
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.8

3時間の長尺の上、大半が会話劇故に台詞の聴き取りに脳のリソースを使いかなり頭脳が疲労。
ロスアラモスでの原爆開発のくだりにはのめり込む。一方でかなりの尺を取った公聴会のシーン、特にストローズが対象のと
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ロードハウス/孤独の街(2024年製作の映画)

3.5

流れ者が酒場の用心棒として雇われ、悪党達を成敗して去って行く西部劇スタイルの頭空っぽにして観るエンタメ。ダグ・リーマンの得意分野だね。
悪党は倒されるが酒場もめちゃくちゃに破壊されてしまうという黒澤『
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処刑人(1999年製作の映画)

3.3

イタリアンマフィアの友人が酒場でロシアンマフィアに襲われたところを手助けした事をきっかけに悪党成敗を始めた兄弟のデス・ウィッシュ系の私刑物語で『処刑人』というタイトルは分かりやすいが、原題の”Sain>>続きを読む

タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

3.7

Amazonプライムで近日配信終了という事で駆け込み鑑賞。
一見すると不気味な二人が実は優しいが、溺れている女子大生を救けたところ、その仲間達に誘拐と誤解されてから後、女子大生を助けようとした仲間達が
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

砂虫ライド、砂漠での戦闘など原作世界を見事に映像化。
一瞬しか出ないアニャ・テイラー=ジョイ、無能な設定故に活躍の場がないバウティスタ、皇帝役のクリストファー・ウォーケンなど贅沢過ぎる程の配役。そして
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マッドマックス2(1981年製作の映画)

4.0

UHDで再鑑賞。
所々、粗い箇所もあるが、全体的には予想以上の高画質。
インターセプターのボディとかマックスの革ジャンとかの質感が伝わって来る。
ガソリン輸送用のトラックを運ぶ報酬がインタセプターに満
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.7

冒頭の劇中劇でのあり得ないカーチェイスを観た時点で、リアリティは求めず荒唐無稽エンタメとして観る決意を固め、単純に愉しむ。
エリーの小説が現実の預言となっている設定は、朗読会の質疑応答などで伏線仕込ま
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