アイリンさんの映画レビュー・感想・評価

アイリン

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ユンヒへ(2019年製作の映画)

4.0

長年好きだった人と離れ、ユンヒは自分の人生がまるで罰を受けているように感じながら生きているなかで、ジュンと離れている間に自分が生きてきた軌跡ともいえる娘と旅に出かけるところが美しくも切ない。

旅行中
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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.0

救われない映画だけど、可哀想な話というよりも暗いなかで一筋の光を感じる作品だった。

セルマの息子に対するエゴで自分を不幸にさせていくストーリーで、客観的に見ると腹が立つくらい純粋。

ある男(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

アイデンティティが何なのか、自分とは一体何者かを探し求めるなかでもがく様、窪田正孝さんが地面で虫けらのように倒れている描写が圧倒的。

後半、真実にたどり着く過程で劇的なものを期待していたが想像したい
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君だけが知らない(2021年製作の映画)

3.5

ミスリードの数々に若干のくどさを感じた。

個人的に、俳優の顔の見分けがつきにくくて混乱した。

ラストシーンの結婚写真が切なかった。

エゴイスト(2023年製作の映画)

4.5

会話劇の小気味の良さはまるで会話に参加しているように、演者のカメラの追い方次第で浩輔の目線でことが進んでいるように思えてしまうドキュメンタリー感。

ラスト15分くらいは号泣。

愛が何か分からないと
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PLAN 75(2022年製作の映画)

4.0

高齢者が仕事を失っていき、社会から疎外されていく描写がリアル。

セリフや説明が少ない映画ではあるものの、叔父さんの献血の記録のような細かい描写は丁寧。

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.5

結局、自分たちの日常に戻っていくところがよかった。

遺骨を奪うシーンで引き込まれた。

そばかす(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

友人関係のつもりだった人からの好意や、同性の友人が結局男を優先させるところが結構リアルで''くらった''

お父さんがうつを患っていることがストーリーに何の影響を与えるのか気になりながら見進めた。

アウトレイジ ビヨンド(2012年製作の映画)

4.0

バイオレンス要素よりも怒号の応酬で前作よりも見やすい。会話劇としてもストーリーを追いやすかった。

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.0

主人公のケイコが声で何を言うでもないのに、岸井ゆきのさんの表情の演技が淡々を生活を表現していく力に惹き付けられた。

月の満ち欠け(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

田中圭の演技が良い。

時代背景もあって夫婦の品がある現代離れした会話のラリーがよかった。

キリエのうた(2023年製作の映画)

4.0

もう1回見たいかと言われると、負担が大きい。

北海道の田舎の家の感じとか、裕福で学がある家庭の描写が時間を沢山割いていなくても伝わる演技や撮り方が凄い。

ストーリーも順を追って進むような見やすさで
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.0

正直よく分からない。

開始10〜20分くらいで理解が追いつかないくらい引き離された印象。

退屈はしなかったけど、2回目は見ないかなー。

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.5

洗車機のシーンが印象的だった。

是枝作品の不穏な空気を感じない瞬間の幸福いっぱいのシーンの描き方が大好き。まさにこの洗車機のシーン!

怪物(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

2度観たが、新たな気づきや感想を持てる良作。

レントゲン異常無かったかと安藤サクラに尋ねるシーンとか、「幸せになれないのがバレちゃう」というセリフが映画館を出たあとあまりにも印象的で涙が止まらない。

窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

4.0

耳かきのシーンとか、まだ完全にお互いの気持ちが同じというわけではないときにノンケにあんな風にされたら思わせぶりすぎてしんどくなっちゃうなーと思った。

恭一がゲイバーに出向いた一連のシーンはかなり辛か
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三姉妹(2020年製作の映画)

3.5

三姉妹誰にも共感できないと思っていたけど、強い家父長制のもとで育った女兄弟が後にもずっと影響を受ける点は見覚えのある光景だった。

流浪の月(2022年製作の映画)

4.0

横浜流星さんのキャリアハイの演技だといって申し分ない。

再び2人が出会ってしまった、平穏に暮らしていける道筋が目まぐるしく変化していく様に形容しがたいしんどさを感じた。

ランユー 4Kリマスター版(2001年製作の映画)

3.5

call me by your nameなどの作品でも見られる、大人の男に心奪われて、その人の身勝手さに惑わされる感覚の描写が秀逸。