novaさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.5

ループものとしてはいろいろ無理はあるし途中でだんだん飽きてくるし結末も調子良すぎるとは思う。でもコメディとしては結構笑えました。「結婚」がキーワード。この空間で一番好きな人に出会う確率。ラストは男女の>>続きを読む

ノマドランド(2020年製作の映画)

4.5

心に染みました。私も時々無性にひとりになりたくなる人間なのでファーンの気持ち少しは理解できる。彼の家をバンに乗って去るところで涙出たよ。あのタイミングで癒してくれる男性に一緒に住もうって誘われたら心揺>>続きを読む

マシニスト(2004年製作の映画)

3.5

めちゃくちゃ暗いし怖いけど面白かった。結局トレバーは無意識のうちに過去の記憶を消そうとしていたということかな。彼は気の利いたジョークや口説き文句も言える普通に知性もある人間。なのにどうしてこれほど何か>>続きを読む

ハート・ロッカー(2008年製作の映画)

3.5

これ現地でどうやって撮影してるの?緊張感はんぱない。手ぶれカメラが臨場感。見づらくてだんだん疲れてくる。砂漠でのジュースのやりとりはまあほのぼのしたけど後半ベッカム君の人間爆弾や軍医の死あたりからはも>>続きを読む

バッド・エデュケーション(2004年製作の映画)

4.0

アメリカ的な洗練されたスタイリッシュさとはまた違うこのヨーロッパ特にスペインの芸術的な美意識は独特。うっとりしちゃう。ガエルガルシア「アモーレスペロス」で初めて見た時はこれまたすっげー美形が出てきたな>>続きを読む

ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ(2019年製作の映画)

3.0

A24+PlanBだから期待したのだけどあまりにも自分とはかけ離れた境遇のせいか感情移入しにくかったのが正直なところ。現実にああいう底辺の生活者は黒人に限らずたくさんいて政府も見て見ぬふりなんだろうと>>続きを読む

落下の王国(2006年製作の映画)

3.0

フィンチャーとスパイク・ジョーンズの名前がオープニングに。何カ所かそれらしきカットあり。確かに映像がアート感覚でかなり凝ってます。空想で遊ぶ女の子はアメリ意識してる?でもストーリーがいまいち私には刺さ>>続きを読む

ミュンヘン(2005年製作の映画)

3.5

史実に基づいたオリンピックの事件なので緊張感はあるけどスピルバーグ作品はエンタメ色が強くて重厚さに欠ける。意外と簡単に11人殺されちゃう。でも次から次と後任が現われる憎しみの連鎖。だから戦争はこの世か>>続きを読む

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

4.5

いやこれ単なるオシャレな映像と音楽だけじゃないです。こんなに泣ける映画だとは思ってなかった。今まで観たことない感覚かもしれない。裕福ではあるけれど黒人の生きづらさも感じる。だからこそパパも息子に厳しく>>続きを読む

悪魔を憐れむ歌(1997年製作の映画)

3.0

ストーンズの曲がどう使われてるのか気になって観ました。接触によって乗り移るのがコロナぽくて気持ち悪い。悪魔がウイルスみたいな。ストーリーは面白いんだけどいちいちナレーションが入るのでわかりやすすぎて安>>続きを読む

イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ(2010年製作の映画)

3.0

美や芸術の価値観なんて見る人によって様々だから。映画だってなんでこんなに高評価なの?って不思議なのもいっぱいあるし。ティエリーはある意味マーケターとしての才能はあったのでしょう。誰もがまねしただけでこ>>続きを読む

ソウル・キッチン(2009年製作の映画)

2.5

好きなオシャレ感。だけどそれだけでした。ストーリーはめちゃくちゃ。コメディだからそれでいいんだろうけど。いまいち心に刺さるものがなかった。ラストの貸し切りはどんちゃん騒ぎの再現を期待しちゃってたのに残>>続きを読む

羅生門(1950年製作の映画)

3.0

人を信じるということ。人間の深層心理を描き出した芥川龍之介の原作がまず素晴らしい。「藪の中」は未読ですが男性なのに女性の内に秘めた部分をよく理解している。加えて男の単純さや嫉妬心。人間は都合の悪いこと>>続きを読む

トゥルー・グリット(2010年製作の映画)

3.5

西部劇はあまりなじみがないけど面白かった!2人のオッサンに振り回されても自分を見失わない主人公の女の子がすごくいい。父の仇を討つ話だけど普通なら生前の親子の思い出とか涙誘うシーンありそうなのに全然ない>>続きを読む

クラウド アトラス(2012年製作の映画)

2.5

言いたいことはわかるよ。人間の果てなき欲望は文明を崩壊させる。でもいろいろ詰め込み過ぎてテーマがぐちゃぐちゃ。半分ぐらいにコンパクトにしてもよかったと思う。わざわざ一人複数役の必要あったのか?最後話が>>続きを読む

私の知らないわたしの素顔(2019年製作の映画)

3.5

この年代になると甘い恋愛なんて面倒くさくてもうこりごり。共感できない部分もあった。でもこの主人公の境遇は確かにきつい。だんなの裏切りもショッキングだけど元カレのうそはダブルパンチだよね。多分SNS上の>>続きを読む

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

4.0

何これ曲者ぞろいの出演者よく集めたね。全然怖くないむしろ楽しいゾンビ映画。笑いのツボが多分私に合ってた。ジム・ジャームッシュ監督って昔めっちゃ流行った時に何本か観たけどあんまりハマんなくてよく覚えてな>>続きを読む

オデッセイ(2015年製作の映画)

3.5

火星でひとりぼっちになった植物学者が科学を武器に乗り越える。頭いい人って基本すべて計算で解き明かせる自信があるから不可能などないポジティブシンキングなんだろう。おなかに何か刺さっても簡単には死なないタ>>続きを読む

ワールド・トレード・センター(2006年製作の映画)

4.0

実話もの数々あれど自分もあの瞬間テレビで目の当たりにしたのでやっぱり当時を思い出して鳥肌。あれから10年後に東日本大震災があり、その10年後の今はコロナパンデミック。世界は終末に向かっているのだろうか>>続きを読む

アス(2019年製作の映画)

2.0

子供のころの恐怖体験がトラウマでメンタルやられたのかと思ったらそんな重くないただのホラーコメディでした。クローンやロボットの研究に対する人間の愚かさがテーマなのかな。でもちょっと面白おかしく茶化し過ぎ>>続きを読む

君に届け(2010年製作の映画)

3.0

どうにもこうにもテンポが悪くてこれいつ面白くなるの?じりじりしたけど後半ちょっと持ち直したかな。演技は主役2人も友達も皆よかった。桐谷美玲は「ツナグ」でも思ったけど意外とうまい。春馬くんと多部ちゃんの>>続きを読む

CHiLDREN チルドレン(2006年製作の映画)

2.5

伊坂幸太郎原作の空気感は嫌いじゃないです。でも映像より小説向きな気がする。今度じっくり読んでみたい。映画としては今ひとつ盛り上がりに欠けたかな。ラストもえ?これで終わりって感じでした。それにしても坂口>>続きを読む

イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.5

あり得ない話だけど独特な映像と音楽で面白い映画へと持っていくダニー・ボイルらしいファンタジーの絶妙なさじ加減。追い詰められた主人公。ラストどう締めくくるのかなと思ったらオチはそうきたか。レットイットビ>>続きを読む

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.0

今回の東京オリンピックから正式種目となったスケボー競技。すごく新感覚なイメージだけど90年代からもう若者の間では普通にあったよね。ストリートカルチャーの原点を見せてもらった。「黒人って何のこと?」「気>>続きを読む

ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)

3.5

どんな極悪人にも弁護士はやっぱり必要で、それを責め立てるのは筋違いでしょ。弁護士って大変な仕事だな。しかもあの任務は重い。重過ぎる。緊張感でへとへとに疲れ切った演技。さすがトム・ハンクスうまいです。ア>>続きを読む

フランシス・ハ(2012年製作の映画)

4.0

フランシス・ハのハってそういうことか。モノクロ画面が昔のフランス映画ぽくておしゃれで好きな感じ。最後まで引き込まれた。グレタ・ガーウィグはもともと女優さんなのね。全然イケてると思う。監督に方向転換しち>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.0

上から読んでも下から読んでもTENET。ノーラン監督は時系列逆行がほんとお好きなのね。思ったほど難解ではなかったです。SFものとしてはこれくらい許容範囲。でもタイムトラベル系はもうちょいファンタジーな>>続きを読む

コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

2.5

本物も偽物もない。信じればそれが真実。ダー子は自分が偽物と自覚してるから偽物が真実ということですね。久しぶりに目にした柴田恭兵さんがおじいちゃんになってたり。デビィ夫人が演技でもなんでもなく素だったり>>続きを読む

セックスと嘘とビデオテープ(1989年製作の映画)

4.5

30年以上も前の映画だからネットもスマホもない。ビデオカメラにカセットテープがアイテム。なのに全然古さを感じさせないこのスタイリッシュさは一体?ソダーバーグのセンスに恐れ入る。夫婦と妻の妹の3人に夫の>>続きを読む

10日間で男を上手にフル方法(2003年製作の映画)

2.5

お互い別々の目的があって騙し合いながら10日間付き合うという設定に無理がある。大体フラれて悲しんでる友達のために男をフルためのハウツー記事を書くって意味わかんない。ベンの家族のあたりからちょっとは面白>>続きを読む

メイド・イン・マンハッタン(2002年製作の映画)

3.0

70年代に興味があって政治に詳しい息子ちゃんタイが面白い。オチの議員質問良かったよ!クリップがエネルギー吸収してくれたんだね。スピーチって難しいよね。よくあるシンデレラストーリーだけどこういうハートウ>>続きを読む

アメリカン・スウィートハート(2001年製作の映画)

2.0

うーん、見事につまらなかった。もともとドタバタラブコメは得意じゃないけど中途半端なジョークが多くていまいち笑えない。ジュリアとキャサリンが姉妹って無理があるのと姉妹両方から好かれる彼がそれほど魅力的に>>続きを読む

真実の行方(1996年製作の映画)

4.0

「スポットライト」みたいな教会の性的虐待とか世紀の大スクープみたいなシリアスな映画かと思ったら焦点はそこじゃなかった。私は疑い深いからわりと早い段階であやしいとは感じたけど。医学的な精神鑑定はあてにな>>続きを読む

ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

3.5

エンタメショービジネスで生きる人のプレッシャーは計り知れない。子役時代から過酷なダイエットや薬漬けで相当メンタル不安定だったのね。甘えられる相手が欲しかったのかな。47歳までに5回も結婚ってかなりの恋>>続きを読む

ANNA/アナ(2019年製作の映画)

2.5

いつものリュック・ベッソンで既視感ありあり。特にニキータの現代版って感じ。らしいっちゃらしいから期待を裏切らないけど新鮮味はない。主人公アナはミラジョボとナタリー・ポートマンをミックスした雰囲気で女友>>続きを読む

風をつかまえた少年(2019年製作の映画)

4.0

正直あんなおもちゃみたいな機械でほんとに風力発電できるの?と思ったけど。でもどんな発明も最初はきっとあんなふうに手作りだったのかも。完成した風車はまるで芸術作品のようでした。アメリカのテロがあった頃だ>>続きを読む