NaotaSugawaraさんの映画レビュー・感想・評価

NaotaSugawara

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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

4.0

一級のサスペンス
安定の韓国俳優陣も素晴らしい
ちゃんと社会的テーマもおさえている

ボブ・マーリー:ONE LOVE(2024年製作の映画)

4.1

初めて彼のストーリーが映画化されたこと、
ジャマイカの当時の様子がよく再現されていること、
彼のパトワ(ジャマイカ訛り)や動き、声までもかなりのレベルでコピーしていること
彼のヒット曲の数々がDolb
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正義の行方(2024年製作の映画)

3.9

160分という長さを全く感じさせない力作(編集も上手い)
飯塚事件、逮捕され死刑になった犯人は最後まで無罪を訴えていた。
警察、新聞記者、弁護団などのインタビューと当時の取材映像、さすがNHK取材力。
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.1

観終わった後に、こんなにいろいろ考えさせられて
観た人と話したくなる作品はなかなかないと思う。
ベッドに入ってもいろんな部分に思いを巡らせて眠れなくなったw
自然と人間とその行動と、、自戒と、、
「ハ
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ミッシング(2024年製作の映画)

3.9

故・河村プロデューサーの遺志を強く感じる。
吉田監督にしか撮れないもの、テーマは「空白」と地続きの部分もある。
ワイドショー化したテレビのニュース報道の在り方と現代のSNS社会の闇。
終始むなしくて苦
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異人たち(2023年製作の映画)

4.0

大林宣彦監督「異人たちとの夏」の山田太一の原作小説を再映画化。
監督は「さざなみ」「荒野にて」のアンドリュー・ヘイとなれば期待大!
結果、期待以上の深い感動で何度も涙した
大林版は郷愁と親子の話にホラ
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.9

「幼なじみと24年ぶりに再会する」というだけなのに、なんとも美しく心に沁みる作品
主演は「ロシアン・ドールズ」から気になっていたグレタ・リー
「モーニングショー」で大きな役を得た彼女の繊細な表情の変化
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

3.9

80年代にプロレスファンだった身にはかなり沁みます。あの呪われた一家と言われたフリッツ・V・エリックファミリーのお話。
ハーリー・レイス、リック・フレアー、ブルーザー・ブロディまで登場し、そのキャラの
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すべての夜を思いだす(2022年製作の映画)

4.0

あの「わたしたちの家」の清原監督の新作。前作に続きベルリンに正式出品。
やっぱりこの監督はただモノではなかった。
多摩ニュータウンでの一日の群像劇的なお話
鑑賞している間、映画的でとても豊かな時間を過
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.3

日本公開が危ぶまれたが、個人的にはしっかり反核のメッセージを受け取ることができた(もちろんそれだけではない多岐にわたるテーマが盛り込まれてはいるけれど)
前半はアカデミー賞総ナメにするほどかなぁ、と感
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i ai(2022年製作の映画)

4.5

『 i ai 』@ホワイトシネクイント(4/3)
今のところ今年の邦画ナンバーワン
見る前はどっちに転ぶかなぁ〜と思ってたけど最高だった!
GEZANのマヒト監督、こんなにストレートに想いを表現できる
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.3

IMAXをフルに活かしたIMAXマストな映画。
凄まじい音響とセンス抜群の映像が凄すぎて唖然。
原作は未読だけど、地球の資源を奪い合う争いと宗教的な言い伝えや儀式を絡めて今の(あるいは昔からの)世界状
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

3.8

原作は中国のベストセラー小説とのことで、とにかくストーリーが面白かった、脚本もいい。演出的には好みは分かれるかも。

ビヨンド・ユートピア 脱北(2023年製作の映画)

3.9

これは凄い、、現実とは思えないような
脱北する家族の何カ国をも跨ぐ過酷なルートに同行し撮影した
再現なしのリアルなドキュメンタリー。
北朝鮮というの国の信じ難い現実、
脱北の手助けをする韓国のキム牧師
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.8

長尺だし裁判のシーンも多いけど引き込まれて長さを感じさせない脚本と演出と演技。
客観的事実について考えさせられる。
真実は全て主観にあるのかもしれない。
いかにもカンヌらしい作品かと。
それにしてもこ
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燃えるドレスを紡いで(2023年製作の映画)

-

ケニアの大地に世界中から不要になった服のゴミの山脈がある その衝撃的な映像
パリコレに臨むオートクチュールのデザイナー中里唯馬
彼はなぜそのケニアへ向かったのか
華やかなファッション界に身を置く彼の真
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.3

一貫して優しい眼差しで紡がれる作品
三宅唱の確信的な確かな演出、撮影も音楽もサウンドデザインも素晴らしかった!
スピーディな展開な映画、タイパがいい映画、それを倍速で見る若者、
今本当に必要なのは「夜
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映画 ○月○日、区長になる女。(2024年製作の映画)

3.9

ペヤンヌマキ監督のひょんなきっかけから撮られた作品。
そこにナレーションと音楽(黒猫同盟)でキョンキョンも合流。
いきなり「国」は無理でも区政(自治体)から都政を、そして国を変えられるんじゃないかとい
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すべて、至るところにある(2023年製作の映画)

3.8

低予算でも広い世界は描ける
リム・カーワイの無国籍映画の作り方が好き
ヨハン・ヨハンソン「最後にして最初の人類」でも扱われた
旧ユーゴスラビアのスポメニック
建造物としては美しくも
その意味は戦争・紛
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