のぶさんの映画レビュー・感想・評価

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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

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#マッドマックスフュリオサ 後に誰かが語りし物語、神話そのものを観ていると思った。どの場面からもお話が溢れ出し密度の濃さにむせ返る。前日譚となっているけどFRをもとに語り直しをやっているような印象もあ>>続きを読む

マリウポリの20日間/実録 マリウポリの20日間(2023年製作の映画)

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#実録マリウポリの20日間 もし自分が同じような状況になったら、住み暮らす建物や、頼りにしている大きな病院が戦禍に巻き込まれてしまったら、一体どうなってしまうだろう。古い記録フィルムでなく最新のデジタ>>続きを読む

ブラック・ジャック(1996年製作の映画)

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#ブラック・ジャック 96年、出崎統監督版 驚異的な記録を叩き出す超人達が謎の病気に次々とかかるイントロが良い。ただ終盤になるにつれおさまりの良い方向になり物語がしぼんでいくように感じられてしまった。>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

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#ゴジラマイナスワン アカデミー賞のVFXは確かにスゴイ。人間の演技や物語の進め方はどうかなと思う。苦手はそのママ、得意な部分を伸ばしたのがこの映画。そしたら面白いと思えるものになった。もう得意な部分>>続きを読む

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

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#アルキメデスの大戦 数学で戦争を止めようというのに興味があり、そのアイデアで物語が進むのは好き。映画としては絵でなく説明で重大なことが決まったりするのはどうかと思う。だいたい全部セリフでいっちゃって>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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#オッペンハイマー 3時間気にならなかった。やはりノーラン映画、飛躍、省略、象徴てんこ盛り。描かないことで考えさせようとしてる部分が多いか。モノクロの部分は人を呪わば穴二つ。アインシュタインが心の友っ>>続きを読む

地球へ・・・(1980年製作の映画)

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#地球へ … 公開当時、大量に宣伝されていたがほんの子供だったので観れず。40年経ての鑑賞、映画としてはさすがにダイジェストだがよく出来てる。原作と違うラストは恩地日出夫監督が作品解釈をじっくりした>>続きを読む

カラフルな魔女~角野栄子の物語が生まれる暮らし~(2024年製作の映画)

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#カラフルな魔女〜角野栄子の物語の生まれる暮らし 映画公開時から魔女の宅急便の原作も愛読してきたが、角野さん自身がこうして注目されるようになるとは。御本人はふわりとした雰囲気だけど、書かれる文章はちょ>>続きを読む

サイボーグ009VSデビルマン(2015年製作の映画)

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#サイボーグ009vsデビルマン 009とデビルマンが拳を合わせる場面にグッとくる。同じ様な痛みを抱えた者同士というテーマが浮かび上がってくるのが秀逸。デビルマンが繰り返しの物語と規定されてきてるので>>続きを読む

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

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#ミーガン まずは扱うネタが新鮮なのが肝心なのだ。当然、ミーガンをどう見せていくかに重きが置かれていくから、その他はサブのテーマなんだな。姪っ子と叔母がどういう関係を結ぶかという帰結は良かった。ラスト>>続きを読む

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

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#窓ぎわのトットちゃん とても素晴らしい出来。自分は泰明ちゃんとトットちゃんの友情が好き。彼の方が早熟でトットちゃんにほのかな想いがあったろうというのを説明したりしないのがこの映画。かわいそうな子でな>>続きを読む

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

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#鬼太郎誕生ゲゲゲの謎 評判を聞き観に行く。イビツさ、無理やり加減も多々あるけど、力強く芯の通った1本になっている。お話自体はほとんど救いがない。人間…日本人の背負った業の重さか。横溝正史的因習の向こ>>続きを読む

機動戦士ガンダム F91(1991年製作の映画)

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#機動戦士ガンダムF91 公開初日に観てつまらなかった記憶。年経てからの再見で何をしようとしていたかわかってきて初見時ほど悪くないと思い直す。それ故にダイジェスト的に話がドンドン進んでいくイビツな作品>>続きを読む

ナックルガール(2023年製作の映画)

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#ナックルガール ルックが映画というより豪華なテレビドラマ…、Vシネマを想起した。1対多数のアクション場面は縦横無尽な構図が面白い。トレーニング場面はもっと長くやってほしかった。まともに伊藤英明と対決>>続きを読む

駒田蒸留所へようこそ(2023年製作の映画)

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#駒田蒸留所へようこそ 時間をかけて熟成されたウイスキーのような味わいの映画。PAさんのお仕事ものは大体恋愛要素がありそうでなかったりだけどこれも…。観終ってからしみじみと家族の映画、タイトル回収と思>>続きを読む

セーラー服と機関銃(1981年製作の映画)

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#セーラー服と機関銃 「セーラー服が機関銃撃って、走り回ってる様なもの」の語源としていつかみようと思っていた。当然だがその文句に沿ったものでない。アイドル映画にしてはアップが少なく引きの絵が多い。あと>>続きを読む

長ぐつをはいたネコと9つの命(2022年製作の映画)

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#長ぐつをはいたネコと9つの命 一見ファミリー向けで大人向け要素タップリのドリームワークスは健在。今回は自分を信じる、他者を信じる、といったところか。見せ方や話の流れの洗練され具合は作品を追う毎に極ま>>続きを読む

ジュニア・ボナー/華麗なる挑戦(1972年製作の映画)

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#ジュニア・ボナー華麗なる挑戦 #装甲騎兵ボトムズ のバトリングのネタ元、ロデオの巡業が着想になっているとのこと。映画自体は古き良き時代の終わりを告げるある日の南部の町。開拓記念のお祭りのロデオ大会。>>続きを読む

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

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#パーフェクトブルー 公開は98年だけどネットの様子はウインドウズ95以前。なんとなく序盤で誰が真犯人か見当はついてしまった。でも現実と幻想がシームレスに混在して何が何だかが真骨頂。この頃のOVAでこ>>続きを読む

野獣死すべし(1980年製作の映画)

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#野獣死すべし 松田優作のうろんな目つきが全てを物語ってるような映画。あらすじと随分雰囲気が違っていてひたすら主人公を中心にした構成、他の登場人物は皆松田優作の引き立て役ではないかと感じた。後半が観念>>続きを読む

北斗の拳(1995年製作の映画)

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#北斗の拳 まさかこれが今見れるとはありがとうMXテレビ、原画展もあるからか。しかし実写版になったら途端に元ネタのマッドマックスのコピー品にしかならないわけだ。秘孔突くのも、つついているようにしか見え>>続きを読む

ガールズ&パンツァー 最終章 第4話(2023年製作の映画)

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#ガールズアンドパンツァー 最終章 第4話 いきなりのピンチ! しかし事前の決め事で混乱は最低限。米大統領と一緒。あとはず〜っと戦闘シーンで潔いというか。すんごいハイスピードバトルのシーン、敵味方入り>>続きを読む

ルパン三世 風魔一族の陰謀(1987年製作の映画)

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#ルパン三世風魔一族の陰謀 今!これが見れるというだけでうれしかった。製作当時、ルパンという題材はすでに古く、お金を払う気にならなかったのをおぼえている。実際見ると何だか中途半端な出来。絵柄も含め、全>>続きを読む

パニック・マーケット3D(2012年製作の映画)

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#パニック・マーケット 気楽に見たいと選んだ #午後ロー 録画。サメ!、地震!、津波!、閉じ込め!、要素てんこ盛りで大丈夫かと思ったけど、見ていてそれなりに登場人物の見分けがついてきて思い入れも出来な>>続きを読む

PIG ピッグ(2021年製作の映画)

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#PIGピッグ スリラーということで出だしはそれっぽいのだけど。詰められてワインがぶ飲みとか、料理とワインを合わせて顔色が変わるとか、肝心な場面は演技力で見せてる。家族の話に巻き込まれ…それぞれの過去>>続きを読む

ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

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#ミセス・ハリスパリへ行く 原作の #ポール・ギャリコ は大好きな作家で邦訳されたものは多分全部読んでる。古い作家さんでもう本屋になく電子化もされてないのが残念。映画は、世界は厳しいけどどこか人は優し>>続きを読む

クリード 過去の逆襲(2023年製作の映画)

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#クリード過去の逆襲 お金持ちになっても貧乏でもどっちもアメリカでは大変だというお話に思えた。自らを守るために肩をそびやかして歩き続けなければいけない。本当の自分はそこにいないのに。娘ちゃんにボクシン>>続きを読む

ベイブ/都会へ行く(1998年製作の映画)

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#ベイブ都会へ行く ジョージ・ミラー自身の監督作と楽しみに見たら、徹底的に追い込まれピンチの連続で展開していき、混沌が極まったところで時間が来たからおしまい、という感じ。ビックリしたが試写時に不評で1>>続きを読む

ベイブ(1995年製作の映画)

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#ベイブ 共同体に全くの他者が来て革命が起こる骨子はマッドマックス2や同デスロードと同じ。お伽話のように仕立てファミリー映画として成功したけど、板子1枚下は食うものと食われるものという絶対的ヒエラルキ>>続きを読む

SPACE ADVENTURE コブラ(1982年製作の映画)

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#スペースアドベンチャーコブラ 観ていてわかるのは、出崎監督のキャリアの頂点は前作の #あしたのジョー2 だったということ。やりきったあとの勢いでこなしている感じがする。ハラの奥をみせない陽的なコブラ>>続きを読む

MEMORIES(1995年製作の映画)

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#MEMORIES 観るのは初。作画と技術の追求で構成されてる。結果、作り手が一番楽しくてみる人を置き去りにしてる。贅沢だがそれだけで終わってる。これが回りまわってネトフリのラブ、デス&ロボットにつな>>続きを読む

SAND LAND(2023年製作の映画)

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#サンドランド 気楽に観れる娯楽マンガ映画の趣き。お話は地味なドラゴンボール、やってることはあまり変わらない。ガルパンもかくやの戦車戦には驚いた。鳥山さんのキャラのしょーもなさが相変わらずさく裂してて>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

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#バービー とっても明るい娯楽映画に見せてるけど…。男女両方の視点やそれにこだわりすぎるのも滑稽だよねとか、遊んでるように見えて
とても冷めた目線が感じられる。あなたらしく、自分らしく生きられるように
>>続きを読む

特別編 響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト(2023年製作の映画)

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特別編 #響けユーフォニアムアンサンブルコンテスト 久しぶりにこのノリねと。学園モノは人間関係モノ、微細な感情のやりとり、行き違いで大いにモメて来たのが本シリーズなんだろと思う。今回はそうなりそうなと>>続きを読む

ヴィナス戦記(1989年製作の映画)

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#ヴィナス戦記 公開当時観に行く気がせず「絵はスゴイんだけどね~」という評を聞いてたが、その通りだった。最初のガンダムにあったシンプルでスマートだけど情感のある、安彦良和さんのアニメーターとしての仕事>>続きを読む

恐竜・怪鳥の伝説(1977年製作の映画)

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#恐竜・怪鳥の伝説 MXテレビで。77年にこんな映画があったなんて全く知らなかった。東映で珍しい怪獣特撮映画らしい。お話は何をどうするかまとまっておらず散漫な印象であまり集中出来ず。特撮も慣れてなく一>>続きを読む