ドイツ映画なのに、NHKが制作したようなテレビドラマになっている。
ズーイーを観る映画で、ジムになったつもりでトラッドなズーイーとつきあえる楽しみがある。ズーイーはPVやライブ映像ではそんなに可愛くないのに、映画ではすっごく可愛いからね。
飛び出してきた母親のセリフ「普通の男なんていないのよ!」。女にとって普通の男=最適の男だから、原題のAs good as it getsは、割れ鍋に綴じ蓋みたいな感じかな。
さすがアメリカ、90年にもう高齢ドライバーの運転事故を描いている。
フランス人ってほんとにこんな血の通わない感じなのか?ユスターシユもブレッソンもじつは小津調なのか?
前半のハイジは美少女すぎてもっとへちゃむくれの方が良いのにと思ったが、フランクフルトの頃はへちゃむくれすぎて二階堂ふみになっていた。
アメリカでの新聞記者と私立探偵の聞き込みとそれに対する市民の反応は似ている。
ニューヨークの場面が強烈。この時代の黒人ミュージシャンって見世物扱い。白人がやらない奇抜な芸をやって見せろ、でも少しでも白人のテリトリーを侵せば、ステージから引きずり下ろす。黒人に加担する白人も然り。>>続きを読む
ヤン・シャオチーの顔がビーグル犬すぎる。あと「微妙に可愛いブス>微妙にブスな美女」だな。
あまりのオフビートぶりに山下敦弘が薄いコーヒーを飲みながら撮ったのかと思った。
柔道二段・合気道三段の浅丘ルリ子が楽しすぎる!これが彼女の代表作でしょう!
東京の貴族は移動するときに、息をするようにタクシーを使う。驚いた。最後に歩く。歩かないと出会えない人や景色を知る。良かったね。
主人公のピタゴラスイッチのような船はおもしろいし、船が燃やされた直後に欲情してセックスするのは見倣いたい
カメラ振り回せばいいってもんじゃない。松本典子の演技がいかにもで薄っぺら。ジャズへのこだわりが足りない。
慈悲深いとされるアッラーの国で、こんな救いのない映画をよう撮れたな。主人公のくぐもった小声が効果的。
恐ろしいことに気づいた。主人公の主婦は高橋一生に似てて、優柔不断の亭主はアンガールズ田中に似てて、若い間男は曽我部恵一に似てて、おもろいわー!
あまりのオフビートぶりに山下敦弘がペプシとビッグマックを飲み食いしながら撮ったのかと思った。
フランス語だらけのなかで、英語を喋るとやはり肩身が狭い、てか、マヌケに見える。
檻の中で大人しくしている息子をよそに、父親がシャバで暴れまわってどんどん事態を悪化させている。ムッシュードロン、もっと落ち着いて。
「敵とではなく、味方と戦っているようだ」というチャーリー・シーンの独白に戦争のリアルを感じたが、トム・ベレンジャーとは先に観た映画「メジャーリーグ」で仲良しだったよなと気づいて微妙になった。
息をするように映画を撮っているホン・サンスによるメタ映画 もまた息をするように撮られている。
だからスティーブ・ジョブズもこの国から出てくるわけだ。あの局面で山火事の濡れ衣を晴らし、潮目を変えるとはね!
ラストで、ドクと対面した時のドロレスの表情に涙腺崩壊、そして「手紙をありがとう」のセリフに破顔一笑。つくづくアメリカ映画は幕切れが上手い。
トム・ハンクスの額の広さを基準にしたキャスティングが絶妙、だから、額の狭いケヴィン・ベーコンが何かやらかすんだろうなと予想できた。
ニコール・キッドマンの声や喋り方ってマリリン・モンローに似てる。作品は存外笑えておもしろい。