ザムさんの映画レビュー・感想・評価

ザム

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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.5

観た。
一作目に近い作りの真っ当な復讐劇で、単なるFRの焼き直し、という形ではないのがまず良い。そして脳内でFRがガンガン補完され、より完成されていく前日譚としての素晴らしさ、特にアニャ=セロンの眼!
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マッドマックス 怒りのデス・ロード ブラック&クロームエディション(2015年製作の映画)

5.0

恐らく劇場公開時以来の鑑賞。当時は白黒の良さを全く理解してなかったが、今観るとこの圧倒的なディティールに驚かされる。細部の細部まで拘った画作りと其処から成る芸術性、暴力の波状攻撃には元のVerよりも痺>>続きを読む

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

5.0

何回観ても痺れ過ぎて泣くとかいう意味わからん状態になる。ヤバい映画。

マッドマックス/サンダードーム(1985年製作の映画)

3.8

久々
まぁやはり過去2作を観た後だと面白いとは思えないが、グッとくるポイント指数がシリーズ屈指で全く嫌いになれない。特にマックスも1人の父親であるという流れ、ラストのGood-bye Soldier!
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マッドマックス2(1981年製作の映画)

5.0

一作目の厭な画を引き継ぎ、文明崩壊後の有り様をFRに通ずるバイオレンスなアクションで魅せる終盤の高揚感は随一。そしてマックスジャイロキャプテンの眼!あれはトムハーディとシャーリズセロン!素晴らしくグッ>>続きを読む

マッドマックス(1979年製作の映画)

5.0

文明崩壊の一歩手前、マックスの精神的側面も堕ちる一歩手前という塩梅の描き方が良い。厭さ全開の画作りと耐えていた主人公が狂気に走っていく様には痺れるものがあった。

猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)

4.2

正直舐めてたけどかなり面白かった。ポストアポカリプス、ポストシーザーの話として非常に良く出来てる。まぁ話の着地には「またやんのかよ…」と感じたが、勝手に作って勝手に滅び、勝手に復活して勝手に逆恨みする>>続きを読む

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017年製作の映画)

3.9

ちと長いが面白い。戦争映画宛らの攻防戦と猿のキメ画の多さ、前作から続くシーザーの贖罪、という話の巧さに痺れた。そして最後の最後まで互いに殺し合う事を選んだ人類が雪崩に巻き込まれる様、清々しく感じる。良>>続きを読む

猿の惑星:新世紀(ライジング)(2014年製作の映画)

4.0

人と同じ過ちを犯し、同等の立場となったシーザーの話として勿論良いが、やはりコバが印象に残る。特にエンド・オブ・ステイツ(本当に実行!)と怒りのアフガン(馬猿VS戦車!)を勝手に連想してめちゃくちゃアガ>>続きを読む

猿の惑星:創世記(ジェネシス)(2011年製作の映画)

4.5

小中学生以来の鑑賞。シーザーという一匹の猿の創世記としては勿論、霊長類アッセンブルと単身でヘリに突っ込んだあのゴリラの生き様に素晴しくグッときた。キメ画の多さも良い。

PLANET OF THE APES 猿の惑星(2001年製作の映画)

2.9

ティム・バートン版は初だが、特に何も思わなかった。謎のポップさと展開の冗長さ、オチの雑さが目立つ。

最後の猿の惑星(1973年製作の映画)

3.5

人も猿も同じ事を繰り返す。1〜の話が上手く繋がる様が良かった。

猿の惑星・征服(1972年製作の映画)

3.9

チープ感は否めないが、シリーズでも屈指の陰鬱で暴力的な展開に痺れる。ラストの演説も素晴らしい。

新・猿の惑星(1971年製作の映画)

3.6

猿が現代に来ると言う反転した描き方が良い。ラストも笑える。

続・猿の惑星(1970年製作の映画)

3.0

ミュータントが勿体無い。このクオリティの低下は流石に許容できんな。

エリート・スクワッド ブラジル特殊部隊BOPE(2010年製作の映画)

5.0

前作とは毛色が異なる超骨太ポリティカル・サスペンスだが、国家構図との戦いをナシメント(主人公)の内面と共に描く構成が上手く、ドラマ性が増しているのが良い。軽いノリの暴力描写も一作目以上に強調され、腐敗>>続きを読む

エリート・スクワッド(2007年製作の映画)

4.5

純粋無垢だった少年が日常に蔓延る暴力と復讐心によりボッビ(特殊部隊)として相応しい人間になる、という継承映画としてまず素晴らしい。悲惨な絵面もバチイケな音楽と共に映すのが相まって、どぎつい暴力に爽快感>>続きを読む

シティ・オブ・ゴッド(2002年製作の映画)

4.5

再見。連鎖を描いた暴力映画として超傑作な上に少年達の青春映画でもあるという二重構成が素晴らしい。そして『グッドフェローズ』のレイ・リオッタ同様、主人公が物語の一歩手前で語る作りがより暴力の悲惨さを表し>>続きを読む

わらの犬(1971年製作の映画)

4.0

前半は夫婦が排他的な扱いを受ける田舎物として上手く、夫婦も夫婦で別に円満ではないという様が面白かった。そんで中盤の強姦シーンから映画的ギアが入り、非暴力主義だった男が暴力に目覚め、暴力によって男らしさ>>続きを読む

ガルシアの首(1974年製作の映画)

5.0

最高に面白い。まず恋愛→上層部ゴラァ→破滅とジャンルを変動させていく作りが好み。そして前半の中年の男女が木々の下で夢を語り合う哀愁と後半の理解していても変われない男の哀しい生き様が素晴らしくグッときた>>続きを読む

戦争のはらわた(1977年製作の映画)

4.2

悲惨な戦争映画だが、有害な男性像を全面に押し出した純粋暴力映画という構成が良い。『ワイルド・パンチ』の更に上をいく編集と暴力描写のキレも凄まじく、ラストカットに関しては神がかっていた。

ゲッタウェイ(1972年製作の映画)

3.6

序盤はかなり怠いが、強盗の場面から素晴らしく盛り上がる。ホテルの銃撃戦には『ザ・クラッカー 真夜中のアウトロー』を連想した。

マニアック(1980年製作の映画)

3.8

プロット自体には特に惹かれないが、厭描写のオンパレードとジョー・スピネルの顔面馬力で一生画が持つのが凄い。ゴア描写のクオリティもレベチで、特に車での銃殺シーンは『ドライヴ』のモーテルショットガン並に痺>>続きを読む

アドレナリン:ハイ・ボルテージ(2009年製作の映画)

3.8

前作で肌に合わなかったMV的な画作りが改善され、ぶっ飛び具合が増してるのが良い。人種性別問わず人が死ぬ様が面白く、そこを徹底してる構成がもはや好印象

バチアタリ暴力人間(2010年製作の映画)

3.8

めっちゃ面白い。フェイクドキュメンタリーのフェイクドキュメンタリーとかいう二重構造が愉快で、厭な暴力人間2人もキャラ造形の上手さからか何処か魅力的に感じ、もはや青春映画になってるのが良い。ラストの超絶>>続きを読む