なないろさんの映画レビュー・感想・評価

なないろ

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グレート・ミュージアム ハプスブルク家からの招待状(2014年製作の映画)

3.4

美術館で働く人々の仕事ぶりを、それぞれのポジションごとに断片的に見せてくれる。たくさんの人々が関わって運営されているのが分かって興味深かった。

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.4

割と普通の恋愛モノだった。主人公の女優さんがキレイで、着てる服もめっちゃ可愛かった。犯人はわかったけど、どうやって殺害したのかの流れは見せてくれず濁された感じ。

復讐者たち(2020年製作の映画)

3.5

実話とは…。改めて戦争が人の心に残すものの大きさを知る。復讐してやりたかったと思うし、そういう気持ちを持った人が生まれるのも必然だろう。一番の復讐は幸せに暮らすことというが、それはそれで残酷なものだ。

フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

3.9

『オッペンハイマー』の感想でこの映画のタイトルを散見したので鑑賞。こんなデビュー作から時系列やってたんだね。確かに最初は混乱するが、徐々に繋がっていって最後まで思わぬ展開があって楽しめた。よくできてる>>続きを読む

関心領域(2023年製作の映画)

3.8

煙、犬の鳴き声、怒号、銃声…美しく豊かな生活を見ながらも嫌でも壁の向こう側で行われていることを想像してしまう。壁一枚隔てて見えなくすれば、無いも同然なのだろうか。この家族何呑気に暮らしてんだよと思いた>>続きを読む

マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

3.8

割とドラマ寄りな作りだった印象。前作のようなアドレナリン全開カーアクションを期待し過ぎると肩透かしをくらうかも。想定を超えるような展開はあまりなく、フュリオサの生い立ちも、前作で何となく想像していた通>>続きを読む

名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

3.5

原作勢なのであまり興味は無いがたまに映画版コナンを観ると楽しめる。やや大味だがそれくらいが良いのかも。安室さんの活躍が少なかったのが残念。

バービー(2023年製作の映画)

3.9

なんだかラストはジーンときた。バービーの気付きを通して「~らしさ」にいつしか囚われていることにそっと気付かせてくれる。ハイヒールを脱ぐシーンが印象的。みんな自由であれ。

メットガラ ドレスをまとった美術館(2016年製作の映画)

3.8

ドレス達が本当にキレイ。特に磁気のドレスの白とブルーが美しかった。アナ・ウィンターの仕事ぶりや、有名俳優や女優達が一同に見れて眼福。リアーナのドレスは息を呑む美しさ。ノリノリのライブシーンは笑った。楽>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

「我は死なり 世界の破壊者なり」

反戦や反核を押し出すものではなく、一言で言うとオッペンハイマー博士の晩年の汚名返上映画といった印象だった。後半はほぼ尋問シーンで様々な人の主張渦巻く言葉の戦争状
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天気の子(2019年製作の映画)

3.0

普通。もう少しファンタジックな深みがあると面白かった。設定は好きだけど広がりそうで広がらなかった印象。

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.6

ウェス・アンダーソンはずっとウェス・アンダーソンしてて欲しい。登場人物が多くやや散漫な印象だけど、チョイ役で豪華俳優が出てるのが面白い。エドワード・ノートンもっと見たかった~。

マンハッタン(1979年製作の映画)

3.9

ウディ・アレンってホントずーっと作風変わってないんだなぁ。モノクロの70年代のアメリカの街並みが本当に素敵だった。こじらせ男女の中でも、17歳の彼女が一番地に足着いててマトモだったな。男女って噛み合わ>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.9

裸で熱くて強くて最高。ラストの演奏シーンは飲まれるほどの力強さ。真っ直ぐな主人公が好きだ。もう一度何かに頑張ってみたくなった。熱すぎて赤を通り越して青く燃える星、という表現が素敵だった。

(2023年製作の映画)

3.7

クスッと笑えるコミカルな作品。カンバーバッチの動きが面白い。ヘビなんていない。

白鳥(2023年製作の映画)

3.7

追い詰められても屈しない、彼こそが本当の美しさを持った白鳥だったのかもしれない。美しさとは強さ。

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.6

ループした理由が分かれば良かったけど、細かいこと気にせず楽しめる。主役の女の子が良かった。

この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

4.6

優しい絵柄が余計に切ない。戦争や原爆を題材にした映画はたくさんあるが、これは本当に心臓がちぎれそうだった。実際戦時中にも無数にあったであろう一市民の女の子の小さな小さな生活が本当に愛おしい。どうか守ら>>続きを読む

アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

3.6

アリータかわええ。これは映画館で観たかった。ジェームズ・キャメロンらしい革新的な映像と戦闘シーンは圧巻。ストーリーはやや面白みに欠けた。

世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ(2018年製作の映画)

3.4

「国民」ではなく「同志」と呼んでいるのが印象的だった。あくまでも民衆と同じ目線に立ち、いち活動家としての立場を取り続ける姿は素敵だった。ウルグアイの未来が素晴らしいものであるように祈る。

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.7

死した夫に悩まされる悪夢をみているよう。死んでも囚われ続けるというのも嫌だな。離婚は仕方ないが別れ方は大事。生理的に受け付けないシーンがあったけど、全体的にジワジワ不気味で良かった。何かの神話?にのっ>>続きを読む

宮松と山下(2022年製作の映画)

3.5

不思議な雰囲気で好きな感じだった。
多くは明かされないが、色々想像させる。記憶をなくすって人生がリセットされたみたいでむしろちょっとうらやましい。全体的に淡々としてるが、エキストラ役のシーンが良いメリ
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.7

レイチェル・ぜグラーの表情と歌声が素晴らしかった。「白雪姫」で色々物議を醸していたので本当に同一人物かと疑ってしまう。ダンスシーンも圧巻。
街並みとか服装とか当時の空気感まんま再現されてて嬉しかった。

サイレント・ナイト(2021年製作の映画)

3.3

うーん…シリアスに振りたいのかコメディに振りたいのかよく分からん終末モノ。着地のしかたも想像通りだったかな。登場人物も多いがそんなに機能してないように感じた。マシュー・グードがカッコよすぎた。あんな旦>>続きを読む

私たち(2021年製作の映画)

3.0

パリほどの華やかさのない郊外。どこにも人の人生があるんだなと思えた。ほとんど家族ムービー的な感じではあった。

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

3.9

スパイダーマンの醍醐味と、マルチバースの醍醐味が合わさってすごいことになってた。画面の情報量多すぎて追いつかない。他作品とのクロスオーバーも予感させてくれた。終盤ちょっと迫力落ちた気がしたけど、ラスト>>続きを読む

ONODA 一万夜を越えて(2021年製作の映画)

3.4

全体的にざっくりしていて、若干低予算感はあるが、日本ではなくフランスが映画化してくれたことに感謝。島での生活はwikiなどを読んだ方が詳細が分かるかもしれないと思った。

ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ(2018年製作の映画)

3.6

絵画が辿った悲しくも数奇な運命。時代に、戦争に、人の欲に翻弄され失われていくのは人命含め価値の計り知れないものばかり。見つからなかった絵画が惜しまれる。

鋼鉄の雨(2017年製作の映画)

3.5

少々わかりづらかったけど、大枠は把握できたかな。顔の判別がつかない。
もしもこうだったら…が詰まってて興味深かった。やはり国境を挟んで北朝鮮が真隣にある韓国はアジアの有事に対する危機感が全然違うんだろ
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.8

1作目が至高なのは変わらないけど、これはこれで胸熱。ここから代々受け継がれてハリーやエグジーに繋がってくるんだなと思うと、ラストは感慨深いものがあった。ただ、ラストシーン以外は少々退屈だった。

わたしは金正男を殺してない(2020年製作の映画)

3.6

マレーシア政府の検察や司法の仕事がテキトーすぎ。全部北朝鮮の思う通りになって、末端の何も知らない彼女達はかわいそうだった。本当に裁かれるべき北朝鮮人が裁かれていない。北朝鮮のスキのない用意周到さが実に>>続きを読む

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.5

「キャロル」の時の2人が再び共演してて嬉しい。陰のある演出がデルトロらしい。序盤の見世物興行でのシークエンスが一番面白かったかも。

モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

3.9

ソマリアがこの世の終わりみたいな状態になっててなんだか悲しくなった。こういう時大使館勤務ってリスクめっちゃあるな。ところどころありえないアクションがあるものの、それも韓国映画らしくて楽しめる。人間争う>>続きを読む

キング(2019年製作の映画)

3.7

中世ヨーロッパ好きなので時代の雰囲気など見応えはあった。ロバート・パティンソンのフレンチ訛りの英語が聞けたのが良かったけど、最後のすってんころりんは少し笑ってしまった。ちょっとマヌケ過ぎやしないか?家>>続きを読む

ある人質 生還までの398日(2019年製作の映画)

3.6

地獄でしかない。助かったのは良かったが、つくづくああいった国にはそもそも行かないことだ。そしてアメリカ人は特に不利なんだなと知った。終盤脱出されてから主人公がホテルの夜景を見るシーンが印象的だった。窓>>続きを読む