orixケンさんの映画レビュー・感想・評価 - 30ページ目

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

ピエロは人に笑われても自分は決して幸せではないし、化粧の奥にある悲哀とそれが爆発した時の発露が凶悪に出てしまう。どこの世界でもこういう人はいるし不幸な現実から犯罪に至るというのもあるんだろう。社会風刺>>続きを読む

ターミナル(2004年製作の映画)

3.6

実話もとにしてるらしいけど、恋愛要素いるか?ないと観客伸びないの?せっかく実話ベースなんだからもう少し泥臭いターミナルで暮らす大変さもみせてほしかった。ファンタジー映画になってしまってた。

マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.0

ほんわか映画。これは年配かどうかより人間性が豊かな人なので周りにも好影響になってるんだと思う。ギスギスしたオフィスにこういう人いてくれたらいいなぁと皆思うかもね。デ・ニーロこういう役もぴったりはまるよ>>続きを読む

レッド・ファミリー(2013年製作の映画)

3.4

南の借金して家庭崩壊の家族よりも家族人質に南にスパイとして派遣されたことよりマシということなんだろうけど、そりゃそうだよね。あまりにも異常な国が横にあるとどんな家庭でも一緒にいるだけでいいだろうという>>続きを読む

キャット・バルー(1965年製作の映画)

4.0

コメディ西部劇でナット・キング・コールとスタッビー・ケイの音楽も楽しめるミュージカル風でもある風変わりな映画だけど、若きジェーン・フォンダの演技もいいし、リー・マービンもうまい。物語はそんなに凝っては>>続きを読む

北国の帝王(1973年製作の映画)

4.4

命がけで無銭乗車ってバカバカしいなとは思うがこれはスリル求める当時の娯楽や成功重ねることでの承認欲求などもあるのかも。今でもスリル求めてビルの間ジャンプしたりする人もいるので設定も十分わかるし、なんと>>続きを読む

クワイヤボーイズ(1977年製作の映画)

4.4

警官もアメリカだと危険に常にさらされているので、この映画に出てくるようなバカ騒ぎも必要なんだろうな。ベトナムの影響受けていたり当時のアメリカの背景も描かれているし、たくさん出てくるキャストのキャラクタ>>続きを読む

特攻大作戦(1967年製作の映画)

4.3

これだけのキャラクターを全て際立たせていくアルドリッチ監督の手腕はさすが。あいかわらずこういう男臭い映画作らせたら最高の監督。
ところでこれはイングロリアスバスターズのアイデア元の映画じゃないだろうか
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イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

4.0

特攻大作戦をなんとなく思い起こしてしまった。娯楽作として十分な楽しさもワクワク感も提供してくれるし役者の魅力もある。見ておいて損はない映画。

それでもボクはやってない(2007年製作の映画)

4.2

99%起訴されたら有罪の日本では痴漢でさえここまで立証しないと駄目なのか。痴漢えん罪の人は心折れるだろうな。それ以外でもえん罪の人は自分の人生と心に一生傷を受けるんだろうし。変な話この主人公の見た目だ>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

4.0

寂しくて人生につらさを感じる人間が集まって家族となっている。その家族に自分も入ってみたいと思う日本人も多いのかも。ただその疑似家族を維持するために他人の迷惑考えないというのは受け入れられないがそれも今>>続きを読む

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.3

ゾンビ映画のなかでもスピーディー感あるなかでアイデア詰め込みまくった素晴らしい映画。ヨン監督はいつも脚本もいいがそれをさらに再認識した。

28週後...(2007年製作の映画)

3.8

前回よりも女性はこういう異常な環境でもさらに強いと思わせる映画。それに引きかえ男は卑怯だなという演出になっている。

28日後...(2002年製作の映画)

3.8

デイオブザデッドのヨーロッパ版という感じかな。イギリスの田園風景にもゾンビはあうね。ゾンビなどの異常な状況では女性など一般的に弱いと思われている存在が厳しい環境になる。

ドーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

3.8

走るゾンビが初めてでた映画。子供のゾンビも初めてだったのでは。最初からその二つ出て来る衝撃がすごかった。

死霊のえじき(1985年製作の映画)

4.0

ゾンビ映画のなかで追い詰められたなかでの人の悪意が出てくるのを最初に焦点をあててきた映画。人間関係中心で進むのも後のゾンビドラマの原点になっている。

ゾンビ/ダリオ・アルジェント監修版(1978年製作の映画)

4.3

ゾンビ映画の完成形が40年前にはもうできていた。アルジェントは監督としてもだが音響効果の使い方が素晴らしいがゴブリン使った音響の素晴らしさも出ている映画。

ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生(1968年製作の映画)

4.6

この映画の基本プロットが後のゾンビ映画の基本になるので。これをベースにいろいろアイデアが出て来て今やパニック映画の一つのジャンルになったのはすごいと思う。そのために高得点を。

黒い家(1999年製作の映画)

3.8

原作の作者が保険会社勤務してたことがあるので見聞きしたこともこの反映されてるんだろうけど、金で人殺す人間もいること考えればうまくすれば合法的に巨額のお金が手に入るなら腕の1本や2本という人間も本当にい>>続きを読む

冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

3.5

実話のほうがこの映画よりすさまじかったんだろうし、それをベースにしているだけで付け加えたものも(家族関係など)ありがちでそれほど厚みあるものではなかったけど、吹越満とでんでんの演技よかったのでこの点数>>続きを読む

地獄でなぜ悪い(2013年製作の映画)

2.8

んー。何かこう感じるものがなかった。単なる殺し合い中継。

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.3

アニメでなく実写ではかなり頑張って表現してたと思う。現在に実際にゴジラがあらわれたら政府はどう動くかがかなり緻密に描かれていたので元役人とかに取材もかなりしていそう。面白かったがゴジラがもし敵国の軍隊>>続きを読む

ソウル・ステーション パンデミック(2016年製作の映画)

3.5

物語の中でひっかけるためだけにスンヘを追い回す人間作ったんだろう。あそこまで執着する背景がしっかり描かれてないので理由がわかりにくかった。だけどゾンビはアニメのほうがうまく描けるような気もした。またゾ>>続きを読む

日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

3.4

数字至上主義でそれが出世にもつながるとなればこういう悪い警官も出てくるんだろうな。実話で実際モデルになった警官は逮捕もされているけどそこまでいかなくてもそこそこ悪さやっている人間はいるんだろうな。教場>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

別に黒人でなく若い白人でもいいし何ならそっちのほうがいいと思うんだけどと感じたが、黒人は中身はいらないが身体だけはいいので欲しいという究極の差別映画なんだろうか。それにしても催眠術にかかりすぎだろ。

ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)

4.0

黒人とイタリア系と韓国系。全員当時のアメリカでは差別される側や弱い側だったのではと思うが、その虐げられた者達同士がささいなことから争い破滅していくというのはあまりにも悲しい。
これって今のアメリカでも
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.6

旧体制にいれば常に新しいものや人は怖い存在だし、新しい世代は旧体制を暴力をもってでも破壊したいのかもしれない。暴力を上回る権力で新しい人間を封じ込めて無力化していく。それは正義なのか正解なのか。

博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

4.3

米ソの冷戦きわまればヒトラー崇拝のドイツ出身の博士の異常な考えは異常ではなくなる。キューブリックのコメディは珍しいのかもしれないが、痛烈な風刺や皮肉はコメディタッチのほうが伝わりやすいんだなと思った。

戦争のはらわた(1977年製作の映画)

4.8

敵との戦いより味方との戦いのほうが怖い。まさに背中から撃たれる感じか。ヒーローになるぐらいの偉大な人間は戦場という異常な環境では味方から敵視されることもある。戦争という狂った背景で生まれる人間関係の描>>続きを読む

バーバー(2001年製作の映画)

3.8

小市民が犯罪をしてもドツボにはまるというのはわかる。夢への投資も簡単にしてはいけないというのもわかる。柄にあうように堅実に生きろそれから逸れたら地獄を見るというメッセージの映画なので楽しい映画ではない>>続きを読む

記憶の夜(2017年製作の映画)

3.9

途中まで完全に騙されていた。貧困からの犯罪からの後悔、復讐者にも複雑な背景がありそれが最後の悲劇につながってしまう。悲しい映画。

ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)

4.3

見世物小屋に出てくる変人として見るのか、信念の人としてみるのか。あるいは周りだけでなく自分自身からも煽られて犯行を重ねていくかわいそうな人なのか。戦争の被害者であることは間違いない。

ファーゴ(1996年製作の映画)

4.0

賢いつもりでもそれまで真面目に生きてきた人間が悪事を企ててもそれを上回る悪にはかなわないし、当然警察の相手にもならない。なんかそういうことをずっと言われ続けているような映画だった。

殺人狂時代(1967年製作の映画)

4.5

序盤に天本演ずる溝呂木がヒトラー以上の帝国など代わりに作り上げるといいながら、後半に溝呂木がヒトラー以上のきちがいはいなかったというところ(つまり自分はヒトラー以上のきちがいである)など象徴的で、出演>>続きを読む

アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

3.5

漫画だとすごく面白いんだろうなとは思った。詰め込みすぎな所と冗長な所があるような気がした。

切腹(1962年製作の映画)

4.5

身分は同じでも職がないというだけでたかりをしなければいけなくなり、そして本当に切腹させるという残酷さ。いい映画だけど特に前半は見ているのがつらい。それだけに後半がいきてきているのだろうけど。