うっちさんの映画レビュー・感想・評価

うっち

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関心領域(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

観ている間は妻に対する嫌悪感と常に漂う嫌な感じと抑揚の無いことへの耐えといった感じ。

異常な状況であるはずの家族の日常をただ写しているから抑揚がなくて当然であり、だからこそこの家族が異常をきたしてい
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

4.4

前後章一気見イベントで鑑賞。
だからこそのこの点数ではあるかも。

前後章通してめためたに浅野いにおらしさを良い意味で感じることができる。
どうやら漫画版とはエンディングが違うみたいだけどこちらはこち
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.1

前後章一気見イベントで鑑賞。
あのちゃんと幾田りらがハマっててすごく良かったしびっくりした。
あのちゃん舐めてたわ凄いね。

内容としては後章を前提とした作りでそこまで紐解かれずに おやっと思わせて終
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ダウンサイズ(2017年製作の映画)

3.4

設定はいいと思うし、観ながら子ども産まれたらどうなるんだろとかスモールライトとは訳が違って身体が小さくなる時に物理的な危険はないのかとか思ってたらちゃんとすぐ表現とか説明されててなるほど〜となれた。>>続きを読む

恋愛小説家(1997年製作の映画)

3.7

全員ある種マイノリティの中で、一際クセ強なメルヴィン。
相互方向の言葉を必要としない犬のバーデルにははじめは嫌がりつつもすぐに優しくなれたし離れるのが悲しくなるくらい愛おしく思えるのに、会話する相手に
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ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

4.3

邦題と日本版のジャケットがかなり悪さをしている。
原題のままが良かったかは置いておくとしてもちゃちく見えるタイトルのせいで軽く感じるし後回しにされそう。
ジャケットも原題版のほうが良かった。

もっと
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カード・カウンター(2021年製作の映画)

3.2

雰囲気は良いが、展開にしても恋愛にしても関係性にしても全てツボを押さえてもらえていない感じがした。

観ていてスタンフォード監獄実験を思い出したりしたけれど、それにしても展開との結びつきで納得感は薄い
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マルセル 靴をはいた小さな貝(2021年製作の映画)

3.8

前情報一切入れずに観たためジャケから勝手にトイ・ストーリーとかピクサー的仕上がりを想像してたのかもしれない。
完全に良い意味で裏切られた。

急にモノが命を持ったとかではなくマルセルたちは元々当たり前
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.7

これは…
50年代をよく知っていて映画にも精通していて、且つウェス・アンダーソンにも詳しい上で頭が良くないと理解は難しそうだ…

とりあえずわからなさ過ぎるので鑑賞後いくつか解説を読んでみた。
それで
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.9

大好きな漫画の映画化。
原作の音を感じる作画と熱量が映像になって音がついてきたらどうなるか楽しみだった。

映画の尺の中でどう纏めるかはどの作品も苦心するだろうけれど、原作と少し変えた形にしてうまく一
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.9

ワンカットによって出ている緊張感はすごく伝わるし良いと思うけれど、逆に鉄条網を通るシーンとか主人公たちのいるとこは隙間縫っていかないといけないのにワンカットで撮るためにカメラはその手前をスルッと動いて>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

カットのテンポ感や画の見せ方、音響で殴ってくるあたりクリストファー・ノーラン節が存分に出てた。

かなり好き嫌い分かれるだろうし、感じたこともかなり人による映画だろうなと思った。
個人的にはテネットよ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.8

ゴジラ知識薄いため比較ができないけど、悪くはなかったのではと思う。
終わってみるとドラマにフォーカスしすぎていたなとは思うけど観てる時はあまりなにも思わずに観てた。
確かに怪獣映画!って感じではなく迫
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アタック・オブ・ザ・キラートマト(1978年製作の映画)

3.1

徹頭徹尾ふざけてる。
真面目を装ってふざけてる。
真面目を装ったふりする気がないくらいふざけてる。
トマトの雑さが流石としか。

トマトの侵略に抗う唯一の映画。

ほんでチビデブ、お前主人公だったのか
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.6

皮肉とブラックユーモアたっぷり。
出てくるヴィーガンが過激派しかおらんくて笑う。
結果的にもっと過激に駆逐することになるけど。

複製された男(2013年製作の映画)

3.7

『嗤う分身』ぽい話かと思ったらそうでもなく。
一見するとSFか不思議ホラーの様相を見せて進むけれど実際のところそういうことでもない。

蜘蛛とそれに準じたメタファーが大量に示されるけれど明らかな答えが
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ドアーズ(1991年製作の映画)

3.5

この時期のロックスターは特に酒とドラッグで文字通り身を滅ぼしているイメージ。
まぁそういう話や映画が多いからそう見えてるだけかもしれない。
そのくらい追い込まれたり、そもそも身近だったのだろうけれど残
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夢のチョコレート工場(1971年製作の映画)

3.7

『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』はこちらの前日譚にあたるんだろうと思った。
ウォンカの過去についても出てこないし、ティム・バートン版とはウォンカの性格なども全然違う。

全体の流れとしてはほと
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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.6

ポッドキャストのコテンラジオでシンドラーの回があるのでそれとセットで観るのがおすすめ。
描かれなかった部分を補完してくれたり見方に色々といい意味で味が足されるので先に聞いてから映画を観たらいいと思う。
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その夜の侍(2012年製作の映画)

3.7

こういう役をやらせると堺雅人は強い。
堺雅人じゃないと観れる映画にならなかったかもしれないくらい。
まともな奴がほとんど出てこなかった。

世間で言われてるよりは酷くはなかったと思うけど、言われてるこ
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

4.0

トーキーに変わっていく中でリナは立場上ちょっとかわいそうだけどそれを消すくらい悪かったしおバカだった。仕方ないね。
個人的にはドンのレッスンの時のダンスが好き。

映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

3.1

クサいというかクドいというか…
過剰な演出が多いように思った。
あと脳みそと気づいたのとか何で?

お金の設定とか面白いと思ったけど、一瞬だったな。
設定とか最後とか悪くないのでたぶん絵本だと凄くいい
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シング・フォー・ミー、ライル(2022年製作の映画)

3.6

字幕も吹替もどっちも歌観てみた。
大泉洋も十分上手いけどショーンメンデスは圧が違った。
是非とも英語版で観るべき。

話としてはよくある感じで全編ミュージカル映画。
前半のママと仲良くなるシーンかわい
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チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

4.2

改めて観たらオマージュとかめっちゃ多いな。子どもの時は何も知らずに観てたわ。
最新作とは深みが違うと良く分かった。

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

前情報ほとんど無しで観たからミュージカル映画でびっくりしたし単体で見たら面白かったと思う。ただ前日譚では絶対になかった。

歯医者のお父さんは?
過去の辛い記憶は?
お父さんとの対立は?
それで歪んだ
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極道大戦争(2015年製作の映画)

2.9

途中までヤクザ映画やってたのに一気に狂っていく。
そもそも設定が狂ってるのに更に意味わからなくなるしもはや分からせる気もなさそうという振り切りぶり。
市原隼人がイケメン過ぎて最後まで観れたけれど、くだ
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.7

ボロの出方と突然のCMが面白い。
あと壁が思った以上に壁だった。
脱出したらそれはそれでみんな嬉しいんか。
実際的にはホラーでしかないけど、ジム・キャリーのお陰でいい感じに観れる。
ジム・キャリーが流
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ゼロ・ダーク・サーティ(2012年製作の映画)

3.8

派手な戦闘があるわけでもなく、時間がかかり確証のなさゆえになかなか実行にも移せず、仲間も犠牲になっていくがすべてが劇的さはなく進んでいく。現実だからこその不確実さと抑揚のなさがリアル。

ダンケルク(2017年製作の映画)

3.9

悲惨な戦場に覚悟をもって助けに向かうことがどれだけのことか実際のところ理解出来ていないけれど、色々な感情があるだろうし戻らないと言った兵士の気持ちもおかしくはないのがリアルで辛い。
トム・ハーディは最
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アデライン、100年目の恋(2015年製作の映画)

3.7

説明あったのは丁寧だったけどその分チープに感じてしまった。
話は全体的に悪くないし丸くおさまるエンドだけれど、ちょっと物足りないというかご都合良いというか演出が気になるというか。
そんな感じ。

武士の家計簿(2010年製作の映画)

3.5

多少のドラマはあるが終始淡々としてる。
キャストが演技上手いので最後までしっかり観ることができた。
幕末の時代劇物だけど動乱は描かれず、生活に焦点を当てた映画。

偉大なる、しゅららぼん(2014年製作の映画)

3.2

内容一切知らなかったから終始ギャグかと思ってたら設定イカれてるだけでちゃんとストーリーしてた。
意外と観れる。

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

3.7

50年以上前にこのレベルを作っているのが凄すぎる。
当時観た人は衝撃だっただろうに。
今観ると当時どう撮影したとかが気になってしまった。

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.2

日本の描写が割と日本で中華日本感薄くて良かった。アクションがシリーズ事に派手に長くなっているような気がする。敵もキアヌも硬さとかっこよさも増してる。
ただ日本の地下鉄はあんなに赤く光ってないし、チカチ
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ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)

3.8

初めは偏見バチバチなうえ放蕩していたところから絶望して、自分の為にお金の為に足掻いていくなかで人のためにも少しずつ変わっていく。
マシュー・マコノヒーに見えず驚き。
役作りに命かけ過ぎな役者はすごい。