ほのほのさんの映画レビュー・感想・評価

ほのほの

ほのほの

映画(94)
ドラマ(2)
アニメ(0)

バービー(2023年製作の映画)

3.3

夢の中にいるようなふわふわした楽しい鑑賞時間でした。衣裳やインテリアがもうかわいくて。みんな完璧できらきらしていて。
バービーワールドとリアルワールド。どっちでも自分が存在している場所がリアルな世界だ
>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.6

とても胸が熱くなりました。久しぶりに昂った。これからも何度も見てしまうと思います。
10代や20代のころに見ていたら、宮本や玉田、沢辺に感情移入していたと思うけど、50代の私は、So Blueの支配人
>>続きを読む

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

4.2

めちゃくちゃ面白かった。
京都貴船の旅館。雪のちらつく冬。
2分間のループ。2分間というのが、少し何かができて、でもやりきれなくて、はらはらしたり、くすっと笑えたり、じれったくてうずうずしたり。
初め
>>続きを読む

バーバー吉野(2003年製作の映画)

2.8

バーバー吉野というタイトルがなんとなく面白そうで見始めた。
私にもありがちな、こうでなくっちゃという頑固さは、実はなんの意味もなく滑稽だったりする。そのままでいることは楽だけど自由を失っている。時に、
>>続きを読む

オマージュ(2021年製作の映画)

4.2

とても好きでした。
1人の人の好きという思いや情熱、それを形にしたいという思いが、周囲を巻き込んでいく。結果的に小さいことかもしれないけど、半ば人生をあきらめたり、悲しみを背負っていたり、回想したり、
>>続きを読む

花椒の味(2019年製作の映画)

4.3

とても好きでした。いなくなった人を中心に、あたたかい空気が流れている。今までつながらなかった人生がつながっていく。
父を避けていた長女が、父の店を残りの契約期間だけ続けることを決め、異母三姉妹が寄り添
>>続きを読む

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.0

ハムナプトラのブレンダン・ブレイザー 全く違っていてびっくりしたところから始まった。そして、最後まで共感できず、最後のシーンには???だった。娘の存在(エッセイ)は救いだけど、酷だと思った。
一回4時
>>続きを読む

高速道路家族(2022年製作の映画)

3.4

人生でつまづき、精神的にも病んでいる父親に連れられて、高速道路のパーキングエリアで嘘をついて、お金を恵んでもらいながら生活を続けている家族の話。
その世界だけしか知らなければ、その世界が一番幸せと思え
>>続きを読む

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.0

心理的に怖かった。
子どもの味方になるような友だちとして開発されたAI人形<M3GAN(ミーガン)は、きれいで正確で感情もスキもなかった。融通が利かないという怖さ。
10代のころ、読んでいた星新一さん
>>続きを読む

6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

3.2

12年間かけて撮影したって、驚き。転居、母親の再婚、離婚、通学、友人とのつながり、恋などを通して、日常をホームビデオを見ている感覚。
サマンサとメイソンの成長をじ―っと見ている感じ。
元々ミュージシャ
>>続きを読む

マイ・ルーム(1996年製作の映画)

3.5

ディカプリオが、かわいい。
介護や闘病、育児や就業などで悩みを抱えてどん底にいるところから始まる。疎遠になっていても、思う相手がいて、自分が力になれるとことがわかったらそれぞれが存在価値をもって生きて
>>続きを読む

あと1センチの恋(2014年製作の映画)

3.8

おばちゃんなのですが、胸がキュン😊となりました。
こういう映画をたまには見ないといけませんね!
2人とも、若いのに普通じゃないようなことが次々と起こって。でも、乗り越えていく。結局、お互いに助け合いな
>>続きを読む

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

3.5

デヴィッド・ボウイが大好きな私には、直視できないシーンがたくさんあってストーリーが入ってこない。国と国は戦っていても、人と人は分かり合えるそんなイメージを持っています。
音楽は、本当に素晴らしい。坂本
>>続きを読む

カモン カモン(2021年製作の映画)

4.0

モノクロなのに、色彩がないということを最後まで感じなかった。というより、色彩は不要だった。シンプルにストレートに届いてきた。
突然始まった中年の独身男性と9歳の男の子の共同生活。全く違う生活感なのに、
>>続きを読む

窓辺にて(2022年製作の映画)

4.5

とてもよかったです。
そんなに抑揚があるわけでもなく、たんたんと進んで行くストーリー。
でも人生の中の大事件は起こっていて。稲垣吾郎が若い人たちを独特の柔らかな雰囲気で見守っているまなざしと喫茶店や部
>>続きを読む

街の上で(2019年製作の映画)

4.3

今泉力哉監督の切り取る日常風景がとても好き。
とてもリアルな感じだけど、私の人生にはない感じ。それは、この映画の場合は下北沢という街ならではの限られた人たちの物語だから。他の人の人生を垣間見ているよう
>>続きを読む

ばるぼら(2019年製作の映画)

2.8

何がなんのだか。。幻想の世界。みんな狂っている。
芸術家の頭の中なのかな。。

窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

3.1

成田凌君の作品。とりあえず見てみる。
表現がここまでとは。正直戸惑う場面も多数。
今ヶ瀬の恋心はなんかとても切なかったし、それを演じる成田凌はとてもかわいかった。そして、大倉忠義が生活感なく美しく、男
>>続きを読む

弥生、三月-君を愛した30年-(2020年製作の映画)

3.1

成田凌君の作品。とりあえず見てみる。
私がおばちゃんだからなのか、現実味を感じられなかったけど、でも50歳くらいから精神的に分かり合える人と一緒に生きられる人生はとてもうらやましい。高校生時代のさくら
>>続きを読む

グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)

3.8

これは、なんか深く感じさせられる映画だった。
自分の最期。それまでの期間はだれもが経験するのだろうけど、私ならどうするだろうって。リチャードには、ぎりぎりまで仕事があって、周りに人がいて親身になってく
>>続きを読む

半世界(2018年製作の映画)

3.8

なんとなく気になって見始めたこの作品。とてもよかった。
同級生3人が、どうにか生きていくために精神的につながっているそんな狭い世界。支え合うというのでもなく、当たり前のように流れていく時間の中で、存在
>>続きを読む

ユー・ガット・メール(1998年製作の映画)

3.4

定期的に見たくなる作品です。
とにかく、この映画のメグ・ライアンが好きでたまりません。かわいい。
映画を見ている人には双方が見えていて、でも当人たちは先行きがわからなくて。ジョーはどんどん彼女の魅力に
>>続きを読む

デトロイト・メタル・シティ(2008年製作の映画)

3.4

なんだかよくわからないけど、好きな映画です。何回も見ています。
この主人公のキャラクターの松山ケンイチが好きです。
私は渋谷系よりメタルの方が好きだけど、それは好みの問題でやっぱり音楽とかそれを創造す
>>続きを読む

アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.1

舞台演劇みたいと思いながら見ていたら、高校演劇の戯曲だった。舞台のお芝居も見てみたい。とても好きでした。
大きな円に入っていけない感じ。私も端っこが好きです。
吹奏楽の演奏、打撃音、アナウンスの声、歓
>>続きを読む

その日、カレーライスができるまで(2021年製作の映画)

3.9

ずっと見たかった作品。今、じわじわ来ている。
アパートのひとつの部屋の中だけのお話。そして、家族だけのお話。激しい雨に降る夜の真っ暗なところから始まり、お鍋の中が何かわかってきて、だんだんカレーのにお
>>続きを読む

ラスト・シフト(2020年製作の映画)

3.2

お..重たいお話でした。
38年間。真面目に地道に多分ほとんど贅沢もせず暮らしてきた老人の
退職までの何日間かのお話です。だいぶん虚しい。
育成していた後継者の生活は、どうなるねんやろう。せめてなにか
>>続きを読む

音楽(2019年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

楽器を触ったこともなかった不良たちが思いつきでバンドを組むところから始まるロック奇譚。

この映画、ほんまに好きでした。
この人たちの音楽、技術とか知識とかがない分、本当にシンプルで心の叫びというか心
>>続きを読む

ミス・シェパードをお手本に(2015年製作の映画)

3.5

北ロンドンのカムデン通りに停まっているオンボロの黄色い車の中で生活している誇り高きレディ“ミス・シェパード”。路上駐車をとがめられている彼女を見かけ、引っ越ししたきたばかりのベネットは親切心から自宅>>続きを読む

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

4.0

ジョナサン・サフラン・フォアによるベストセラー小説を映画化。愛する父親を9.11のアメリカ同時多発テロで亡くした少年が、父親が残した鍵とメッセージを探すためにニューヨークの街を奔走する姿を描くドラマ。>>続きを読む

クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

4.1

1962年10月、アメリカとソ連、両大国の対立は頂点に達し、「キューバ危機」が勃発した。戦争回避に決定的な役割を果たしたのは、実在した英国人セールスマン、グレヴィル・ウィンだった。

最初から最後まで
>>続きを読む

青葉家のテーブル(2021年製作の映画)

3.7

シングルマザーの春⼦(⻄⽥尚美)と、その息⼦のリク(寄川歌太)、春⼦の飲み友達めいこ(久保陽⾹)と、その彼⽒で小説家のソラオ(忍成修吾)という一風変わった4人で共同生活をしている青葉家。そこに、春子の>>続きを読む

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.2

最後まで、タイトルの意味することが分からなかった。。欧米ではよくある黒い駄菓子らしく、はまると病みつきになるそうでみんな知っている味なんだとか。それがピザみたいな形をしているとLPを連想させるというこ>>続きを読む

EMMA エマ(2020年製作の映画)

3.2

昔の私ならどハマりしていたと思う。今回の感想は、「なんだお金持ちが、伴侶を探すためにドタバタ劇をやっているな」でした。あまり感情移入ができなかった。私がひねくれてしまったのでしょうか。
お屋敷の装飾、
>>続きを読む

哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

2.7

人間は思い込みが深すぎると、周りが見えなくなって周りを洗脳して、自分も視野が狭まってしまう厄介な生き物だな。
ありがち。だからこそ、価値観や正解、不正解を決めつけない柔軟な頭を持ち続けたいと思いました
>>続きを読む

エム・バタフライ(1993年製作の映画)

3.8

1960年代の実話らしい。情報漏洩の罪に問われた裁判は、1985年なので、20年も関係を続けた2人。
なのに、本当に気づかなかったのか。それとも、人間は理想を妄想して、現実から逃避する生き物なのか。プ
>>続きを読む

3人のキリスト(2017年製作の映画)

3.7

自称キリストの3人の統合失調症患者の治療を描いている。
精神病の治療についての知識は0だが、1959年ごろは、電気ショックや薬物投与など少々衝撃的な方法が用いられていたようだ。そのやり方に疑問を感じ、
>>続きを読む

>|