マーキュリーさんの映画レビュー・感想・評価

マーキュリー

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バティモン5 望まれざる者(2023年製作の映画)

3.0

棺桶を階段で運ぶシークエンスの手汗すごかった。突然の市長の卒倒とか上階からの物投げシークエンスとか最高なんだけど前作に比べると政治色の前のめり感が強くなってると思う。あまりにも主人公に背負わせすぎて男>>続きを読む

ありふれた教室(2023年製作の映画)

4.0

主人公が咄嗟の判断をミスしがちな人であることを説明する初手からものすごいサスペンスフル。(手のひらにボールペンで電話番号をメモる…!)視線の映画としてとても面白い。問題のブラウスがめちゃくちゃダサいこ>>続きを読む

異人たち(2023年製作の映画)

3.0

トリップから覚めるところまではむちゃくちゃ良くて人と人が触れることにこんなに濃厚な映画を久々に見れて温まった。けど境界線曖昧好きとしてはこれははっきり見せすぎだし、あまりにもウェット。どんだけ涙見せる>>続きを読む

名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

2.5

アニメで海中が舞台というのは厳しいのか…?潜水艦好きなはずなのだけれども。過去の映画で蘭とコナンの水中人工呼吸があってそれを鮮烈に覚えてたから躊躇なく灰原verを見せられて笑うしかなかったけどその不躾>>続きを読む

Here(2023年製作の映画)

3.5

画面はゴーストトロピックよりこちらの方が良いと思う。スープを色んな人にお裾分けすることで紡いでいく物語。雨の出会い×2。

ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

4.0

終電逃したおばちゃんの真夜中冒険映画。市民の夜行生活の断片に触れまくって楽しい。

デ ジャ ヴュ デジタルリマスター版(1987年製作の映画)

4.5

私の大好きな境界線曖昧映画!!史劇の方が良すぎる確固たる差と、序盤がつまらないていうのは正直あるとは思う。湯煙おじさん!!

陰陽師0(2024年製作の映画)

1.5

1.0点をつけるほどの愛嬌もないただの駄作。ドラゴンが来る草原〜扉を体当たりでぶち開けるシークエンスだけは良かった。

アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.0

鬼父がホルト・マッキャラニーで本当に良かった。ちゃんと一歩引いていた。三途の川のとこまじ泣き。サングラス〜松葉杖までの流れ神すぎる。

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.0

ずっとフワフワとどうでも良い話だな〜とノレてなかったんだけど、タクシーまで送ってくシークエンスがむちゃ良かった。スーツケースを少しずつ避ける、少しずつ向き合う、切れ込みの深いスカート、横移動、タバコ吸>>続きを読む

神の道化師、フランチェスコ デジタル・リマスター版(1950年製作の映画)

4.0

後半少しウトウトしてしまった。人間縄跳びがヤバすぎる。ロングショットどれも良かった。

悪魔のシスター デジタルリマスター版(1973年製作の映画)

4.0

端から端のキャラまで濃ゆくて最高。ハッピーバースデーを描く/悶え苦しむ のカットバックの音楽の差に笑いを堪えてた。結局あの記者なんやったんや…よかった…

奇跡(1954年製作の映画)

5.0

凄すぎて何言っても戯言にしかならないド級の映画をひっさびさに見てしまった………。キリストのこと何も知らないけど何故かすごい胸打たれる。カメラが動くだけで、画面外から音が聞こえるだけで緊張する。次スクリ>>続きを読む

不都合な理想の夫婦(2020年製作の映画)

3.5

馬のマグカップが大陸を渡ってもずっと居てくれてることに妙な安心感がある。車の中にまで持って行ってるのがよかった。ジュード・ロウの野望がぶっ飛びすぎてて少しノイズではあるもののそれぞれのストレスの描き方>>続きを読む

ペナルティループ(2024年製作の映画)

4.0

前作に比べて肩の力がかなり抜けて見やすかった。会話の空気感がむちゃくちゃ良い。これは全力で推す。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

1.5

大河ドラマの総集編でも見てる?という終始慌ただしい編集にゲンナリし、劇伴が他に類を見ないほど鳴り続けてて、例の実験の一瞬だけ無音になり、そこで差をつけたいのはわかるけど、無音の時間は5秒程度ですぐまた>>続きを読む

人数の町(2020年製作の映画)

2.5

たしかに撮影は良いと思うけど、この映画自体が主人公の中村倫也にあんまり興味がないのか、石橋静河の方が人間的掘り下げがちゃんとされてるし被写体として動きが多いので、彼女にしか目がいかない。脚本か役者か演>>続きを読む

ブレイキング・ニュース(2004年製作の映画)

4.0

銃撃戦うおお〜!!ビル?マンション?内の突撃シークエンス、廊下の狭さや陶器タイルの反射を活かしててむちゃくちゃかっこいい。ちょっとダレてきたか?てタイミングで謎に手の込んだ最高の料理シーン(🐻エプロン>>続きを読む

劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

1.5

回想シーンの多さをこんなに呪った映画も久々。せっかく良いアクションも回想にぶった斬られるし、回想も知らん練習試合の会話ばっかで何も繋がってこない。「繋げ」て幕があるから余計イラつく。

TAR/ター(2022年製作の映画)

3.0

演技くどそうって思ってたけどそんなことよりケイト様ビジュが最強すぎてそれがこの映画全体を支えてると思う。扱ってる主題のむず痒さみたいなのもビジュが中和してるし。ただ話は長い。特に前半の会話シークエンス>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.0

裁判こんなんでええんか映画として面白い。あと弁護士との関係の危うさ。でも、例の夫婦喧嘩で唐突にセックスの話をぶち込んでくることに脚本の存在を感じてノイズだった。

瞳をとじて(2023年製作の映画)

3.5

正直前半退屈な時間がまあまああったけど見つかってからはずっと面白かったし何よりラストの切り返しやばすぎ。

エル・スール(1982年製作の映画)

4.0

前半少し寝てしまったけど、例の会話のサスペンス…!隣で結婚式やってるのも…。

ダム・マネー ウォール街を狙え!(2023年製作の映画)

4.0

電話しながら豚や魚に餌やりしてるのとか配信中に育児やビールとか色々工夫あって面白い。豚がキッチンに居るだけで面白いけど。前日に『瞳をとじて』を見て時間をかけることにうっとりした後に編集ラッシュの本作を>>続きを読む

サン・セバスチャンへ、ようこそ(2020年製作の映画)

3.5

往年の古典映画オンパレードがとても軽やかだったけどリアルタイムの会話シーンは窮屈だった。が、早口スペイン語の怒鳴り合いのシーンが動きが多くて構図含めて良かった。ん"ーッ‼︎て怒り方可愛い。"高尚な"趣>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.0

カラオケシーンの編集のスムーズさ、学校生活の瑞々しさ、綾野剛のスーツ