dxdxdさんの映画レビュー・感想・評価

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猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)

3.8

グレートウォーから300年後、「言語機能を持ち進化した猿たちがどのように文明を築くのか?」、その問いに対して冒頭から最高のアンサーを出していた。
鳥使いの集落、通過儀礼の儀式、狩猟に鷲を用い、天日干し
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猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017年製作の映画)

3.9

大河ドラマの最終回みたいだった。
シーザーがイーストウッドに見えて仕方なかった。

猿の惑星:新世紀(ライジング)(2014年製作の映画)

4.0

戦争が起こるメカニズムをここまで端的に描いた作品はないと思う。
無垢な存在である猿が原罪を犯し楽園を出ざるを得ない話だった。
20分間ほぼ台詞なしで猿の生活を描いていて、マット・リーヴス監督やアンディ
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猿の惑星:創世記(ジェネシス)(2011年製作の映画)

3.8

シーザーの保護施設脱出シーンは脱獄モノ映画そのもので滅茶苦茶アガる。
今、見るとコロナ禍先取りモノだったな…。

コードギアス 奪還のロゼ 第1幕(2024年製作の映画)

4.1

「この期に及んで、スピンオフか」と思ったけど、全くの杞憂だった。
コードギアスを始めて見た時の興奮が蘇ってきた。ナイトフレーム戦、頭脳戦、脚本上での大仕掛け、シリーズならではの魅力が確かに継承された、
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キングオージャーVSキョウリュウジャー(2024年製作の映画)

3.9

「異なる時間軸?」「正史が書き換わったの?」「改変後の世界はなかったことになるの?」とか色々理解不足なところは多々あるが、「キョウリュウジャー」の面々が大集結していて最高にブレイブだった。プロデューサ>>続きを読む

キングオージャーVSドンブラザーズ(2024年製作の映画)

3.9

脚本は高野さんだったが、滅茶苦茶ドンブラらしさがあった。何より、vsモノのお題である誰に誰をぶつけるかそのマッチングのセンスがすこぶる良かったジェラミー、ヤンマに猿原、リタとヒメノにはるか先生、ソノザ>>続きを読む

ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

本当に最高過ぎるよ。KOMやギャレス版がいかに真面目に怪獣映画を作っていたか。この潔さがいいのよ。途中多方面的に面白すぎて涙を流してしまった。ヤンキー映画、バディアクションをぶち込んだ令和版東宝チャン>>続きを読む

悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

石橋英子のライブパフォーマンスのための映像として濱口監督に依頼し完成したサイレントライブ映像『GIFT』と、それが元で制作されたの映画『悪は存在しない』。
自分は両作が観たが、その余韻に未だに囚われて
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辰巳(2023年製作の映画)

4.3

インディペンデント映画でこんな良質なアウトローアクション映画を観れるとは思わなかった。
韓国ノワールで観た時に生じる「みんなすげー悪い顔出し、倫理観がない!」みたいな感動が凄くあった。顔寄りのカットが
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異人たち(2023年製作の映画)

4.1

終盤、止めどなく泣いてしまった。
「自分はここにいていい」と確かめるためのセンチメンタルジャーニー。
大林監督版は若くしてこの世を去ってしまった両親との和解が主軸に置かれていたが、アンドリュー監督版は
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NN4444(2024年製作の映画)

3.9

不条理、虚無感、お得詰め合わせパックみたいなホラーオムニバス。決して突破な事をしている訳ではなく、どこか見覚えがある社会から要求される役割の息苦しさが投影されたような怪異が繰り広げられ、いい意味で最悪>>続きを読む

名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

3.8

事前知識ほぼゼロのステゴロ状態で鑑賞。全く知らないけど何故か関係性が分かるキャラクターが沢山出てきた。銃刀法違反がデフォルトで、最後は暴力で解決する物語展開が清々しい。あっとやっていることほぼ「ゴール>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.0

「袖振り合うも他生の縁」の言葉がこんなにしっくり来る映画は他にない。
韓国で生まれた幼なじみ男女が24年後、NYで再会。超ドベタなラブストーリーっぽいけどそんなことはない。縁で繋がった人々にまつわる物
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

3.9

淡々と健全な肉体の人間が死んでいくマチヅモホラー。
家族写真、十字架、銃、トロフィーをしつこく見せつけてくる。家族の呪いであり、アメリカの病理詰め合わせパックみたいな映画だった。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

実験の成功、人々の喝采、普通の映画であれば心湧きたてる全てのシーンが不快と怒りを覚えてくる稀有な映画、最悪のプロジェクトX。床を踏み鳴らす音が爆音に、歓声が悲鳴に、栄光が悪魔の所業へと変容していくあの>>続きを読む

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.2

ディストピア風味日常系アニメからSFスペクタクル的な展開になるかなと思ったら、想定外の所に連れてかれた。

震災、コロナ禍を経て、非日常が常に張り付いている、この時代の空気感をアニメーションというフィ
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

リアルタイムで観た事がこの先振り返って財産になるような絶対的な映画体験。
グランドシネマサンシャインのレーザーIMAXで視界いっぱいに広がるDUNEの世界に浸るというより、飲み込まれた。
『NOPE』
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トラック野郎 御意見無用(1975年製作の映画)

4.3

文兄とキンキンのコンビが満艦飾ギラギラトラックで全国を爆走する痛快娯楽作の決定版。
ケンカあり、レースあり、恋愛あり、ファミリーあり、完全に早すぎたワイルドスピード。

冒頭、いきなり一番星がトラック
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

4.5

サイコパス殺人者vs恐るべき子供たち
殺人現場を目撃した子供たちが犯人を脅し、金を奪い取ろうとするクライムサスペンス。
岡田将生が殺人を犯した実業家の婿養子を演じているわけだけど、「不憫で情けない」「
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