げんさんの映画レビュー・感想・評価

げん

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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

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退屈な映画だった。

一つ目は日本の描き方。
→小馬鹿にして描いているのは2人の東京を退屈している感を引き出そうとしているのかもしれないが、あまりにも大袈裟。まあああいうプロデューサーいそうだけど。街
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過去のない男(2002年製作の映画)

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こっちを忘れていた。相変わらず握手がいいね。
なんで主人公は絶望に屈しない顔をしているんだろう。わからない。
常に希望と自信を少量ながら持ち続けている。敗者ではあるが、人間としての希望は失っていない。
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街のあかり(2006年製作の映画)

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フィンランド旅行を終え、敗者三部作も終えようということで3作目を。
一作ごとの繋がりはないが、今作はもっとシンプルに負け続けだった。
しかしもちろんそんなことは重要じゃない。引きでの風景が多く描かれた
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浮き雲(1996年製作の映画)

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人生これからさ

絶望ばかりの夫婦、なのにどうしても明るい言葉に励まされる。
暗い世界でタバコの煙だけがふわふわと画面を上っていく。
救いがあるかどうかは辛い結果の先にではなく、人生の捉え方にあるのだ
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サーミの血(2016年製作の映画)

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役者が良かったな。土地、家族、伝統、それぞれのしがらみの中で苦しみながら生きていく少女の姿には考えさせられるものがあったな。

場所はいつも旅先だった(2021年製作の映画)

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新たな旅の視点を、と思い見たけど、、個人的には無理だった。
ナレーションの声と言葉があっておらず、撮影は狙いすぎて不安定
ドキュメンタリーにしてはホームビデオ味が強くてあまり好きな作品ではなかった。た
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ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

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フレンチディスパッチやブダペストホテルになれてしまっていたが、この作品はウェスアンダーソンの人間味がまだ撮影に残っていた。それがとても幼い少年少女の純粋な心を描き出していた。上手く棲み分けてんな。

大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

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トリュフォー1作目。流石だな、、、
勝手にしやがれと同じようにカメラのアングルやフォーカスの行き方に納得感がある。ストーリーとしては子供の反抗を描いた作品であるが、主人公があまりにも魅力的に演じている
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パリのレストラン(1995年製作の映画)

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最初、アメリカ映画っぽいなって思ってたら半分正解で半分外れな描き方
会話の感じや柔らかい光や色でシーンの境界を作ってないところはとてもフランス映画らしいなと思いとても良かった。一方回想シーンやラストへ
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太陽の季節(1956年製作の映画)

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初めての日活映画、石原裕次郎、映画デビュー
現代との価値観が違うのでそっちが気になった。ドキュメンタリーを見ているような。それも悪くないか、ただ若者の刹那的で暴力的な感情が至る所で拡がっている。その当
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家族の肖像(1974年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

階級による対立、ではなく、貴族的意識に挟まれた青年とそれを見る老人の物語。どこかで老人は青年に自分を投影していたんだろうし、結果として救えない絶望感のようなものを抱いて死ぬ。

圧倒的な溝を埋めること
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暮れる(2022年製作の映画)

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ドリーマーズの後にみたからより対照的に普通さが目立つんだけど、枠線がぼんやりしていて優しく包み込まれたのはなんだろうな。優しく描くのが日本の原風景にあっていて好きだったのかな

ドリーマーズ(2003年製作の映画)

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ベルトリッチ2本目

前回と一転変わって、若者の退廃的反抗を描いた作品だった。エロティックでありながらもどこか真剣で、何よりも絵が美しく(ヌーベルバーグの直接的な引用??)音楽はアメリカナイズドされて
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絶好調(1965年製作の映画)

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「絶好調」を「健康でさえあれば」から外した理由がなんとなくわかる気がする

ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

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ドイツ兵が埋めた地雷を撤去しなければいけないと言う話。殆どが少年兵であったことも含め、とても辛かった。特に軍曹の人間らしさが随所に出ていた。しかしラストの終わり方と音楽は残念

健康でさえあれば(1966年製作の映画)

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クスッと笑えながらも、当時の社会をよく写している。オムニバスでありながらもなぜか繋がりを感じる、人や街の息遣いがあるからかな

暗殺の森(1970年製作の映画)

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温から勧められて観た
圧倒的な映像美、時代の狂気はどこか美しさを伴わせる。普通という異変が映像によって表現される。計算され尽くされた作品でありながらも、どこかで偶然性を期待しているように見えたのはなぜ
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破局(1961年製作の映画)

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またまたピエールエテックス
本当に些細なことなんだけど、イライラしてしまうことを大袈裟ながら見事なまでに計算して描いてる

幸福な結婚記念日(1962年製作の映画)

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フランスの喜劇、ユーモアや街の魅力を引き出しているなぁ

Valimo(2007年製作の映画)

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最近のショートフィルムへのクエスチョンを一気に吹き飛ばす4分間。いやこういうことだよ。。。構成や色は勿論のこと、、最後の表情は羨望なのか事実の鑑賞によるものなのか

彼方に(2023年製作の映画)

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辛い、、、あの抱きしめられた時の表情はなんだったんだろう

きみに読む物語(2004年製作の映画)

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2人の愛の物語、クラシックでありながらも打たれるものがあるな

2人のローマ教皇(2019年製作の映画)

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教皇というテーマでここまで自然な会話って描けるのか??素晴らしい役者だな。
ドキュメンタリーとフィクションの境界線を曖昧にすることで2人の会話にフォーカスされてた、よいよい!!

パルチス: ザ・ドキュメンタリー(2019年製作の映画)

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なんの気も無しに見てみたら、昨今の音楽業界の闇と重なるところがあって面白かった。光が強ければ強いほど、影も強く存在する。その中で逞しく生きる6人の子供たちが大人になって自分を振り返っているのはなんとも>>続きを読む

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

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親子3人の演技力の高さに驚く。ノーカットで何分やり続けるんだ、、、と。
しかしストーリーは辛い、、どちらの言い分も正しくも間違う。結婚が自分から遠ざかっていくのをこれを見て実感した。

きっと、いい日が待っている(2016年製作の映画)

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教育の負の側面を映し出すのは、より良い教育現場の形成へ向かって前進しているからだと思う。辛いシーンが多かったが、弟の純朴な瞳には惹かれるものがあった。

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

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そうかベルリンが東西に分かれてた時だ、と少し見始めてから思い出す

その分断もあってか、天使のポエティックな台詞がいい響きをもたらす

天使になったあとのシーンもう少し欲しかったようなこれが最適解なの
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砂の器(1974年製作の映画)

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親と子の「宿命」
生まれるということ、生きるということ
静かに緻密に描かれるストーリーとシーンに圧倒された。音楽だけが響き渡る。力強く響き渡る。

アンディ(2009年製作の映画)

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ひょんなことから見つけてみたが、音楽や彼へのアングルはとてもいいがなんとも周辺まで描ききれてないので登場人物が多いような、、、ショートフィルムってやっぱり難しいなって思わせられた

続・世界残酷物語(1963年製作の映画)

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ハマって続けて観た。
ナレーションの皮肉が増してて笑ってしまった
ラストシーン最高だな

世界残酷物語(1962年製作の映画)

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ヤコペッティ最高だった
やらせとか関係ない、一つ一つの映像美がありながら力強い音楽と残酷な世界に魅せられた。

サウナのあるところ(2010年製作の映画)

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これまた良いドキュメンタリーだった
フィンランドの男たち
滴る汗は涙と混じり、ロウリュウは静かなBGMと昇華を意味する
一人一人がサウナで静かに分かち合う

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