233さんの映画レビュー・感想・評価

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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

3.9

いざ後章、そしてこの結末。
前章を観て、原作読了しとても面白くよくできた原作、その上でこの映画ならではの望んだ最高の結末、ラストで胸と眼頭が熱くなった作品。

今の時代の空気で感じることのできる観ない
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ソイレント・グリーン デジタル・リマスター版(1973年製作の映画)

3.3

子供の頃に猿の惑星と同様に何度かTVで観たことがある。子供だから初見で両作品ともラストにめっちゃビビってチビった作品。

改めて劇場で観て50年前から現代の2022年の人口爆発と食糧危機と安楽死と今を
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コードギアス 奪還のロゼ 第1幕(2024年製作の映画)

3.5

TVのOPED付き3話分をまんま放映、この方式で4回の劇場公開で12話分で、その後にDisney+で配信と知らずに劇場へ。

まぁずっと観続けているシリーズなので、配信よりも劇場でのお布施としまさすわ
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無名(2023年製作の映画)

3.9

常に緊張感と不穏な空気があり歴史的背景を細かく語らずセリフも説明も少なく重厚、また時間軸を前後させて後から解る行動になるほどと唸る展開。

好みは別れるだろうが高く評価する作品。

悪は存在しない(2023年製作の映画)

3.6

濱口監督はこれまでの作品も観ていると何気ない会話の世界観に引き込まれていくのだが、、、今回は最後の解釈に戸惑う。

自然豊かな山村の住民と補助金目当ての会社の従業員の二項対立が其々の立場と事情で丁寧な
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異人たち(2023年製作の映画)

3.7

主人公とその恋人そして両親が最後に魂が救われたと信じたい。寂しいし悲しすぎる。

原作の現代的な解釈の描き方と生き辛さが多層的に描かれ、孤独感と寂寥感に押し潰されそうになる作品。

山田太一の小説を読
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人狼 JIN-ROH(1999年製作の映画)

3.9

新テアトル梅田での初鑑賞は公開当時も旧テアトル梅田で観た本作。

最近たまたま絵コンテ集を買って読んで酔いしれてたら幸運の再上演でラッキーでした。

沖浦啓之監督の緻密な構成の絵コンテと抑えた演出が冴
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辰巳(2023年製作の映画)

3.9

最近の邦画の中で突出して優れた作品。
ノワール作品として独自性のある裏社会のそれも行き場のない底辺の湿った匂いのする世界観で映画を作り上げたものだ。

登場人物の個性の描き分けその背景など構成とシナリ
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.6

怪獣の解釈の自由度の高すぎで破天荒で笑える、拳を交わることで友情が芽生えるとか、隣町のボスと闘うとか、古代の超文明の人々とか、昭和かの展開、10年前のGODZILLAのシリアス路線は消し飛んでしまって>>続きを読む

フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

3.8

ノーラン監督のデビュー作を大変面白く興味深く観た。

今の評価があるからデビュー作でも巨匠になる片鱗を感じるとか言うつもりはない。

犯罪の過程を時間を入れ替えるだけでこれほどスリリングに描くとは流石
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貴公子(2023年製作の映画)

3.2

新しき世界のパク・フジョン監督ってことで観た。
先の展開が読めてしまうバイオレンスもほどほどの結構な薄味の話しの作品。
孤児院の看板、事故検査、テレカ、着信、ハンカチなどどれもある程度の予測ができてし
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.2

評判が良いので観にいった。

車の後部座席、カーテンを揺らすかぜと木漏れ日、水溜まりの波紋、など美しいカメラの優れた作品。

だがしかし、このモゾモゾとモヤモヤと煮え切らない男性は、最後まで「もしも」
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

クリストファー・ノーラン監督、恐るべし!

諸々と考えるし感じたし言いたいこともあったけど、映画として語りたい部分と本作の主人公がもたらす悲劇を考えると整理が難しい。

湖畔でのアインシュタインとの会
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

3.4

原作未読。
宇宙船来訪の非日常と女子高生の日常の落差の空気感に正直言うと着いていけるはずもなくハズれたと思った、そりゃぁオッさんは対象外も外だし害だからね笑
しかし、後半でいきなりのエピソード転換が訪
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.8

序盤の主人公と共に小説か現実か状況が把握できない展開の構成は面白い、状況を二転三転させて仕方ないが説明が入るダレ場がもう少し短ければ良かったが、アクションも音楽も良く大いに楽しめた作品、さすがマシュー>>続きを読む

犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)

3.3

凶悪な敵がいないため安心して観れる凡庸なストーリーになっており主人公の魅力がパワーダウンしてる、拳で語る強い主人公にはその存在を上回る非道で卑劣な敵役と冷酷な事件が必要かと、知らんけど。

もう続編は
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.7

哲学的で神秘的な語りで大筋で原作に忠実であるが故の派手さのない地味展開、登場人物が増え複雑な人間関係の整理と政治的な背景など圧倒的に説明不足で不親切、鑑賞前に原作必読が前提となる作品。

一旦の貴種流
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ファースト・カウ(2019年製作の映画)

3.6

中学生の頃に小難しい翻訳の外国文学を読んだ印象、話しはシンプルだが心情や行間を読むのに苦労したことを思い出す作品。
主人公の2人の美しく確かな友情が描かれている、映像で描かれる台詞以外の行間を読み解か
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

3.6

誰が監督してもそこそこいい話しになる史実を元にした題材と舐めていた、笑える要素が多めだが人生に大事なことをさらっと表現してたタイカ・ワイティティ監督、恐るべし。
またいつもどんより暗い印象のマイケル・
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.6

評判なので観た、なるほど優しい世界の物語の良作、プラネタリウムの件は良かった。
が、そんな優しい世界線は存在していない。もっと厳しく冷たく残酷な世界線に生きているしそれが現実。
この物語は映画というフ
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

3.9

ガイ・リッチー監督ってことで観たが、こんな戦争映画も作るんだって意外、監督らしいテンポの良い演出ですっと観ることができた、まぁ最後のこの手にありがちなあるある演出は大目に見るとして、期待以上に楽しめた>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.5

会話劇としては上手く緊張感の持続もあるが、、、

ネタバレ的になるから解釈は言えないが確信を持ってアレと言える!

劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

4.0

原作は未読。アニメも未鑑賞。
全く予備知識も何もなく鑑賞。
キャラクターもその関係性もバレーのルールさえも解らないが。楽しかった!
10代で必要な想いのほぼ全てが多くの登場人物によって眩しく描かれてい
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.4

誤って発生OK回で観てしまうという事故。
カオスな体験で楽しめました!

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.3

寒くない北海道を舞台に、優しい杉元と大人なアシリパに大吾な白石の冒険活劇。
一応、俺は原作のファンやで!!

さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 4Kリマスター(1978年製作の映画)

4.0

既に古典であり名作なのだが、、、
ここで終わっていたら良かったモノを。
パラレル展開で評価下げたよね。
あと最近の新作も個人的にはどうかと思うし。

またこの時代の死生観は現代の若い人にどう映ったのか
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コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

3.3

ゾンビからショッピングモールを守るが如く、人からマンションを守る。

宇宙戦艦ヤマト 劇場版 4Kリマスター(1977年製作の映画)

3.8

人生初「スターシャ死亡編」を鑑賞。
最後にスターシャと守のロマンスが無い分、アッサリした展開。
しかし沖田艦長の最後には泣けた、、、

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