めちゃくちゃだな。蒼井そらのパートとか結構面白くて、それぞれ別の短い作品として成立しそうなエネルギーはあったけど、ここまで入り乱れさせたのはなんでなんだろうか。撮り溜めたものを繋ぎ合わせただけにも思え>>続きを読む
同監督の80〜90年代の作品で映し出されたおおらかで胡散臭くて懐の広い空間も、そして映画の中でくらいそんな場所を夢想する余裕ももはや日本にはないのか、主人公は最後韓国の済州島に行ってしまった。
正直同>>続きを読む
眠かった〜。山本政志監督作は『てなもんやコネクション』『JUNK FOOD』に続いて三作目の鑑賞で、一貫したテーマを感じてはいるけど、三作品の中でこれが一番古いのに一番突き放した描き方なのが面白いな。>>続きを読む
好きだな〜。やっぱり距離感がちょうどいい。
98年か。常に覚醒を要求する世界に、今でも僕たちは薬飲んでキマったり牛乳をガブ飲みしてなんとか正気でいるつもりを保って、ずっと引き分けのゲームを続けています>>続きを読む
どえらいもんを目撃してしまった。年末に今年ベスト級の映画と出会ってしまった。
東京観光パート、なんだかジャームッシュを観ている気分になった。距離感と風景の移ろいが心地いい。そして今はもはや失われた、お>>続きを読む
かわいいなあ。『リバー、流れないでよ』もそうだったけど、すごくかわいらしい作品だ。よくできた、でも決して誰も振り落とさない親切な脚本と芸の細かい情報の粋な散りばめ方。それでいて、ラストにはちょっとだけ>>続きを読む
いつも100分前後でまとめて偉いなぁ。世界観こんなに派手に作り込んだらダラダラ撮り続けたくなりそう。景気がいい!潔い!
そしてシリーズは回を重ねるごとに面白くなっていってるのでは。設定の説明は2でやっ>>続きを読む
最近『ブックスマート』を観て、舞台と人物の設計がかなり似ているのでそういうコメディを期待して観たんだけど、もっとぬるっとした、リアルな低体温の手触りで、どんどん笑えなくなっていくような、かなり曲者の映>>続きを読む
なんか全体的に、ずっとあらすじを見てるようで、面白い話の(自分にとっての)面白い場面だけが抜き取られてるように感じた。任侠映画と思って観たら違うし、子どもとの心の交流が丹念に描かれるわけでもなく、カッ>>続きを読む
レクター博士やジョーカーのようなヒロイックなサイコパスを見慣れた現代っ子にはちょっと渋い。少しの歪みや弾みで踏み外してしまった普通の人間、という身近な厭さを感じた。けどその卑近さが効いていて、下手なナ>>続きを読む
面白かった!
辛くて無様でバカで眩しい紛れもない青春映画でした。パーティに行かなくたって君らの友情は僕には眩しすぎます…。
本命のパーティに着くまでの道草ロードムービーパートが楽しすぎて、このまま映画>>続きを読む
一作目よりかなり楽しめた。
空から来た相棒、最高やね。けっこうヒドい扱い受けてるけど、健気なやつだ。リーダーに向いてるようには見えなかったので部族の先が心配だけど…。他にも敵味方ともに印象的なキャラが>>続きを読む
かなり西部劇だった。ダーティハリーの印象も強い。
彼は普段からマッドなのか、復讐心によってマッドマックスになったのか?冒頭ナイトライダーを煽り殺すのはマッドだったけど、ルックスの端正さもあってその後の>>続きを読む
面白かった!
緊急対策チームに招かれた敏腕外部コンサル的なリーダーの方、口悪くてよかった。「俺は一緒には行けない」「ああ、無事でな」というバディの別れ、好きです。こういうハードアクションを定期的に観た>>続きを読む
面白かった!
みんなの信じる力をあわせれば悪魔にも立ち向かえる!という元気玉作戦があえなく蹂躙されていくクライマックスにゾクゾクした。「よっしゃ俺の仕事終わり〜‼︎!」と帰っていく悪魔、景気がいい。最>>続きを読む
午前十時の映画祭にて。
アラン・ドロンかわいい。軽薄なチンピラ映画も、洒落た街並みとイカした車で楽しめた。けどクライマックス寝ちゃった。午前十時はきつい…。
家康好きだったな。半蔵もかっこよかった。安国寺恵瓊が一番笑った。秀吉パートのコント露骨すぎてウケた。
めちゃくちゃ感動したけど、バビーより遥かに恵まれたところで育ってきた僕が彼に励まされていてどうするんだ、と情けなくもなった。ライブハウスではしゃいでた若者たちのように、結局僕は彼の消費可能なかたちで発>>続きを読む
面白い。すごい。
炭鉱町の景色、坑道の列車、水浸しの岩肌…どこまでがセットなのか分からない景色のハイクオリティさと、バンバン死んでいく人々の死体を生々しく映していく子供騙しに終わらない怪奇譚ぶり、破壊>>続きを読む
終わり方、見事。気怠さの中、頑固にハンガリー語にこだわるおばさんの漏らすyou son of a bitchや、エヴァの「私はツイてた」のセリフと呼応するトランプの音や、再会に沸いた笑顔なんかにぐいと>>続きを読む
最初は楽しく観てたけど、移動がない分退屈に感じやすかった。でも、退屈や気まずさそのものに招待されてるのだし、それを楽しめる気分や人を選ぶ作品かなと思った。これコントとどう違うんだ、と思って観てたけど、>>続きを読む
配信期限が迫っている事情でジム・ジャームッシュを立て続けに観ていてこれが5本目、順不同だけど、もはや、別に何も受け取らなくていいんだよな〜という心地よさに達しています。景色の中のある人々のあるがままを>>続きを読む
導入の幾らかのショットや車窓の景色で、それぞれの土地に観る人をスムーズに誘い込んでくれる。そして、とある晩とある人間模様を、悲喜交々バラバラなままひとかたまりにポップに切り取る見事さ。シャレてるのに、>>続きを読む
話らしい話はないけど、目抜き通りには居づらい人たちのありのままをつかず離れず巡っていくロードムービー感がよかった。階段で歌っていた女優さんの演技がすごかった。
煽り運転を倫理的に詰問するボスヤクザ面白い。一人複数人役のトリックとかミステリーは、人の顔の見分けが苦手な僕にはちょっと難しいですね。美女の裸がたくさん見れてよかった。陰茎も出ていればもっとよかったと>>続きを読む
面白い。因果とか絆とかあんまり関係ないのがいい。すべてゆるやかにそこに在って、流転して、それだけで心地よい。
ふつうにのびのびと個性や興味を育んでいた一人のかけがえのない子どもが、抗うすべも知らず強いられて空っぽの大人のフリを覚えさせられて、それで何が手に入ったんだろうか。せめて現実では、子どもが子どもをやれ>>続きを読む
監督によれば、栗を地面の穴にあつめて枝葉を被せるのは、昔ながらの保存法だと何かで読んだとのこと。そのデフォルメされた描写は、おそらく誰の脳裏にも埋葬を思わせ、忘れられた土地というメタファーを読み取るこ>>続きを読む
すごすぎる。国宝だ。最初のショットの静寂からもう鳥肌。ジャンルに囚われなさすぎる怖い展開にも面食らった。そして三浦友和、大人の厭さ、やるせなさが本当にうまいよな。
沢山の感情が交錯し、圧倒されるばかり>>続きを読む
二次創作感。このレクター博士は解釈違いかも。惹かれあってるはずと思ってたら普通に喰われそうになって死ぬほど怖い思いしました、というのも観たいな。クラリスも観客も、狂った博士にときめいていたはずなので。
約3年ぶり2回目。警察側がいち家族を皆殺しとか、ベテランの殺し屋が体中に武器ジャラジャラ付けてアパートに爆弾投げ込むとか、目先の派手さと設定が色々ちぐはぐな感じも強いけど、あのマチルダが見れたらいいか>>続きを読む