おはるさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.0

ちゃんとホラーでもありスリラーでもありコメディでもありアクションでもあり、それでいて社会派でもあり。色々な要素を内包したエンタメ映画でとても面白かった。

もうなんか色々な人のレビューみてお腹いっぱい
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.9

撮る人によっては、ど直球なアメリカ礼賛ヒーロー映画になりそうな題材。しかし本作は一味違った趣でしたな。それは事件そのものではなくテロリストに立ち向かった普通の若者3人のそこに至るまでの経緯を丁寧に描い>>続きを読む

デトロイト(2017年製作の映画)

4.0

自由の国アメリカ。彼の地では肌の色に関係なく誰もが自由と平等を謳歌している…なんてのはただの欺瞞であることはもはや世界中の誰もが知るところではないか。

本作で描かれた白人による黒人に対する暴力は決し
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

2.0

前作、内容はほとんど覚えていないけれども、なんだか歪な映画だなあという印象を受けたのは覚えている。そして続編の今作もやはりその印象を改めて持ってしまった。
笑って観るには人が無惨に死に過ぎるし、アクシ
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.5

ロサンゼルス、ニューヨーク、パリ、ローマ、ヘルシンキ。5つの街の5つの夜の人間模様を描いた本作。観終わった後、脳内に“C'est la vie”という言葉が真っ先に浮かんだ。悲喜交々のエピソードや何気>>続きを読む

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.0

蜂起した何万という人々が“全滅”させられたとされる島原の乱。そうしたキリシタンに対する弾圧が苛烈さを極めた時代、それぞれの人々の生き方を通して神とは、信仰とは、そして信念とはを問うた作品。

最近隠れ
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コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

4.5

東西冷戦下、米英ソの情報機関が協力し世界征服を企む悪の組織に立ち向かう。なんてきくと昔の安いスパイ映画のような物語(実際昔のテレビシリーズのリメイクらしい)。しかし音楽、演出、セリフ、アクション、レト>>続きを読む

ルムンバの叫び(2000年製作の映画)

3.5

宗主国ベルギーからの独立後わずか2カ月ほどで殺害された首相ルムンバ。彼の人生を通し独立前後のコンゴ情勢を描いたのが本作。
この地域については恥ずかしながら本当に聞き齧っただけの情報しか持ち合わせていな
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デッドプール(2016年製作の映画)

3.5

ゴア描写満載のアクションシーン、映画ネタ多しのシニカルなジョーク、そしてオープンな下ネタの数々などヒーロー映画らしからぬヒーロー映画。
ヒロインがエロくて最高。ただ悪役には魅力が全くなかったのが残念。
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ドローン・オブ・ウォー(2014年製作の映画)

3.4

FPSゲームなどで御馴染みの俯瞰からの街並みの映像そして爆撃。“グッドキル”を担う人々の苦悩を描いたドラマが本作である。
昼間は遠い中東で多くの人々を殺害し、夜はアメリカのマイホームで家族と共に過ごす
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ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

3.4

ジム・ジャームッシュ作品を観るのは本作が2本目。『ストレンジャー・ザン・パラダイス』ほど響かなかったけれども、味のある映画ではあったなと。とにかくオープニングがめちゃくちゃカッコいい!

怒り(2016年製作の映画)

3.9

人は人を信じることが出来るかを問うた人間ドラマ。ある場面で出てきた「信じていたから許せなかった」という言葉がとても印象深い。信頼と裏切り、そして怒り。それでも人は許すことも出来るのだよ、とこの映画は静>>続きを読む

ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

3.7

“密室劇”ときいてこじんまりとした作品なのかなーなんて思っていたら意外とダイナミック(主にバイオレンス方面で)!
騙し合い罵り合い殺し合う、まさに血で血を洗う争い。割と長い映画なのに最後まで飽きさせず
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海にかかる霧(2014年製作の映画)

3.0

後から知ったけど、これ実話ベースなんすね。あな恐ろしや。極限状態に陥ると人間はかくも狂ったようになってしまうのか。

ただ登場人物のキャラクターがどうにも極端過ぎて違和感を禁じ得なかった。とくにあのよ
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

3.8

やはり安定の面白さ。ただいろんな意味での“家族”の絆を描いていたため仕方がないのかもしれないが、少々湿っぽい仕上がりになっていたのが少し残念。

しかし、大迫力のアクションや美しい映像はもちろん音楽も
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ザ・プレデター(2018年製作の映画)

3.7

脚本が雑?展開がご都合主義すぎる?うるせえマザファ◯!と言わんばかりに持続するテンションだけで最後まで持っていくB級アクション大作。
グロ成分多めの大迫力の戦闘シーン、ユーモアたっぷりのセリフの応酬、
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アイヒマン・ショー/歴史を写した男たち(2015年製作の映画)

3.4

映画としての面白さはそこそこ。取り上げる題材は素晴らしいといった印象。

“ユダヤ人問題の最終的解決”に関与したアドルフ・アイヒマン。本作の中では何とか彼の人間性を映像に残そうと躍起になる主人公が描か
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ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

4.7

どうせつまらないけどわかる人にはわかる系のお芸術作品でしょうよ?と勝手な先入観から今まで敬遠していた本作。

申し訳ありませんでした。全然わからなかったけどものすごく面白かったです。

作品内において
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ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

2.2

えーっと、管内で暴力事件が多発してるのに凶悪犯を野放しにしておく愛媛県警って仕事しないんすかね?ってところがノイズになって全然乗れなかったなあ。あと菅田将暉が虎の威を借りて女性をターゲットにノックアウ>>続きを読む

殺されたミンジュ(2014年製作の映画)

2.3

持てる者持たざる者の対比を通して生きることの哀しみを描いた映画なのかな?自分には難解で冗長、加えて登場人物たちの一つひとつの行動に至るプロセスの描き方もチープに感じられあまり乗り切れなかったなと。
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.1

プライムビデオにて鑑賞。公開当時、映画を観るということからかなり離れてしまっていた私でも、これだけは今絶対に観ておかなければならない!と息巻いて劇場に足を運んだ記憶がある。

各方面から熱狂的な支持を
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.3

初めから中盤まで、この映画何が面白いのだろうかと不安になったのだけれども杞憂だった。なぜならそれらはすべて伏線であり前フリ。点と点が繋がる後半、一気に笑いの渦へと観客を巻き込んでくれる。
自分はかなり
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グリーン・インフェルノ(2013年製作の映画)

3.9

悪趣味なグロ映画ではあるけれども皮肉やメッセージがちゃんと込められていて、かなり誠実な作品だなと思った。ただ、傲慢で意識高い系のリア充大学生達が酷い目に合うのだが、あんまり嫌な奴がいなかったためかエン>>続きを読む

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

4.1

希望という名のバトンを繋ぐために戦う名もなき人々にフォーカスした作品。
何がいいってドンパチのシーンが派手(特に陸上戦のところ)。それでいて各々のキャラもいい感じに立っていて、ちゃんと胸熱なドラマもあ
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キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

3.6

ただただ楽しいだけのモンスター映画。物語の設定が70年代というのもいい感じ。ただ続編への伏線だろうけど、最後のアレだけはなんだかなあと思ってしまった。

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

3.6

いわゆるレッドネックと呼ばれる白人貧困層の象徴みたいなクソ警官がまさかの人間的成長を遂げる展開には驚いた。
ただはじめ観たときはそれだけ。何もわからなかったというのが正直な感想。ってかこれがいろんな賞
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.9

粋でお洒落な映画。ただ内容は特に目新しさはなく。だが、それを補って余りあるくらい演出や音楽がカッコいい。映画館で観たかったなあ。

バケモノの子(2015年製作の映画)

4.5

賛否両論ある本作だが、個人的には断然の賛。ワクワクとなぜか所々涙が止まらないところがあってとてもいい映画だったなあ、と。演じている役者さん達もハマっていたし、割と不評の広瀬すずの声は可愛いすぎて個人的>>続きを読む

シチズンフォー スノーデンの暴露(2014年製作の映画)

3.7

小難しいことはさて置いて、スノーデンイケメン過ぎやろ!と思わずにはいられなかった。

スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

3.0

熱心なスターウォーズファンでもないのでそれなりに楽しめたのだけれども、いくらなんでもレジスタンス側の作戦?はグダグダ過ぎやしないのかと。前作の良さはどこへやらという感じで内容に怒る人がいてもおかしくな>>続きを読む

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.9

走る列車内に大量のゾンビというなかなかフレッシュなゾンビ映画。朝鮮戦争やセウォル号事件など韓国人のトラウマが背景にあるというレビューを見てなるほど、と感心させられた映画。

ソウル・ステーション パンデミック(2016年製作の映画)

2.9

ストーリーやテーマは良かったものの、いかんせんアニメーションがなあ…