nさんの映画レビュー・感想・評価

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関心領域(2023年製作の映画)

4.0

想像力映画

多くの定点カメラを用いて、アウシュビッツ収容所の隣に住む家族の生活を描く。

様々な描写が映し出されるけど、どれも遠目からで至近距離のカットなんてひとつもなかった。(たぶん、草花のインサ
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永遠の人(1961年製作の映画)

3.9

くそ怠タイパ映画

メインの登場人物みんな他責思考者でだるすぎた。覚悟がねえ。
自分で決めたことなら、腹括れ。うじうじ言うな、するな。「血」のせいにするな。

とまあくそ怠なんだけど、画面構成、音楽演
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睡蓮の人(2003年製作の映画)

3.3

ポスターに釣られて観た

細かな動作までクレイアニメーションで表現してるのすごい。観察眼と想像力があるんだろうなあ。

でも、思い出にいる奥さんや写真にいる奥さんがどうも若く映りすぎていないかい?写真
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ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

4.1

SNSとインセルの現代モキュメンタリー映画

実際のマーク・ザッカーバーグはこの映画みたいにそこまで女性にモテなかったわけではないらしいけど、この映画ではあえてマーク・ザッカーバーグを「性格がサイテー
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.6

オッペンハイマーの一人称的映画

自伝的映画という訳でもなく、ドキュメンタリー映画でもなく、「一人称的映画」として定めたい。

各SNSではこの映画を見る前に知っておくべきこと、とか登場人物の関係性と
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DEATH NOTE デスノート(2006年製作の映画)

3.5

私が初めて暴言として「死ね」という言葉を認識した映画

最初はテレビの再放送でみたとき。当時6歳だったけど、結構しっかり話の筋も画も覚えてた。録画で見てたわけじゃないから、23時くらいまで起きて見てた
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コロの大さんぽ(2001年製作の映画)

4.2

ジブリ美術館にて上映されている短編映画。短編映画シリーズのなかでは結構初期作品。

約15分の中でそれぞれのキャラクターや、起承転結のある洗練された物語構成、無駄のなさはやっぱ宮崎駿の手際の良さだなあ
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

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2年くらい前にポスターのデザイン好きだしSNSでよく見かける作品だから観てみたけど、途中ダレて、なんか作品の流れが滞るから観るのやめた。
半年くらい前に再チャレもしたけど、だるくなって結局最後まで観な
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ポップスが最高に輝いた夜(2024年製作の映画)

4.2

なぞに私が通ってた中学は文化祭の催し物で毎年「We are the world」を全校合唱で歌うっていうのがあって(今はもうなくなったけど)3年間みっちり練習して結構思い入れもある曲。その時にこの曲の>>続きを読む

僕らの世界が交わるまで(2022年製作の映画)

3.3

「僕らの世界が交わるまで」のそれ以下でもそれ以上でもないドラマ映画

役者さんたちの演技は最高だったんだけど、脚本と撮り方がもったいなかったよなあって感じ。

脚本は、エヴリンとジギーを対比しつつ、「
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ウォーターボーイズ(2001年製作の映画)

3.7

「ウォーターボーイズ!!」
ポスターを見るだけでそんなかけ声が聞こえてきそうな、青春コメディ映画

練習内容とか筋トレ内容とか、そんなんでできるようになるわけあるかいみたいなことはあるけど、コメディだ
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神様はバリにいる(2014年製作の映画)

3.6

これも公開当時に映画館で見た。たぶん公開初日に。

わりと面白くて、内容もちゃんと覚えてる。

「人生はドラクエや」は、そうだと思う。何事も経験。経験の積み重ね。

説教くさいっちゃくさいけど、「アニ
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探偵ミタライの事件簿 星籠の海(2016年製作の映画)

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これも公開当時に映画館で見た。

中3の私にはグロシーンが耐えられなくて、そういうシーンはほとんど目つぶってた思い出。物語はあんま面白くなかったのか、心に残ってないな。

単発のテレビドラマが先にあっ
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悪と仮面のルール(2017年製作の映画)

-

公開当時、友だちと見た。ちょうど6年前だ。

この映画で吉沢亮を初めて認識した。玉木宏との共演も見れて良かった。舞台挨拶の写真の2人の顔面偏差値えぐかったな。。
今売れてる李光人くんも出てる。

物語
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レザボア・ドッグス デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

4.2

「パルプ・フィクション」前哨戦映画

この前参加してるポッドキャストで「パルプ・フィクション」回やって、話題に出たから観てきた。
平日(サービスデーだったけど)の昼間でも、ほぼ満員だったと思う。強すぎ
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.7

完成披露試写会で観てきた。


もうシリーズでやる前提だから、物語としてはプロローグって感じ。

やっぱ漫画原作の実写化だから、間延びするし起承転結もあいまいで、緩急はあるけど、映画としては美しくない
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魔女の宅急便(1989年製作の映画)

4.4

自分自身と対話して大人になっていくアニメ映画


まずこのポスターね。もうひとつのキキがほうきで空を飛んでるポスターも好きだけど、私はこっちのポスターの方が好き。
ガラスに映ってる他の人の様子。実家を
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マチルダ(1996年製作の映画)

3.6

不思議と記憶に残ってた映画


私が幼稚園生か小学校1年生のときに、午後のロードショー的なのでやってて、祖母と一緒にみて、ずっと覚えてた映画。

ただ、映画名も覚えてなくて、女の子が物を動かせる超能力
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エンパイア レコード(1995年製作の映画)

3.0

あけおめです🐉


映画初め、早速したくて0:20くらいから観た。

レビューみると好きな人多いけど、登場人物みんな自己中だし、何よりも脚本ありきの物語進行・ご都合主義って感じで、その脚本も展開グダっ
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.0

シニカル・クライム映画

一匹狼の殺し屋の主人公をずっと追っていく2時間。全然飽きない。おもしろい。(好みが分かれるのもまあわかる)


スナイパーで、行動に移していくときにずっと1人朗読劇に入るのは
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スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

3.2

インチキ教師のロックの授業の映画


ポスターは前から知ってて、いつか観よーって思ってた映画。何観ようって思ってたら予告でレッド・ツェッペリンの「移民の歌」が流れてきて、釣られた。


前半テンポ遅く
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

4.3

20’sのウェイ系ミュージカル映画

各年代ごとにウェイ系映画は存在して、それぞれ色があると思うんだけど、2020年代を代表するウェイ系映画のひとつがこの映画だと思う。(まあもとは2005年のミュージ
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もののけ姫(1997年製作の映画)

4.8

私の死生観の根底になってるアニメ映画


荘厳な音楽、迫力のある美術、洗練された脚本。神々と人間。

最初に観たのはもういつだか覚えてないんだけど、まあ多分いつかの金ロー。
何回も何回も繰り返し観てて
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海辺の映画館―キネマの玉手箱(2019年製作の映画)

1.6

ポッドキャストの課題作品で観た。

3時間苦痛でしかなかった。

反戦映画なら讃えるべき、みたいなのはやめときたい。

遺作、巨匠のひとりっていうことはとりあえず置いといて、映画として面白くなかった。
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

タイムリープの多元宇宙理論の映画


おもしろかった🤣🤣🤣すき笑笑
(もっと評価高くてもいいやろ)


タイムループで本人たちが気づいて、その状況をどう過ごしていくかっていうのは、うる星やつらの映画の
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無理心中日本の夏(1967年製作の映画)

2.4

「死にたい、死にたい」って言ってる人は早く死ねばいいし、「私変人だから、ネジ抜けてるから」って言ってる人は、変人てことに気づいてるから変人じゃない。

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

-

ポスターに惹かれてみてみた。


“Lost in translation”の通りなんだけど、最初の方のウイスキーの撮影シーンで通訳のいい加減さに、モヤっときて、流石にここまで通訳、翻訳を大雑把にやん
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ナイト ミュージアム エジプト王の秘密(2014年製作の映画)

4.0

少ししんみりコメディ映画

シリーズ終了ってこともあって、父と息子の関係性だったり、ラリーと博物館のみんなとの関係性もちょっと変わったりしてちょっとしんみり。

いや、でも結構笑えるけど。レベル・ウィ
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ナイト ミュージアム2(2009年製作の映画)

4.0

ちっちゃいことは気にするなコメディ映画



1よりもパワーアップしたラリーと博物館の仲間たちがみれる。やっぱ展示物が動くってわくわくするよね。

壊した物とか色々問題もあるけど、小さいことは気にする
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ピーター・パン(1953年製作の映画)

4.1

1番みたディズニー映画

実家にビデオがあって幼稚園生くらいのときから小学校卒業するあたりまで何回も何回も観てた。

各キャラクターの心理描写、心理合戦みたいなところが好き。
特に影の描き方、時計の針
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禅 グローグーとマックロクロスケ(2022年製作の映画)

3.3

ルーカスフィルム(ディズニー)とスタジオジブリの友情メモリアル記念作品


3分のショートフィルムで、特に物語がある訳でもない。グローグーとマックロクロスケの戯れが見れる。かわいい。


配信から1年
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COUNT 100(2023年製作の映画)

3.4

シンプルだけどショートフィルムとして上手くまとまってる作品。玉木宏初監督作品。


確かに「世にも奇妙なーー」っぽい。ありそう。
私は岸辺露伴の藪箱法師を思い出してた。違うけどね。
あと、ドラえもんの
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メリー・ポピンズ(1964年製作の映画)

4.3

上手くいかないときにもいつも寄り添ってくれる映画


これを最初に観たのは、私が小学2年生のときで、その時入ってた合唱団でディズニーシーで歌うイベントがきて、そこに「チム・チム・チェリー」と「スーパー
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

4.2

高校生のときに有楽町の映画館でカップルに埋もれながら1人で観た思い出。

リメイク版だけどオリジナル版観たことなくて、結末にふつうに驚いた。


レディー・ガガ歌うますぎる。才能と努力。涙腺うるうるに
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ナポレオン(2023年製作の映画)

4.0

人間臭いナポレオンと妥協を見せない戦争映画


初リドリー・スコット作品でした。
冒頭のマリー・アントワネットのギロチンでの処刑のシーンから残虐なシーンを映画を通して描いていこうっていう監督の気概が感
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ゴジラ(1954年製作の映画)

3.8

怒り込めまくり人間大怪獣映画


-1.0の流れから初代ゴジラに。くっそ面白かった。

特撮で映像を撮る技術、戦後9年という時代の人々の描写、かっこいい音楽の効果的な使い方、伏線っていうわけじゃないけ
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