ざきをさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

あの日のオルガン(2019年製作の映画)

5.0

空襲が東京に迫る太平洋戦争の最中。
学童疎開については教科書にもあるほど有名な話だが、それ以下の年齢の子らの保育疎開を行い、53人の子どもの命を救おうと奮闘する保育士たちがいた。
彼女たちの熱意と勇気
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バタリオン ロシア婦人決死隊VSドイツ軍(2015年製作の映画)

3.4

第一次世界大戦最中、国内事情の雲行きが怪しくなるロシア。前線の意気も消沈していく中、奮起させるために女性のみの決死大隊「バタリオン」が結成される。

過酷な訓練を乗り越える中で団結していくのかと思いき
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L.A.ギャングストーリー(2012年製作の映画)

3.8

第二次大戦ごLAに突如として蔓延るようになったギャング、ミッキーコーエン。
人々は彼に怯える日々を送り、保安官や警官は買収され、売春、薬で街はどんどんと悪くなっていく一方。しかし、一矢報いようという警
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マーベルズ(2023年製作の映画)

4.5

カマラがいなかったら、復讐と過去の罪がメインの暗い作品になってたと思う。彼女の純粋さが、キャロルにもモニカにも唯一の救いになってた。やっぱりチームって最高。
ツインズだね👈

ヒーローとしての現実は綺
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.5

「戦後日本、無から負へ」
のキャッチコピー。物語開始直後に"零"戦で始めるあたり、監督の遊び心を感じる。

シンゴジラといいこちらといい、さすが日本人が生み出した生物を描くのはハリウッドより上手い。
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ドミノ(2023年製作の映画)

3.8

誘拐された娘を必死に探す刑事の父。
ある日銀行強盗のタレコミがあり、金庫を見ると娘の写真が。そして現れては突如消える不思議な男。娘の誘拐に隠された真相は…?

人の脳をハッキングし、現実を虚構に変える
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リストラ・マン(1998年製作の映画)

3.0

仕事にやる気を見出せない男が催眠療法で覚醒して、復讐に燃えるコメディ。

スカッと系なのかと思いきや、ポンコツ男どもが、ポンコツ計画の元、ポンコツを重ねるおふざけ系でした。
そんなことよりもミルトンが
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サウスポー(2015年製作の映画)

4.0

怒りをパワーにするボクサーが、自分の行いが原因で妻を亡くし、さらに娘までも社会に奪われる。そんなボクサーの再起と家族の絆を取り戻す物語。

調子良く付け上がっていく人と、それに群がるゴキブリたち。人間
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

4.0

AIがLAに落とした核爆弾を落とした。
AIとそれを守る東側"ニューアジア"の人々と、AI粛清を誓うアメリカの戦争。
AIはただの機械なのか、それとも魂を持つものなのか、人類との共生は可能なのか?
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ザ・ウェイバック(2020年製作の映画)

5.0

アルコール中毒のコーチ、落ちぶれてしまった名門バスケチーム。その2つの復活劇。最後思いっきりスッキリするわけではないけど、このラストの方が現実味があって、色付けられていなくて好き。純粋な人生の難しさ、>>続きを読む

オペレーション・フォーチュン(2023年製作の映画)

4.2

スーパーエージェント"オーソン・フォーチュン"。
MI6が彼と、天才おしゃべりハッカー、新米スナイパー、能天気俳優といった彼のにぎやかなチームに依頼したのは、100億ドルのやばい「ハンドル」といわれる
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

4.0

胡散臭い男の語りで物語は進んでいく。
イギリスの大麻を牛耳る大ボスマフィアの後継者は誰になるのか?大ボスに新人マフィア、チャイニーズマフィアやロシアンマフィア。色々な人物の思惑が交錯し、時にはすれ違う
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ファーザー(2020年製作の映画)

5.0

認知症を実体験できる、本当にその通りの作品。

自分が聞いたことと、観ていること世界がどんどんと変わったりすれば、元通りになっている。今が朝だとわかっていても、実は昼だったり。私の祖父は癇癪起こしたり
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この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

5.0

戦争を生きた、すずさんとその周りの人たちの"さらにいくつもの"物語が追加された作品。元が良いから、もちろんこれも素晴らしく良い。特に私は呉という街に思い入れがあるから余計に。

前半のほのぼのとした時
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

4.0

次なる舞台はイタリア。
敵はイタリアンマフィア。
ロバートマッコールは"ロベルト"としてイタリアの隣人となっていく。

個人的には2より好き。
1のように隣人に寄り添う感じのロバートさんの方が敵への憎
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.0

全世界から命を狙われるジョン。
殺し屋の世界からの自由を求め、侯爵との最終決闘に挑む。

毎度のことでずっとアクション!
そのアクションも個人的に飽きることなく、真田広之の殺陣とドニーイェンの盲人アク
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21ブリッジ(2019年製作の映画)

3.7

麻薬強盗が8人の警官を殺害してしまう。
その犯人を逃すまいとして、マンハッタン島を孤島とすべく橋やトンネルフェリーなど、21の通路を封鎖し閉じ込めることに。
しかしこの事件、ただの警官殺しだけではなく
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フェアウェル(2019年製作の映画)

4.0

身内の余命宣告を受けた時、あなたは伝える?それとも伝えない?

生きたいと願い、生きる気持ちがあるからこそ、人は元気に生き続けることができる。"がんは恐怖によって死に至る"中国のその古い慣わしがすごい
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沈黙の艦隊(2023年製作の映画)

3.6

突如として失踪した原子力潜水艦と、日本人艦長海江田四郎と隊員70名。
彼らが再び海上に浮上した時、突然自分たちは独立国"やまと"となることを宣言する。

平和主義国家"日本"
世界の警察官"米国"
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ハンナ(2011年製作の映画)

3.2

北欧の山奥で生き抜く娘と父親。
2人の、特に娘のハンナの正体はいったい…

観終わってもわからないことが一つ…あの冒頭のビーコン。あれをなぜハンナは押したの?なぜ父は正体を自身から明かすべきだったの?
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S.W.A.T.(2003年製作の映画)

3.4

サミュエルLジャクソンが、スワット隊の精鋭チームを組織する!

精鋭部隊を組織していく中で、色んな性格の、色んな能力を持った人材を次々に集めていく感じ、良い。こういうの好き。この少年誌のテンプレート的
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AVA/エヴァ(2020年製作の映画)

2.5

サウジアラビアでのミッションを失敗した殺し屋エヴァは、仕事を請け負っている組織に命を狙われることに…しかし命を狙われるのには組織の裏があった…

殺し屋に狙われる殺し屋…なんかどっかで見たことあるよ!
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

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両親と妹は不遇の死を遂げ、彼氏は素っ気ない態度を取られるダニー。
大学の夏休みに、ダニーは彼氏とその友達がスウェーデンの夏至祭に行くと知り、一緒についていくことになるのだが…

驚かされる怖さではなく
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フラバー(1997年製作の映画)

4.0

ウィーートーーーンッ‼︎‼︎‼︎
フラバーが発明されることよりも、まさかのウィルウィートンに驚きを隠せない私でした。

うっかり博士の大発明!
といっても3回も結婚式を忘れるあたり、うっかりというより
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劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)(2023年製作の映画)

4.0

そう、奴らはただの変態じゃないッ!!!

冒頭から出し惜しみなし北条司!アクセル全開!この絵面、このおふざけ感、このシリアス感が観たかった!見せてくれてありがとう!と言わんばかりのストーリー展開に感謝
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バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ(2021年製作の映画)

3.0

バイオハザードリブート!
ミラジョヴォヴィッチの手から離れたバイオハザードはどんな方向へ進むのか…

よりゲームに忠実に!
でも忠実なあまり、ストーリーがあっさり、展開超早めのためおいてけぼりになるこ
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ホーンテッドマンション(2023年製作の映画)

4.0

ニューオーリンズジャズ風味を強くした「Grim Grinning Ghosts」がめちゃくちゃ良い。これを聞いただけで、映画館に足を運んで良かったって思える。

エディマーフィー版同様、ホラー要素は控
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ドラキュラZERO(2014年製作の映画)

3.6

オスマン帝国から国を守るために、君主はドラキュラとの契約を交わす…

中世の世界観とドラキュラってこんなにも合うんだ…美術造形はとってもよくて、かっこよくて美しい。悪として描かれるドラキュラを芯の通っ
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アジャストメント(2011年製作の映画)

3.2

運命は偶然か必然か。
出会うべきでない2人が出会うと、世界はどうなってしまう?運命を調整する"調整班"と言われる人々と、運命の2人のイタチごっこ。

うーん…
これはSFなの?ラブロマンスなの?
SF
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バーン・アフター・リーディング(2008年製作の映画)

3.4

出てくるどのキャラクターも、アホ、あほ、阿保🤦‍♂️
勘違いすれ違い、どうしてそうなるのか、CIA当局の反応だけが真っ当すぎて。笑

豪華俳優陣でなければ成し得ないサスペンスコメディというストーリー内
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MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)

3.7

美しい飛び込み。華麗な反撃。深海でも生き止めて体内圧力を変化させ水圧に耐えることができちゃうすごい男。
やっぱすげーやジェイソンステイサム!!!!!

彼の強さを楽しむ116分。
3匹のメガロドン🦈と
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プロジェクトV(2020年製作の映画)

3.5

民間警備会社「ヴァンガード」が要人護衛の垣根を越え世界を救う!

CGの粗さが目立つけど、個人的にそこではなく、ジャッキーチェンをこれだけ大々的にポスターに入れているのだから、彼のカンフーがもっと見た
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テリー・ギリアムのドン・キホーテ(2018年製作の映画)

3.8

ドンキホーテと言ったら有頂天ホテルは甲本ヒロトの「天国うまれ」の知識のみ。
そんな私でも十分わかりやすく、興味深く観ることができました。

憧れの延長から現実と夢の境がわからなくなった人々。空想を追う
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ジェクシー! スマホを変えただけなのに(2019年製作の映画)

3.5

もし買い替えたスマホのAIが地雷系だったら!?

今の人たちがどれだけスマホに依存しているかを面白おかしく描く。でももしここまでAIにやられたら怖いなぁ…
最後のマイケルペーニャは想定内すぎて笑った笑
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ほぼ300 <スリーハンドレッド>(2008年製作の映画)

2.0

またつまらぬものを観てしまった…(五右衛門ボイス)

スキップで歌いながら死地へ赴くスパルタンたちには痺れたなぁ…

鉄板英雄伝説(2007年製作の映画)

2.0

貴重で素晴らしい映画鑑賞タイムを一瞬にして塵と化し、無駄にする至極の一本。

様々なパロディのある中、個人的お気に入りは"サイコパスウィリーウォンカ"。
今年のクリスマスには出会いたくない魅力的なイカ
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