YourMamaさんの映画レビュー・感想・評価

YourMama

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ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.0

ヴィルヌーヴはとことん合わない、?映像が綺麗すぎて何も入ってこない

悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.6

凄すぎないか?

音楽に映像をつける、という企画からスタートしてこうなるか????

タイトルがこれで主題があれ、で濱口監督初見なんですが「意外とベタやな」なんて思ったけど、こんな"名画"みたいなのを
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碁盤斬り(2024年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

狐狼の血2のときも思ったけど、斎藤工は現代人以外やらん方がいい おれには1人だけ異様に世界から浮いてる様に見える話し方
好きな題材だっただけに気になった、、、

その点草彅剛は市村正親ほどその辺を理解
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レザボア・ドッグス デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

3.8

映画もろくに見てなかった頃、タランティーノに『ヘイトフル・エイト』から入ろうとして完全に失敗した人です。

ただ、これは映画館で観るとその真価がわかる、と端的に感じました。配信で観ずにこれまで我慢して
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異人たちとの夏(1988年製作の映画)

4.2

めちゃくちゃいい映画だった。

親子編のクライマックスの演技が三者三様に凄すぎて気持ちがぐちゃぐちゃになった。
役だけではなく実年齢も風間杜夫の方が上なのに、完全に親子だった。

ほんで名取裕子のパー
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健康でさえあれば(1966年製作の映画)

3.9

4→3→2→1の順で良いオムニバス

というか、あのダンスだけ、、、

絶好調(1965年製作の映画)

2.9

『破局』と『幸福な結婚記念日』以上のものがない
1つのモチーフのままでもっと長いともっと面白くなっていく気がする こういうのはしつこくしてなんぼやな

アロー、アロー

Valimo(2007年製作の映画)

3.3

労働のシーンがあると好きになることが多い。特に工場労働と、キッチンでの労働。

更にいうと食事の準備をするところ。ガチャガチャうるさいと尚良し
「他人の生活」が映し出されるとグッとくる

愛しのタチアナ(1994年製作の映画)

3.0

こういうのを観ると、案外今の自分がお気楽じゃないことを思い知らされて、何だか微妙な気分、、、

シリアスな時代はいやだなあ、、、

真夜中の虹(1988年製作の映画)

4.1

そうかーあのショットが撮りたかったんやな、、、

虹と2時のダブルミーニングで歌詞をしたためた人のことを思い出した。

割と前半は荒唐無稽で、変なカットの切れ方ばかりするのですが、初期作っぽくてそれも
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アインシュタインと原爆(2024年製作の映画)

3.0

歴史なんかを下手に学んでいると、あの頃人類は愚かで、今では誰もが間違いだと思える選択をほとんどの人がしていて、全くこの時代に生まれてよかった、、、なんて、思ったことはなくても、当然のように「こんなのお>>続きを読む

テルマ&ルイーズ 4K(1991年製作の映画)

4.0

ハンスジマーと趣味合わなくて、リドリースコットと趣味が合うことがわかりました!

ロードムービーはバイクより車の方がいいっすね
僕はテルマも好きだけど特にルイーズみたいな性格の人間が非常に好きです
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.1

落下事件によりあまりに身も蓋もなく解剖され世に晒される、「夫婦」という複雑怪奇な仕組み。

共感性羞恥とは明らかに違うが、それでも次々出てくる事実のような何かに思わず目を逸らしたくなるものの、この解剖
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Red(2020年製作の映画)

2.3

柄本佑ってほんまにすごいな、、、

最後まで観ると救われる所もある。

逃避行のシーンの夏帆は、それまでしてた緑のマフラーがなくなってるけど、あれがないスタイリングとあるスタイリングで印象が全く違うの
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

-

好きな女優ばかり出ていたので観ました

IMAXでの鑑賞はなんと大学生のときのスターウォーズ7以来ということで、感情の昂りを感じました

あらゆる作品の源流と言っても過言ではないこの超大作ですが、フレ
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現金に体を張れ(1956年製作の映画)

4.4

キューブリック28歳の長編デビュー作。

そう思うとこの前みたポランスキー29歳の同じく長編デビュー作である『水の中のナイフ』もとんでもないクオリティだった

ストーリーはシンプルだがそれが良い。チェ
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サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス(1974年製作の映画)

4.7

最後やばーーーーーーーーーい
「"黒さ"は置いていけ」
「あなた方は現実しか信じたくないようだ」
初めてSFの興奮が分かったかも

重要なのは色ではなく魂。不能であることを黒人女に嘲笑され激怒する白人
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裸のランチ(1991年製作の映画)

4.5

これ系で不快感その他を感動が超えてくることがあるのか、という凄みを感じさせてくれる作品だった

ピーターウェラーの決まり過ぎた造形が挿入される度に観ている側もリアルに戻ったような気分になり、ドラッグの
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水の中のナイフ(1962年製作の映画)

4.6

目線とか表情とか、マイクに乗らない会話とかスムーズなカットの繋ぎとか、異様に観やすいなと感じた

しかも本当に必要なところでしか音楽がかからない

主題としてもおもしろいし、海上の密室で3人しかキャラ
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イン・ザ・スープ(1992年製作の映画)

5.0

in the soup(ともに苦労したいんだ)
we are important(おれたちが重要なんだ)

何でこんなに映像が古いんやろ

去年マリエンバートで(1961年製作の映画)

4.1

カメラのズームが遅いのと、劇伴の仰々しさがしゃらくさいので、慣れるまで時間がかかる
慣れたらドライブする

1時間くらいまではおれは世界ふしぎ発見!を観させられているのかという気持ちになった

あるは
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.6

閉ざされた世界に役者を閉じ込める。演技に役者を閉じ込める。抑制された動き。

その演出自体に意味を持たせて映画として成立させながらその奥に隠れているものをたちあがらせる、そこに毎回やられてしまう

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緋牡丹博徒 お竜参上(1970年製作の映画)

4.1

雪が綺麗。
斜めから、下から、上から、隙間から、しっかり色々な位置があるから左右対称の絵がバチっと決まる。

長回しもええけど、場面の切り替わりはバンっといくよな

結局は緩急。

鮫島っさんは渡世の
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長靴をはいた猫(1969年製作の映画)

4.2

みんなちゃんと気絶する。すごい。ペロは去っていく。すごい。


アニメは全て作為だから、そのリアリティーラインの綱渡りと、ベストタイミングで飛び越えてみせる胆力。とんでもない高等テクニックを味わえる。

Guava Island(2019年製作の映画)

3.9

まじでかっこいいーーー

心酔しているのはこの身体性やで。ダンス良すぎるやろ。

Saturdayはよ音源にして聴けるようにしてくれ(関係ないけどHuman Sacrificeも)

Mr.&Mrs. スミス(2005年製作の映画)

3.9

アイズ・ワイド・シャット・アップ。

お互いに欠点があることを認め合う
第三者を含めた話し合いをする
時にはとことんぶつかり合う
ということが大事

女性が男のスマートさに惚れて結婚したが、実際は女性
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袋小路(1965年製作の映画)

4.4

ショットが決まり過ぎていて言葉が出ない。役者の後ろを追いかけるカメラは酔いそうになる。

人類皆袋小路、、、

今年はポランスキーをしっかり観ていくことにします

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