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緻密な計画も、それぞれの事情によりあっけなく壊れていく。エンタメとして良くできていて素晴らしい。
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相変わらず良い意味でくだらない映画。しかし前作と比べると少しパワーダウンしたかな。
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まぎれもない名作、映画史に残るメロドラマ。詩的なやり取りも印象的。ラストシーンも素晴らしい。ただ、あえていうなら、長い。
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幻想、狂気、夢、生、死、性、そしてまた幻想幻想幻想……何故だかつげ義春のある種の作品を彷彿させた。あまり期待せずに観たが名作といえる。ところどころのシーンが強烈で、しばらくは忘れられないだろう。
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日本ヌーヴェルヴァーグとのことで観た。駄目というわけでもないが、傑作というほどでもないように思う。良くも悪くも時代の産物か? 最後の方は少し雑。でも映像はまあまあ。
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「人生は祭りだ」という結論にたどり着くまでの2時間と少しの記録。虚構と現実の入り混じる展開は、まるで主人公の混乱を追体験させられているような気分にさせられる。寺山修司に影響を与えたというのもわか>>続きを読む
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前作に比べて娯楽作品の方向へ更に数歩進んだような雰囲気。物語として面白いし、ド迫力アクションもある。しかしこのシリーズは何処か暗い雰囲気が根底にあるような気がしてならない。まあそれはそうと主人公>>続きを読む
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おバカ刑事たちが次から次へとくだらないギャグを繰り出す、真の意味で「馬鹿馬鹿しい」作品(褒め言葉である)。刑事ドラマにありそうな展開をパロディにしたような内容で、終わった頃には笑いすぎて疲れてし>>続きを読む
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日本人の誰もが忘れない「あの日」を乗り越えることを上手くファンタジーに落とし込んでいる傑作。日本神話や、少し村上春樹作品の影響も感じて、壮大な作品世界が彩られている(それと相変わらず風景が綺麗だ>>続きを読む
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プレスリーの伝記映画。だが、あまり入り込めなかった。エルヴィスが完全なメインではなく、大佐に焦点が置かれてぶれているように思えたからかもしれない。それにしても大佐は嫌な奴である。ライブシーンはな>>続きを読む
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「面白い」がたくさん詰まった映画。正直「これをやって、これをやるんだろうな」みたいなのは観なくても全部予想ができるのだが、それは裏を返せば「マリオの映画に期待すること」を全部押さえているというこ>>続きを読む
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これほどの大傑作とは思っていなかった! 人間ドラマあり、アクションありのまさにエンタメ大作で、登場人物が皆キャラが立っていて(それぞれが主人公であってもおかしくない程)観ていて飽きない。とりわけ>>続きを読む
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自分の思うがままに生きた人生は楽しそうだが、映画としては楽しくなかったといった感じ。でも音楽が好きでたまらないアランの姿には好感を覚えたのだった。
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かつて石原慎太郎が『トリュフォーに影響を与えた。私はヌーヴェルヴァーグの始祖』と豪語した一作。確かに映像がどこかフランス映画を思わせ、好き放題生きているようで心の中は空っぽな若者たちの姿にマッチ>>続きを読む
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娯楽大作。それにしても、どんどん脚本が原作というか、アニメチックになっていくなあ。
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種族を超えた「男」と「男」の戦いのお話……格好良くいえばそうだが、実際はドラマチックにしようとしすぎるあまり陳腐になってしまった例だと思う。これだったら、最後は主人公とシャチが相打ちになって死ぬ>>続きを読む
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何とも不思議な映画。空虚な生き方をしている若者がクラゲを介して~などど解説しようにも何か違うように思える。浅野忠信はずば抜けて上手いってわけではないけど存在感があるといつも思う。黒沢清は独特な映>>続きを読む
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父親の漫画を息子が映画化。原作にあった「芸術家が政治に首を突っ込むと……」「作者は滅んでも作品は残る」といったテーマや、だれる展開を削ぎ落して美倉の狂気を倍増させた印象。しかしテーマを削ぎ落した>>続きを読む
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和製8マイル……になり損ねた作品。やたらと無駄の多い脚本にところどころ酷い編集。この内容なら無駄を削れば1時間以内に収められるだろう(まず主人公がラップと向き合うまでが長い)。最後に急に一年飛ん>>続きを読む
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元々はヤンキーものをサブカル的センスの良さで昇華した作品…という印象だったが監督の作風か割とベタにロックでアナーキーな雰囲気になったようにも思える。ピース又吉に似た人が出てきたと思ったら本人だっ>>続きを読む
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繰り返される暴力と狂気。こういう映画のたけしを見ると普段バラエティで悪ふざけしている姿とかけ離れているようで、実際のところは彼の笑いとこの映画の世界はほとんど同じものなんだろうと思う。登場人物は>>続きを読む
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いかにも「原作・石原慎太郎」って感じのニヒリスティックなアウトローの物語。全体的にスタイリッシュな作りになっていて、とりわけクライマックスの殺人の場面は美しい。ただこの長さの映画にするには少し話>>続きを読む
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庵野監督なりの仮面ライダー。評判ほど悪くない印象。
初代の序盤と石ノ森先生の原作を現代アレンジしたような出来で、シンウルトラマンもそうだったがどこかCGがチープというか非現実的。なのでほぼCGの>>続きを読む
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真っ当なロードムービー。カート・コバーンが最も愛した映画らしいので観た。最初はかったるかったが、徐々に美しいショットや人間模様に引き込まれるように思えた。しかし主人公の態度は(物語やテーマにおい>>続きを読む
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日本の「タクシードライバー」ではないだろうか? もうちょっとエンタメ系かと思いきや予想以上に狂気じみている。特に後半の松田優作の怪演は凄まじい。傑作。
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戦争による愛の行き違い。あらすじは甘ったるく割と単純なのだが、映像と音楽が魅せてくれる。向日葵畑のシーンはとりわけ美しい。ラストの別れがとても切ない。
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ザ・スミス解散を軸に回る青春群像劇。スミスが好きなので見たが、思ったより退屈で閉口した。それでも観終わった頃にはまあ良かったと思えた。
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限りなく中上健次の「秋幸サーガ」に接近した一作。健次(思えばこの名前も中上からだろうか)の母親の存在感が圧倒的。結局男たちはどうもがこうとも、母という琥珀の中の虫に過ぎないのだろうか?
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coccoの音楽が似合いそうな作品だと思っていたら本当に主題歌に使われていて驚いた。90年代の香りが色濃い、色々な意味で見ていて痛ましい作品。その痛々しさは幻想に逃げ込むヒロイン役の女優の演技や>>続きを読む
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ジャスプレイヤーと作家の、ありきたりの狂気と退廃と暴力と愛のお話。理屈っぽい阿部薫を町田康が好演している。当時の時代を上手く切り取ってもいる。しかしあまりお近づきにはなりたくない類いのカップルで>>続きを読む
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自殺に至る病と音楽の話。
グランジな香りがした(演奏されている音楽はグランジではなくノイズだが、映画自体の雰囲気がグランジ的)。鑑賞中何度もこれは良くない映画(サブカル好きに目配せした雰囲気だけ>>続きを読む
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タイトル通り『どうすることもできない』若者たちの映画。舞台は80年代だがいかにも90年代映画という雰囲気で、暴力に満ちている。中上健次の初期の小説に通じるやるせなさが良い。89年の段階では『NE>>続きを読む
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悪い部分を挙げようと思えば挙げられる。ところどころCGが雑に見えるし、原作のエピソードを詰め込んだ構成は駆け足気味に思える。しかしウルトラシリーズをリスペクトしている姿勢は評価したい。スタッフは>>続きを読む
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X JAPANのドキュメンタリー映画。海外を意識しているのがわかる編集。
キッス、リンプビズキットやガンズなど、時折コメントするミュージシャンの豪華さに驚かされる。ただYOSHIKIに焦点を当>>続きを読む
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ビートルズがいない世界で無双をする、日本の一部のフィクションみたいな話かと思っていた。実際はそうでもない。
登場人物は大体良い人ばかりで物語の雰囲気は明るい。先の展開がどうなるかと思っていたが温>>続きを読む