NORAさんの映画レビュー・感想・評価 - 25ページ目

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ジオストーム(2017年製作の映画)

2.6

うーん…食い足りない(´・ω・`)もっとこう、ジェラルド・バトラーがテストステロンパワーで宇宙ステーションを人力移動させて地球を救うとか、そういうクソバカ映画を期待してたんですけどね。中途半端に真面目>>続きを読む

オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.6

THE☆ゴージャス女子会ムービー。サスペンスなのに実家のコタツの中でミカンを食べているかのような安心感に包まれた不思議な映画。主人公たちが全然ピンチに陥らずスルスルゆるゆる進んでいくのが逆に心地良くて>>続きを読む

search/サーチ(2018年製作の映画)

3.7

前半が結構退屈だったんだけど、真相判明以降の雪崩のような急展開は思わず手に汗握りました。もうちょっと前半を絞って短くまとめ上げていたら傑作だったと思います。ちなみに「全編が(ひとつの)デスクトップ上で>>続きを読む

何者(2016年製作の映画)

5.0

この映画は一見就活という題材を描いているようでいて、実は就活そのものはあくまで舞台装置にすぎない。この映画が炙り出すのは、「何者」にもなれない人間のやりきれなさ、自分が「何者」であるかのように取り繕う>>続きを読む

ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

5.0

森見登美彦作品の映画化として→100点
原作の映画化として→100点
夏休み映画として→100点
スズキくんが原作より若干良い奴になっていたので→+5点
原作の「ぐんない」が省かれていたので→−1点
>>続きを読む

来る(2018年製作の映画)

4.9

わはははははは最高。心霊版シン・ゴジラ、あるいはインフィニティ・ウォー。もしくはラブライブ!劇場版(なにがなんだか)。何にせよやりたい放題映画。中島哲也監督らしいポップな悪趣味演出と抑えきれない時代へ>>続きを読む

響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

4.6

天才に生まれついた者、天才になれなかった者、それでもなお何かを創り続けようとする者。「響」という一人のカリスマを軸としながら、これは「響」になれなかった者たちの物語でもある。一筋縄ではいかない原作の、>>続きを読む

若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

4.7

子供向けアニメと舐めてかかったら、クライマックスで不覚にも大号泣。大切な人を喪ったとき、遺された者はどう死に向き合うか、人は人を赦し、また歩みを進めることができるのか。このビジュアルからは想像もできな>>続きを読む

名探偵コナン ゼロの執行人(2018年製作の映画)

3.0

個人的には数年ぶりのコナン映画。劇場版コナンは明確にジャンルムービーというか「コナン文脈」で楽しむシリーズゆえ、毎回リアリティラインが狂ってるんですが、今作は特に「こまけぇことはいいんだよ!」スタイル>>続きを読む

ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

3.4

これ実はめちゃくちゃ危険な映画なのでは…と、イギリスと同じく徹底抗戦を訴えた敗戦国の一市民の目線から思いましたよ。何しろあちらは英雄、こちらは戦犯。まことに歴史とは分からないものなり。それにしてもチャ>>続きを読む

ヴェノム(2018年製作の映画)

3.2

どこが「最悪」やねん。むしろほのぼのしとるやん。ヴェノムが最初からいい奴なうえに普通に仲良いので、反目しあいながら友情を育てていくバディ感は意外と薄いのよねん(・ω・)それを除けばトム・ハーディ奇行映>>続きを読む

マンハント(2018年製作の映画)

3.1

凄まじいまでのご都合主義、登場人物全員偏差値32くらいの行動思考、意味不明な演出、役者の口の動きと音声が合ってない、お約束の鳩飛ばしともはやツッコミする腕が骨折しそうなものの、監督ジョン・ウーの「うる>>続きを読む

旅猫リポート(2018年製作の映画)

1.0

映画館で周囲がすすり泣く中、「違う」「何コレ」「この映画はすべてが間違ってる」という違和感と独り戦い続ける地獄の2時間。でも役者も、猫も、原作者も、監督すら責める気になれない。強いて言えば、実写化しよ>>続きを読む

トレイン・ミッション(2018年製作の映画)

4.7

困り顔のリーアム・ニーソンが謎の組織の無茶振りゲームに巻き込まれるエクストリーム通勤ムービー。『フライト・ゲーム』の精神的続編だそうですが、前作より明らかに良くなってますね。まぁツッコミどころは満載で>>続きを読む

君が君で君だ(2018年製作の映画)

4.7

尾崎豊とブラピと坂本龍馬のコスプレ男が韓国人ヒロインをストーカーする話。もう祖筋からしてわけがわからない映画なんだけど、これは騙されたと思ってぜひ観て欲しい。笑える。泣ける。なんで泣くのか分からないけ>>続きを読む

シュガー・ラッシュ:オンライン(2018年製作の映画)

5.0

前作『シュガー・ラッシュ』は素晴らしい作品でした。その完璧な前作をぶち壊しにしかねない危険なバランスを採用してもなお描かねばならなかったキャラクターたちの成長とはなにか。ラルフとヴァネロペを愛おしく思>>続きを読む

ニューイヤーズ・イブ(2011年製作の映画)

2.6

大晦日のNYを舞台にスター勢揃いの群像劇だが、個々のエピソードがうっすいうっすい。各キャラクターが最後は有機的に繋がって大団円かと思いきや、なんともモタついたまま中途半端に放り投げて終わる。雰囲気はい>>続きを読む

チワワちゃん(2018年製作の映画)

5.0

岡崎京子の短編漫画の映画化。画面から伝わってくるひりひりとした生の感触、冒頭10分で傑作と確信するスタイリッシュな画面。見終えて残る深い余韻、目に焼き付く生と死の狭間の輝き。映像、演技、音楽、原作から>>続きを読む

十二人の死にたい子どもたち(2019年製作の映画)

3.5

これ宣伝が悪いよなあ。同じ堤幸彦でも『ケイゾク』『SPEC』じゃなくて『包帯クラブ』の系譜ですよこれ。つまり意外とストレートな青春ドラマ。やってること自体は非現実的かつ自己満足な疑似自傷行為なのだが、>>続きを読む

あした世界が終わるとしても(2019年製作の映画)

3.0

いまどき珍しいストレートな厨二病パラレルワールドSF。フルCGの違和感と世界観説明ナレーションで序盤は本当にキツかったけど、中盤以降は結構楽しんで観られました。それにしても、「もうひとつの日本」があん>>続きを読む

サボタージュ(2014年製作の映画)

1.4

仮にもミステリと銘打っておきながらこの糞脚本はなんだ、いくらなんでも酷すぎると憤っていたら、どうもこれ撮影したあとにいろいろ大人の事情があって大幅に路線変更したゆえのアンバランスさらしい。デヴィッド・>>続きを読む

フロントランナー(2018年製作の映画)

2.1

不倫騒動で失脚したアメリカ大統領候補の話。高邁な理想が世俗的な現実を前に潰える話というよりは、単に脇が甘い人がポカしただけのしょーもない話にしか見えない。この人が大統領になっていたところで世界はさして>>続きを読む

FYRE: 夢に終わった史上最高のパーティー(2019年製作の映画)

3.9

歴史に残る大失敗に終わった音楽フェス、地獄の進捗確認ドキュメンタリー。美しく加工された「理想のオレたち」の世界に生き、現実から目を背け続ける主催者たちと、死にもの狂いでソフトランディングさせようとする>>続きを読む

ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

5.0

シャマラン監督が20年のキャリアの中で一貫して描き続けてきたこと、それは世界の本当の姿を知る勇気と、その中で自分が果たすべき役割を自覚する覚悟。自分が生まれた意味を追い求め苦しみ続けてきた者たちへの優>>続きを読む

マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.7

テレビ的オールスター映画ながら、キャスト(特に小日向文世は素晴らしい!)と美術のおかげで、大スクリーンでの鑑賞に値する娯楽作品になっている。原作からの刈り込み方もいい。一箇所、どうしても看過できない演>>続きを読む

映画 刀剣乱舞-継承-(2019年製作の映画)

3.9

ゲームの映画化でも舞台の映画化でもアイドル映画でもなく、特撮の文脈で楽しむべき作品。求められることをきっちりやり切った職人仕事。荒唐無稽な設定なのにしょぼいビジュアルがほぼ皆無なだけでも評価に値する。>>続きを読む

マイル22(2018年製作の映画)

2.0

単純なストーリーのわりに話が散らかりすぎ、演出ガチャガチャしすぎ。そしてなんだあのオチは。ひねればいいってもんじゃねえ!過去最高に素に近そう&面倒臭いマーク・ウォルバーグ(あんな上司はイヤだ)が見られ>>続きを読む

ワイルド・ストーム(2018年製作の映画)

3.2

嵐映画、つーか嵐の中でやるワイルドスピードじゃねえかこれ!ツッコミが追いつかない脚本、敵も味方も全員ボンクラ、低予算丸見えなCG。こういう古き良き午後ローみたいなポンコツ作品を大画面で拝めるのは貴重な>>続きを読む

アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

3.7

レディ・ガガとブラッドリー・クーパーのスター性で引っ張っていくシンデレラストーリー。初演技&初監督のコンビにしては相当高い水準なのは確かだし、押さえどころは押さえているが、なんか物足りないのはなぜだろ>>続きを読む

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