an0nym0usさんの映画レビュー・感想・評価

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殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

若さ故の痛々しさは、まるで自傷行為のように、ちゃんと自分に刻まれてる。

価値のない宝物ばかり欲しがっては、大切なものをゴミ箱に捨てていく。

生焼けの日々に募る焦燥と、不確かな自分。
どこに行けばい
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あなた、そこにいてくれますか(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

号泣しちゃう映画を探す旅…第三夜。

結論から先に言うと…涙は出なかったぁ😅
別に悪くはないんですよ👌甘すぎず、大人のビターさも適量で、優しくて安心できる幕引きでした✨

たぶんタイムリープものって2
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ミッドウェイ(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

先日、気分的な問題で『罪と罰』を読み返しまして…ラスコーリニコフ青年と存分に語らった後に今作を観てしまったのが、そもそもの間違い😑

韓非子に『信賞必罰』ってのがあります…功績には褒賞を、罪禍には罰を
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

時折、ジャケットでマズってる映画ありますよね。『命がけ』なんて書いたらネタバレじゃないですか?

私は原作既読。瀬尾まいこさんの作品は優しい作風で読みやすいですよね。要約すると、優しさに溢れた是枝作品
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コーヒーが冷めないうちに(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

実は今、泣けるジャンルの映画を幾つか観ていこうとしているんです。目が溶けるぐらい泣ける映画はあるのかなー…って。

この作品は…ウルっとくる感じでしたね。

こういう設定であれば、それこそ2時間弱の映
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ホロコーストの罪人(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

『ホロコースト』
燔祭は歴史の中で、違う意味に姿を変えた。

ホロコーストだけではない。戦争史などに見え隠れする、様々な国が犯した蛮行の記憶。その殆どは、起きてから1世紀も経っていない…まだ新しい歴史
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モンスターハンター(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

また監督は奥さんが大暴れする映画を撮りたかったんでしょう…夫婦愛に溢れた一本(爆)

フォールアウトと比較すれば一目瞭然。

この映画…夫婦愛には溢れていても、ゲームへの愛は足りてなかったね(*´-`
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金の国 水の国(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

観賞後
NPG時代の殿下のCDを掘り起こしました。

神盤『The Gold Experience』✨

オペレーターに導かれ、最後に辿り着く曲…

『Gold』

その歌詞の中に、シェイクスピアの『
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やがて海へと届く(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

寄せては返す細波と泡沫。
弾けて消えて…海へと還る。

大切な人との記憶とか、
自分が此処にいた証だとか…
大凡のことは、そうやって消えていく。

どれだけ尊くても、
耐え難いほどに痛くても…

最後
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ソフィーの選択(1982年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

この作品を観たのはいつだったかな…
でも、これを観てエミリー•ディキンソンの詩を幾つか読んだりしたんですよね。

独特な言葉の使い方…
感覚的な愛とか死とか…

気が合うお友達になれそうな隠遁詩人さん
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ノスタルジア(1983年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

初っ端から変な言い方になるんだけど…
思考が揺蕩うような本だとか、こういう作品って、自分ひとりでは辿り着かない場所に連れて行ってくれますよね。

その人の表現、感性に触れなければ、思い浮かぶことのなか
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

さてさて、どんなレビューにしようかな🤫

そうだなー…

この世に『原爆』を生み出した科学者。

この世に『今作』を生み出した監督。

って、重ねてみると…
面白そうな構図じゃない?(爆)

賞賛と非
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アメリカン・クライム(2007年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

観た後で、何も語りたくなくなった。

ああ、これが『絶句』ってことか…

この言葉を考えた人も、同じ気持ちを味わったんだろうなって…思考が現実逃避しそうになった。

今の私は、相当に人間が嫌いだ。
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パッション(2004年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

メッタメタに拷問まみれの、メシアがご退場あそばされる時のお話…痛グロい系🤢

メルさん、やりやがりましたね(呼び方w)

ほら、メシアってさ…
人々を罪から救うために身代わりに磔に…
って設定じゃない
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神々のたそがれ(2013年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

あ、やっぱゲルマン監督もホド爺とかと同じ側だったのね…納得です🤔

ランティモス監督がまだまだ引っ込み思案でシャイに感じるほどの表現欲。劇薬レベル。深刻な患者にしか使うの禁止かも(笑)

私はもう…ほ
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異端の鳥(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

少年にブルーハーツを聴かせてあげたくなる、
ふんわり微グロ系ロードムービー(爆)

世の中に冷たくされて
一人ボッチで泣いた夜
もうダメだと思うことは
今まで何度でもあった

真実の瞬間はいつも
死ぬ
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レクイエム・フォー・ドリーム(2000年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ダーレン監督って今敏監督のファンって公言してるだけあって、似てるところを随所に感じますよね。

『π』『ブラックスワン』『マザー!』
そしてもちろん、この作品も。

今敏作品って、圧倒的な映像表現だっ
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道中の点検(1971年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

はあー…画力つよー😳めっちゃ良き✨
やっぱゲルマン監督、すごいんだね!(爆)

こういう感性と表現欲を支えているのは、おそらく監督の『原風景』なんだろうな…

フルスタリョフを観てからだと、とても素直
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炎628(1985年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

みんなが言ってる
ヤツは呪われてるって

アイツが手をかざすだけで
人が燃えてしまうんだって

聞こえてくるのは
『焼き尽くせ』という声…

こんな風に引用されたら、黒モアさんたちに怒られちゃいそうで
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反撥(1964年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

君の街にもピーポピーポピポ♪

え?頭逝ってるのか?
ホメても何も出ませんよぅ!
(//∇//)←逝ってるw

初ポランスキーさんなんですが…
どんなレビュー書こうかと思ってね🤔

そしたら歌い出して
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フルスタリョフ、車を!(1998年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

得体の知れない、大きな何か。

ひとつは巨木のようにゆっくりと倒れ、
もうひとつは存在感を増していく…

何処からともなく湧き上がる高揚と焦燥に、衝き動かされるようにして…狂騒が訪れる。

これもまた
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3人のキリスト(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

イプシランティの3人のキリスト…実際に行われた心理学的実験を基に描かれた作品。

電気ショックを与える…根拠のない『治療』で対処していた時代。『心理療法』を行った『実験』という背景。実話に基づくからこ
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ファウスト(1994年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

シュバンクマイエルの描くファウスト。

もう題材からして好き。
他の人の解釈と感性を味わえるなんて嬉しさしかないのと、シュバ爺(爆)とも気が合いそうな感じで、観てて楽しかった😊

閉じられた扉を開き、
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ブルーベルベット(1986年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

うーん…リンチ監督作品のレビューはどう書きましょうかね🤔ほろ酔いレビューなので乱文になりそうですが…

えっとね…候補は2つ!

①お淑やかな感じで…影絵芝居!
②an0nym0us通常運行の…ドM!
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ゴジラ-1.0/C(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

そういえばレビュー放ったらかしだった🤢

個人的に怪獣映画に対する評価を改めさせられた作品かもしれない…って言うほど、怪獣映画を観てきたわけでもなんだけどさ(爆)

70年という時を経て、原点回帰的な
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ふむ…この作品のレビューはどう書こう🤔
またan0nym0usが電波なレビュー書いてると思われるだろうから…

うん!好きに書こう👍(爆)

絵の具をね、全色満遍なく、よーく混ぜると…灰色っぽい色にな
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

この監督はまた、絡まる人々を描いてるんだね。明暗ではなくて『陰影』って言葉が表現として相応しい感じの題材でしたね。

いつも通り、突如として変なお話を展開しますが…褐色肌の人魚姫や主人公がLGBTだっ
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渇水(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

『渇望』って言葉がある。

言い得て妙なもので…
確かに欲望は『渇き』に似ている。

だからこれは…渇いた人々が住む、不自由に作られた世界を描いた物語。

だけど『不自由』が渇きなのかと言えば、一概に
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

さてさて、久々なのでもうひとつレビューしてみようかな…って、大事なことは皆さんが書いてくれてるだろうから、an0nym0usはひねくれた事でも書いておこう…(爆)

こんな風に観ても面白いかも…のコー
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聖なる犯罪者(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

久々に来てみた上に、作品の表現とは違う視点でのレビューもどきを書きにきました(笑)

映画、チラホラと観てはいるんですが…
レビュー書けない病が治らないもので🤢

全体的な評価は高くないようですが、信
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オペラ座の怪人(2004年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

とってもご無沙汰しております。
再鑑賞の機会があって、ふと何か書く気になったので来てみました。

ガストン・ルルー原作
オペラ座の怪人

おそらく映画化された作品群の中で、最も愛されているのが今作では
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パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

とても久々にレビューを書きます。

日々メディアでロシアとウクライナの情勢を目にして…ふとこの映画のシーンとかを思い出したので、今さらながら観直してみました。そしたら、ちょっと何か書きたいなと思ったの
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アマデウス(1984年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

この作品は大概、サリエリの呻吟の物語として捉えられていて…確かに私も、同じように感じていた。

いくつも作品を観たけれど、レビューを書く気が起きてくれない日々が続いて…久々にこの作品を眺めてみました。
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ありあまるごちそう(2005年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

傲慢、そして暴食…

私たちは地球と…
食べるものに対しての敬意を忘れている。

少し古い、あまり上手くもない…
淡々と進んでいくドキュメント。
だけど観ていて、苦しくなってしまった。

吊られた鶏が
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

五感というのは、どれが欠けても普段通りには過ごせなくなる。人間がどれだけ『感覚』に頼って生きているのかを痛感させられます。

この作品は音響で効果的に難聴の擬似体験をさせてくれました。限定的だけど新し
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ロケットマン(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

私にとってピアノを弾きながら歌う人ってのは…ビリー・ジョエルってイメージが強いんですよ。
父の影響ではあるんですが。

そんな私でも、エルトン・ジョンは知ってる。まともに聴いたのは『Your Song
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