いや、かっこいいな。
画と情緒が見事に昇華しつつ、井上陽水で決めるやり方。
アートの、自己の解放とある種の癒し。
カメラの距離と位置、音の流れ、あのシーンの編集。
何となく気づいていたことに名前がついたらもう後戻りはできない。
映画における「女性の客体化」「男性のまなざし」を分類して構造を解体する。
つい先日観て感動していたヴェンダースの『パリ、テキサス』>>続きを読む
観ている間は通り過ぎてしまう事柄が多かった。振り返って、あれは何だったんだろうと考え噛み締める。
ストーリーテリングも不鮮明で、流れをぶった切るような音の演出もあり、普通にアート映画。でもこれを世界>>続きを読む
まさかのシネスコ画面に驚き。隅々まで絵があるってこんなにも迫力が出るんだ。その時点で気合いを感じる。
序盤の抑えた雰囲気もいい。レースが始まってのPOV視点、内側に音がこもる感じの演出。そして、ポッ>>続きを読む
存在についての映画だと感じた。
ここにいないこと、どこかにいると感じられること。会話して実際に感じること、触れること。
観るまでに抱いていた映画のイメージと全然違っていて、とっつきやすく、こんなに>>続きを読む
当たり前だけどスクリーンの中に観客の声は届かない…
登場人物と観客の気持ちがこんなにピタリと一致する作品もなかなかない。
照明とか含めて撮影が美しい。そして、ジャンプスケアなしでここまでやれるの巧過>>続きを読む
スコアがすぐにはつけられないなー。良いか悪いかで言えばすごく良かった。
スターサンズ制作だからおいそれと太鼓判を押すのが憚られると言うか。映画時間の中ではセンセーショナルなことは何も起きてないし、事後>>続きを読む
森田想さんこと葵の登場シーンで高まった。
出だしから世界観に引き込まれるけど、ちょっと話がシンプル過ぎたかなー。後藤のキャラが良かったからもっと欲しくなった。
喧騒の中の孤独、疎外感。
ニナ・メンケスを形作るところを味わえる。
とは言っても実験映画の賞を取るような作品なので観づらくてしびれる。
野球部が試合している間に女子はどこで何をしていたか。
高校演劇だから、子供だから、女だから、というまとわりつくものをぶち破るほどの強い脚本。
数年前になんとなくタイトルを聞いたことがあったけど、な>>続きを読む
真実は裏側にあるから全部撮って、とかづゑさんが宣言する冒頭から掴まれる。
感情豊かで聡明な彼女から表現される言葉や態度から孤独や痛み、親密さに触れることができる。
それにしても、昨年から引き続>>続きを読む
肉体や発声に至るまで冴羽遼に限りなく寄せた鈴木亮平すごい。
Netflixは予算がありそうでいいなー。
パスト・ライブス。あの頃に手をあてて。
震災を経験した過去、避難所団地で生活する今。あの頃好きだった「うた」を通して人生の違う側面に光を当てる。自分の歌声で自分を肯定する。
なんかもうそういった一>>続きを読む
10日目あたりから観るに耐えなくなってきた。
撮影者の息遣いと感情や映り込む人々のその後を追う様子は、ニュース番組で見る編集後の映像では見ることができない。
そして、映画館の暗闇の中で反芻する。>>続きを読む
現在も活躍しているナン・ゴールディンという素敵なアーティストを知ることができ、それだけでも満足。
観る前は「オピオイド危機」の映画だと思っていたが、序盤はゲイ&レズビアン映画で中盤はアクティビスト>>続きを読む
気軽に観られる洗練された作品。フランスで1週間で7万も動員されて、有名俳優が出ている訳でもないのにこんなにお客さんが入ることが素晴らしい。
観終わって1日経ってから思い出すといい味出てくるし、人によって味が違うと思う。
ありがとう、人間ってやっぱり気持ち悪いんだよなー。
そして、青春の終わり、子供時代の終わりを知ることは切ない。
自己嫌悪、自己批判を通り越して自分殺し。潔くて好き。
ミア・ゴスの時代はまだ続く。
人類史の分岐点の映像化と、膨大なテキストの前のめりな編集力がすさまじい。が、馴染みのない赤狩りの様子がザッピング的に繰り広げられるのでやや難解。
その後の世界を生きている私は、"どうしたら核を無くせ>>続きを読む
もうキャーって感じ!
フローレンス・ピュー!キャー!
まさかデューンがワーキャー映画だったとは…
これレア・セドゥだよね。いろんな人が出てきてまさに美の祭典。