ナチスのホロコーストをベースにしているが、これはあくまでも一例でしかない。
私が、日本や諸外国で起きている凄惨な事象に対し、無意識的に日常という壁で隔て、無関心になっていることに気付かされる。
ラ>>続きを読む
個人的な嗜好にとても刺さった。
微睡の中を漂うような静かな映画。
モノクロを使った表現が丁寧で、まさに夢現であった。
地に根を張り、雨風を凌ぎ、そこに変わらず立ち続けるという強さ。不変という名の美しさ。
風が吹いたとき、一瞬木の葉から覗かせる太陽の光。変化という名の美しさ。
このレビューはネタバレを含みます
不快感や不安感の作り方がとても上手い。
単なるヒューマンホラーで終わらないところも良い。
悪に対する善の無抵抗さ。
嫌なことを嫌と言えないままでいる事の弱さ、無力さ。日本人は特に刺さる部分が多いので>>続きを読む
神話という不条理なシュルレアリスム
彼としては珍しい史実映画でありながらも、彼特有の視覚表現で描かれた一作
やはりキューブリックの系譜
ノーラン的「博士の異常な愛情」
これはノーランが意図したことではないだろうが、日本の公開が遅れた>>続きを読む
ホドロフスキーが道を示し、リンチが礎となり、ヴィルヌーヴが紡いだ傑作。
動きの少ないシーンや辺りの暗いシーンが多く、力強い油絵の絵画のような美しさがある。