hatoさんの映画レビュー・感想・評価

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青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

4.0

ジミーやアミが旅に出たように自分の道は自分で1歩を踏み出して見つけ始めるしかなくて、それで一方、その一歩は他人や周りの環境、自分ではコントロールできないものから踏み出せる1歩で、そういう矛盾だらけなも>>続きを読む

シティーハンター(2024年製作の映画)

3.2

80年代新宿が舞台だった原作を現代版に再設定したというコンセプト?所々のアイテムに時代感覚のズレがあって気になる。海外が描くヘンテコ日本を見ているような感覚だった。総じて言うなら海外でも認知度が高いア>>続きを読む

ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.0

古臭い怪獣ドッタンバッタン劇、古臭いコメディ、地中の壮大な世界観と相反するシンプルすぎるストーリーかつ、数十年前の映画と認識させられるような古臭さが笑える。

そういえばタイトルはゴジラxコングだけれ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

寝かせれば消化できて言語化できるかなと思ったけれど全然できなかった。
表面的なところで言えばエマ・ストーンの演技力が圧巻。マーク・ラファロのこれまで見なかったキャラクターの演技もよかったな。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

待ちに待ったノーラン最新作

時間をいじるのが大好きなノーランが史実ベースの作品をどう見せるのか気になっていたところ、しっかりやってくれた。ちなみに同じ史実ベースの作品としてダンケルクは陸海空の時間軸
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オートクチュール(2021年製作の映画)

3.3

Dior専属のクチュリエールが衣装を担当してるとのことで艶やか衣装に溢れていることを期待したけれど、内容は仕事と親子関係と社会課題とシリアスな方向なのが意外だった。

トゲあのある言葉の数々に気持ちが
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

5.0

上映が終わった時、なぜ自分は今砂の惑星にいないんだ?という混乱を起こすくらいの没入感。現実世界に戻って来れなくなる。

感無量。オールタイムベスト入りです。

前作からの2年半、小説読んでわけわからん
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パレード(2024年製作の映画)

3.7

「映画こそ、自由であるべきだ」
と彼は言った。
このコピーがパレードというこの映画の全てだと思った。生と死から人と人、そして映画と映画、自由に繋がっていくこれらがこの映画が伝えたかったことだと理解した
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ソウルメイト(2023年製作の映画)

4.0

人との繋がりは複雑に絡み合っている

子供から大人までの青春の甘酸っぱさと人生の儚さが繊細に描かれていて涙腺も緩む。ソウルメイトというワードは作中には出てこなかった(気がする)けれど、心から大切な人を
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

2.5

ロケーション以外にこの映画のいい所が見当たらない。
最初の山のシーンでのライティングを見せられた瞬間からダメなやつだと確信。ザ・ジャパニーズ低クオリティ。
合わなかったですごめんなさい。

劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

4.5

映画館で観るハイキュー、最高すぎた。
スパイクとレシーブの音、コートを走るスピード、大画面だからこそ際立つ演出が多くてさすが劇場版という出来だった。

白鳥沢戦や稲荷崎戦と比較すると劇的な展開はないも
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

-

「チャーリーとチョコレート工場」と比べて設定とウィリーウォンカのキャラクター対する認識がズレる部分があるから別物として観るのが○

ティムバートンの作る若干ダークな世界観に対してハートフルな世界観とス
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ウィッシュ(2023年製作の映画)

3.6

ディズニー100周年、星に願いを、そしてウィッシュ
記念イヤーに相応しい内容だった

吹き替えで観たからか、声の主が頭に浮かびすぎてノイズになってたけれど曲があまりにもよすぎる。歌詞を繋いで大勢の合唱
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ナポレオン(2023年製作の映画)

3.9

戦争の映画、そして人間ナポレオンの映画

無敵の英雄とも言われるナポレオンだけれど、その呼称に至るまでにどれだけの犠牲があったのか。作中とにかく人が死ぬ、死ぬ、死ぬ。オープニングから強烈なインパクトを
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

5.0

あまりにもよくてレビューがずっと書けなかった

"映画"を観たという充実感にこの上なく満たされた

マーベルズ(2023年製作の映画)

-

年内最後の劇場でのMCU

ペラッペラのストーリーとは対照的にアクションは見応えあり。スーパーパワーを使うCG映像というより、3人がスイッチする肉体的なアクションがよかった。鑑賞料金3200円払ったか
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.9

絶望の世界で生きる光も無い中どう生きるのか、人生、というより万物の生を描いたような映画だった

役者陣の演技がピカイチで、まさかゴジラで泣くとは思わなかったな(急なキャラ変換にはちょいちょい笑っちゃっ
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ドミノ(2023年製作の映画)

3.3

ネタバレ厳禁すぎて何も書けない

伏線とかはほぼなく展開は全く読めない。ほえ〜と思ってたら1時間半が終わってた。うわ、騙された〜みたいなどんでん返し系映画を求めるならこの映画ではないと思う。

かと言
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

4.5

とんでもない世界観だったなー

ブレードランナーで描かれたレプリンカントのいる世界、あの映画も衝撃的だったけれど、時代も進み、新たな映像表現の衝撃を味わった。

映像表現はSFであってもリアルに近付け
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(2023年製作の映画)

-

くっそくだらないことをめちゃくちゃ丁寧に説明してくれる17分。これくらいがちょうどいいと思った。

ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

-

ウェスの世界観の中でまたレイフ・ファインズが見れてそれだけでいい

パプリカ(2006年製作の映画)

4.4

作中で夢が夢を侵食していくように、画面から観ているこっち側にも悪夢に侵食された気分だった。現実なのか、夢なのか、夢の中の夢なのか、とにかく気分が悪い。

ノーランに影響を与えたのも納得。こんなに強烈な
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ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出(2023年製作の映画)

5.0

ディズニー100周年おめでとう!

ディズニーキャラたちが集合して星に願いをを歌って、もう泣いちゃうよ

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

-

ウェス・アンダーソンめっちゃ好きだったのにフレンチ・ディスパッチからの急降下がエグい。今作はさらに下回ってきたという印象。

シンメトリー構造にパステルカラーの映像。圧倒的映像センスのワクワク感に加え
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ダンサー イン Paris(2022年製作の映画)

-

精神的解放の究極系

人生で必ずぶつかる何かしらの壁、その乗り越え方、乗り越えた先にあるもの、人生はまだ終わっていないと教えてくれた

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.6

ゲームからル・マンへ、ゲームからハリウッドへ

轟音上映で鑑賞
「フォードvsフェラーリ」、「トップガン マーヴェリック」と並ぶ映画体験だった。

シミュレーションゲームからリアルに展開する映像表現、
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悪い男(2001年製作の映画)

3.8

女を地獄に落とすことで愛を表現する男と、地獄に落とされた男に依存して依存が愛に変わる女の歪すぎる愛の形

普遍的な価値観というモノサシでは語れない愛でも、当人たちのモノサシでそれが最適解なのであればそ
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

-

防弾スーツのおかげで2時間で終わるところ3時間楽しめちゃうボーナス映画

最終章?に相応しい出来だったなー
いかにもな海外から見たジャパンとはいえ、大阪を舞台にアクションを繰り広げてくれたのは日本人と
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ホーンテッドマンション(2023年製作の映画)

3.0

山場がなかったなー

どちらかというとコメディに寄せてたからもっと振り切って欲しかった

マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.3

3年前のミナリ、去年のエブエブ、そして今年のマイ・エレメント。点と点が繋がって1つの線になったような移民2世の物語。

アニメーションだからこそ、ディズニーだからこそできる、多人種をエレメントとして描
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クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

-

初クローネンバーグ

内容理解については早々に諦め、ぶっ飛び世界観を楽しむ方向にすぐにシフトチェンジ
うーん、この上ない胃もたれをした感覚笑

人類が進化して、痛みが消え、傷をつける行為にオーガズムを
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インスペクション ここで生きる(2022年製作の映画)

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ゲイであることの苦悩を描いた作品が多すぎてただの焼き回しだと思ってた

でもそこのバックグラウンドにあるものと信念があまりにも強烈で泣かずにいられなかった

バービー(2023年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

完璧じゃなさが完璧で、全ての人間を包み込んでくれた

まず感じたのが思ってたのと全然違う!キューブリックの映画でも観に来たのか?!という導入から始まり、想像以上にピンク一色の世界観。そしてバービーの世
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