naokoさんの映画レビュー・感想・評価

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美しき仕事 4Kレストア版(1999年製作の映画)

3.6

良い映画とは思ったが、あまり積極的に何かを語りたくなるような部類ではなかった。画面が美しい。中盤で何度か意識が飛んだ…。ダンスシーンの強烈さたるや。

いのちの食べかた(2005年製作の映画)

3.5

極力特定の意見を主張しない、ニュートラルな映像にしようとする配慮を感じた。「食」のありのままの姿を、(技法の意味で)きれいに切り出している。文化人類学の授業にて視聴。

パターソン(2016年製作の映画)

3.6

日常にルーティンの大枠があればこそ、そこから外れた、ちょっとした出来事が価値あるものに思えるような。親しみのもてるキャラクターたち。いつも置いてけぼりのマーヴィン。

コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

4.7

コーヒーの黒、“シガレッツ”の煙の白がモノクロ画面に映える。『ナイト・オン・ザ・プラネット』と同一監督であるとは知らずに観たが、すぐにそれとわかった。特徴的な作風であり、私はとても気に入っている。コー>>続きを読む

パパラッツィ(1963年製作の映画)

4.3

『軽蔑』の前座(同時上映)として。撮る者が撮られるさまは面白い。記録としてもエンタメとしても、よくできている。

軽蔑 60周年4Kレストア版(1963年製作の映画)

4.1

難しいが、画が良い。カミーユの(煙に巻くような)振舞いは実際はた迷惑だが、比較的素直に共感できるものであり、魅力的に映る。通訳を挟んだ会話では、ニュアンスの変化していく様やテンポ感が楽しい。オデュッセ>>続きを読む

オオカミの家(2018年製作の映画)

3.6

独特な映像表現は一見の価値があるものと思うが、その特性上画面酔いが激しく、吐き気と格闘しながらの鑑賞となってしまった…。内容は基本単調だが、記録映像という体や終盤の展開は面白かった。「映画」というより>>続きを読む

地に堕ちた愛 完全版(1984年製作の映画)

4.6

観客が移動する演劇は、イマーシブシアターというらしい。初めて目にする形式だったが、それ自体面白く、現実と劇(そして幻影)を行き来する演出に序盤から引き込まれた。主人公女性2人・エミリーとシャーロットが>>続きを読む