「お金は返せばいいというものではない」。表面上は穴埋めができていても不正に手を染めたら”真っ当”ではいられなくなる。考えさせられますね。ヴェニスの商人になぞらえた筋書きには静かな迫力があります。派手さ>>続きを読む
支援を受けられず、満足な装備や情報が無い中で、どう立ち向かうのか。ビルの潜入シーンもコードを手に入れるときも、スマートとは言えない作戦でトラブルにその場その場で対応するゴリ押しな感じがありますが、だか>>続きを読む
もっとも好きな映画のひとつです。ショーンやランボー先生との関わり、チャックら仲間たちの思い。どれも真剣にウィルと向き合っていて、心と心で触れ合っているのを感じます。良いシーンばかりですけれど、「君は悪>>続きを読む
不思議な感じのする作品でした。本筋は息子を巻き込んだ麻薬組織への復讐だったのに、ネイティブアメリカンの権力者や麻薬組織のボスの勘違いから、どんどん複雑な構図になっていきます。かといって、重い話が続くわ>>続きを読む
今回は事件に巻き込まれる側なので、綿密な計画を練って任務を遂行する、「作戦がハマる」気持ちよさはあまりありません。任務の目的がフィアンセの救出というのも私としては盛り上がりにくい内容でした。おもしろい>>続きを読む
何の気なしに見始めたら良い意味で予想を裏切ってくれました。めちゃくちゃ良かったです。
古びた銭湯を中心に、それぞれの登場人物が抱える”ものがたり”が展開していく群像劇。思わずグッとくるお話ばかりで、「>>続きを読む
格闘、銃、バイクとアクションで魅せる内容でした。1の宙づりシーンのオマージュもあり、なかなか良かったかなと思います。ストーリーとしてはナイア・ホールとの恋愛が全面に出ているため、シンプルな展開になって>>続きを読む
ハラハラするシーンの連続。いまとなってはありふれた展開なのかもしれないけれど、裏切り者の正体やイーサンを罠にはめるトリックは、初見のときにとても驚いたのを覚えています。宙づりのシーンはもうミッションイ>>続きを読む
『シャイニング』では得体の知れない気味の悪い存在があって、それによって気が狂ってしまう悍ましさがありました。一方、『ドクター・スリープ』では”シャイニング”=超能力的なチカラを持ったもの同士の能力バト>>続きを読む
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シリーズのほか作品よりもドラマ要素が強めでしょうか。真実を明らかにすることで誰かを追いつめてしまう構図は『容疑者Xの献身』でも見られました。しかし、本作ではその先の、容疑者の選択によって大きく”これか>>続きを読む
ドラマ版(2009年)を見た後だからどうしても比べてしまいますが、どうも人間関係の描き方が希薄に感じます。宮さんは赤松社長に全然寄り添ってくれないし、もんたに熱さが足り無いし、沢田さんと赤松社長との関>>続きを読む
かなり過激なブラックコメディですが、被害のはじまりが犯罪者でしかないヴィーガンだったので、それほど痛ましさは感じませんでした。ヴィンセントとソフィーがヴィーガンの人々を品定めするシーンの可笑しいこと。>>続きを読む
鉄の腕輪を幾重にも付けて両拳で戦うスタイル(鉄線拳)はカンフーハッスルにも登場しましたね。鉄線拳を知っているこちらとしては、なかなか鉄線拳が現れないことにやきもきさせられましたが、鉄線拳が生まれた経緯>>続きを読む
天才的な射撃の腕を持つ主人公・ミレスは、防弾チョッキをも貫く45口径の弾丸「ミョルニル」を開発したことをキッカケに、悪徳警官・ミロに目を付けられ、事件に巻き込まれていく。
元々ミレスの中にも凶暴性があ>>続きを読む
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一度食べたものの味を記憶し、完全に再現できる”絶対味覚”の能力と、依頼を受けて思い出の味を再現する仕事は、結局のところ依頼されたものを過去に食べているわけではないから結びつかないように思います。まあ、>>続きを読む
最初は何がテーマなのか、主人公・八角(野村萬斎)が何をしたいのかが掴めず、うーん? となっていました。それが、まさかとてつもなく大きな問題が裏に潜んでいるとは。真相が明るみになり、物語が繋がってからの>>続きを読む
人が良く、高齢で、度胸のある主人公アール・ストーンは麻薬組織の運び屋として次々と仕事をこなしていく。手にした大金で家族を支えようとするけれども、うまくいかず、「時間は金で買えない」というセリフにいろい>>続きを読む
ただただひたむきに走り続けるフォレストの姿勢が周りの人々の心を打つのでしょうね。愛の意味を分かっていなかった昔のフォレストと、分かった今のフォレストの演じ分け(?)が素晴らしかったです。
ママの「死は>>続きを読む
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大統領専用機エアフォースワンがハイジャックされ、大統領・ジェームズ・マーシャル(ハリソン・フォード)やその妻娘を含めた多数が人質に。ハイジャックの首謀者・イワンは投獄されている独裁者・ラデク将軍の釈放>>続きを読む
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ゾンビが大量発生した町で”イケてない”、”オタク”のボーイスカウト3人が大活躍。
ちょうど良いB級ゾンビ×コメディでした。ちょうど良いグロ要素、ちょうど良いレベルの下ネタ、ちょうど良いくだらなさ。頭空>>続きを読む
ニューヨークのバイクメッセンジャー(書類などを自転車で配達する仕事)をする主人公・ワイリーは、中国人女性・ニマから1通の封筒の配達依頼を受ける。ニューヨーク市警の悪徳警官・マンデーはこの封筒を渡すよう>>続きを読む
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コンチネンタルでサンティーノに対する仕事(チャプター2)をおこなったジョン・ウィックはその制裁を受ける。追放処分によってすべてのサービス(協力)が停止され、そのうえ、ニューヨーク中の殺し屋に狙われるこ>>続きを読む
ネット掲示板2ちゃんねるの書き込みを元にしたドラマだそうですね(ただ元ネタとは全然違うみたい)。異世界に繋がる電車と、存在しないはずの「きらさぎ駅」。私が”あっち側の人”に襲われる演出が苦手ということ>>続きを読む
謎の感染症で人々がZQN(ゾキュン)に変貌していく中、主人公・鈴木英雄(大泉洋)と、逃げる最中たまたま出会った女子高生・比呂美(有村架純)が生き抜くためにもがく。
邦画ゾンビ物ですね。ゾキュンのビジュ>>続きを読む
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NFFAが再び政権を得て、パージを復活させる。新しいアメリカの始まり? を主張するNFFAだが、いままでのようにはいかない。パージの夜が終わっても、暴走したパージ過激派は「解放」を止めない。歯止めがき>>続きを読む
親の葬式に娘の結婚、夫は失業……。50代の夫婦にお金にまつわるトラブルが次々にやってきて、どうしよ~! 出てくる人がみんな良い人で、前向きになれる楽しいエンタメでした。生前葬のところでは少しほろりとし>>続きを読む
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5年前の事故で昏睡状態に陥った母・繭子と、足に障害を負った父・司朗、顔に火傷を負ってお面を外せない妹・るな、そして自分だけが助かったことで心に傷を負った主人公・花。少し不自然な感じ、不穏な感じがある窪>>続きを読む
良いコメディでした。料理の腕はピカ一だけども、それがゆえに妥協できず、数々のレストランをクビになっていたジャッキー。三ツ星レストランのシェフながら、スランプを感じていたアレクサンドル。ひょんなことから>>続きを読む
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西野(香川照之)の気持ちの悪いサイコパスな行動と雰囲気がすごかったです。それ以外は意味が分からない部分が多くて掴み切れませんでした。
主人公・高倉(西島秀俊)が、隣人がおかしいと確信するきっかけにも>>続きを読む
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ホラーではあるけれどエンタメにグッと寄った作品ですね。怖いよりも楽しいが勝つ内容でした。得体のしれない何かが「来る」さまざまな演出に魅せられます。宗教関係なし、使えるものはすべて使うお祓いは凄まじい迫>>続きを読む
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どんどん不気味さを増していく展開にハラハラドキドキ。少し変わった9歳の女の子・エスターが、「少し変わった」程度ではないことが徐々に明るみになっていくエピソードの数々もそうだけど、家族の、とくに母・ケイ>>続きを読む
事件の後遺症として「眠ると記憶を失い、20代前半の私に戻る」記憶障害を持つ40歳のクリスティーン。夫のベンは優しく、医師のナッシュは無償で治療に協力してくれているが、どうやら隠し事をしているらしく……>>続きを読む
オマーン戦争を題材に元イギリス陸軍特殊空挺部隊(SAS)隊員であるラナルフ・ファインズによって書かれた小説『The Feather Man』が元だそうです。
派手ではないけれど、クールなアクションは観>>続きを読む
実業家デューク兄弟の賭け「人を決めるのは環境か遺伝か」に巻き込まれ、人生を入れ替えられたルイスとビリー。金にものを言わせたデューク兄弟の”おふざけ”はあまりにもひどい。真相に気付いたビリーがルイスに話>>続きを読む
現金輸送車の護衛をする警備員として配属されたパトリック・ヒル(偽名、ジェイソン・ステイサム)が主人公。時系列を前後させながら、犯人側とヒルの側の経緯を公開していく見せ方がとても良かった。ヒルの目的が明>>続きを読む
寒波でホームレスの凍死が珍しくない日々。ホームレスたちは公共図書館を占拠することで抗議する。日ごろ、やり取りのあった図書館員も共に立ちこもり、彼らの主張を代弁する。スタインベックの引用が美しく、とても>>続きを読む