raccoさんの映画レビュー・感想・評価

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(2023年製作の映画)

3.5

首をテーマに北野イズムにむせ返る戦国絵巻
人の業を突き詰めればバイオレンスとコメディ
この独特の世界観は監督だけのオンリーワン

怪物の木こり(2023年製作の映画)

2.0

脳チップ、サイコパス、ダークワードと世界観
ただ登場人物の善悪の造形が中途半端に感じる
吉岡里帆繋がりのガンニバルの方が印象的

RRR(2022年製作の映画)

3.5

遅ればせながら噂の3Rでインド映画デビュー
スパイシーで濃い目の味付けは好みが分かれる
ただ印版大河大活劇の圧倒的パワーは唯一無二

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.0

ゴジラ主役のモンスター映画ではなく反戦映画
圧倒的な不条理を前に生きる事の意味を問う
話題の白組VFXも見事だが明子役の演技が出色

シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)

2.5

池井戸潤原点にして最高峰のコピーは盛り過ぎ
エンタメ志向の監督にしては展開も意外性無し
半沢直樹のドラマ性やリアリティには及ばない

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.0

ボーダーラインの脚本家らしいリアリズムが◯
採掘場での銃撃戦は吹っ飛び方含め好みの演出
マーベル好きはホークアイとワンダの共演に涙

ベター・ウォッチ・アウト: クリスマスの侵略者(2016年製作の映画)

2.0

とんでもないサイコキラーが登場のB級ホラー
ホームアローンのオマージュがクスッと笑える
惨劇の動機づけが今一つ理解不能なのが残念

悪魔を見た(2010年製作の映画)

2.5

グロ描写と湿った空気感これぞ韓国ノワール
チェミンシクのモンスターぶりが全て持ってく
尺を60分短くまとめればより印象深くなった

ニューオーダー(2020年製作の映画)

2.5

軽い気持ちで観たらメンタルやられる胸糞系
ボーダーラインも衝撃だったメキシコの闇深さ
最期まで救いの無さに後味の悪さだけが漂う

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.0

クスッと笑えるコメディ撮らせたら職人の監督
関西弁の台詞回しのセンスがたまらなくツボ
ラスト20分からの急展開とオチもハマりました

法廷遊戯(2023年製作の映画)

3.5

過剰な演出の無い割と掘り出し物の法廷スリラー
杉咲花にハズレなしと確信する怪演ぶりは独壇場
真実の行方のエドワードノートンを彷彿とさせる

ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

2.0

東野圭吾なら原作はもう少し厚みがあるのだろう
オチがキレイに決まったようで多くの疑問が残る
リアルとフェイクの境目がキモだが消化不良気味

警官の血(2022年製作の映画)

2.0

内容的には韓国版「虎狼の血」といったところか
よりノワール感強めを期待したがイマイチな展開
伏線の回収もスッキリせず予定調和感が目立った

20歳のソウル(2022年製作の映画)

2.5

吹部出身の端くれとしては素通りしにくいテーマ
わかっていても告別式の場面は込み上げるものが
脇を固める大人達の演技がいぶし銀的素晴らしさ

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

4.5

生涯ベスト5の今作に偶然BSで遭遇し当然鑑賞
ドヌーヴもルグランもただひたすら美しく哀しい
ラストシーンは何度観ても胸が締めつけられます

RENDEL レンデル(2017年製作の映画)

1.5

北欧ノワール良作揃いだがコレは笑えるほど酷い
物語が薄過ぎて疑問が何一つ回収されずに大団円
キ◯◯イ息子のキレっぷりだけ悪目立ちするのみ

湯道(2023年製作の映画)

2.0

コピーには申し訳ないが泣けないし笑えない
キャストが無駄に豪華なだけに残念感が倍増
お台場制作映画お得意の三流エンタメ群像劇

恐怖の報酬(2024年製作の映画)

2.0

死んだ親父が最高だと言ってた作品のリメイク版
プロットは勝利しているのだがツッコミ所が満載
オリジナルのモノクロームの緊張感に遠く及ばず

正欲(2023年製作の映画)

4.0

様々なカタチの普通に生きづらい人々の群像劇
多様性が叫ばれる現代も現実は少数派に厳しい
せめてそんな人々が一人でいない事を願う

市子(2023年製作の映画)

3.5

「ある男」と近いテーマながら救いが無い分辛い
生まれながら日陰の人生を宿命づけられた彼女に
プロポーズは最高の喜びであり哀しみだった

ある男(2022年製作の映画)

4.0

ラスト安藤サクラ親子の会話が芯をくってる
誰だって一度位別の人生選びたくなる刹那はある
レクター柄本明や小藪兄さんええ味出してます

隣人X 疑惑の彼女(2023年製作の映画)

3.0

キワモノ的な題材ながら意外なリアリティが存在
X探しは本線ではなく他者との共存がテーマ
林遣都はやさぐれ者を演じさせたらピカイチ

アンダードッグ 後編(2020年製作の映画)

3.5

前編は後編に向けての大いなる前フリだった
最も本能的でシンプルな格闘技であるボクシング
その理屈抜きのカッコ良さが見事に昇華した佳作

アンダードッグ 前編(2020年製作の映画)

3.5

前後編合わせて4時間を超える長尺ながら
飽きさせないボクシング映画の良作
不器用にもがくキャラそれぞれが愛しい

怪物(2023年製作の映画)

3.0

坂元裕二と是枝裕和の相性は個人的には疑問符
賢人同士の化学反応を期待したが想像の範囲内
子役二人の演技力は特筆モノで彼等こそ正に怪物

もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

4.0

舞台劇ベースらしく台詞&キャラ設定が絶妙
意外な芸達者達が織りなすコロナ禍版群像喜劇
結局男と女は正論を超えた所に真理ありってお話

小さな修理屋(2021年製作の映画)

1.5

ジャケ買いしたアルバムが大外れしたパターン
一瞬園子温の冷たい熱帯魚⁉︎と思ったのも幻覚
全てが中途半端で1ミリも感情が動かない残念作

ポップスが最高に輝いた夜(2024年製作の映画)

3.5

ドキュメンタリーは評価対象外だが特別枠投稿
世界一有名なプロジェクトの舞台裏の人間模様
組織マネジメントに関わる人は一見の価値あり

光と血(2017年製作の映画)

3.0

ブレイク前夜の藤井監督の手による群像劇
シリアスなテーマを監督独特のトーンで演出
それでもささやかな救いを最期に与えてくれる

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.5

キアヌ、真田、還暦前後の渋オジが体張る張る
ワンパと言われようが殺し屋映画はこの型が重要
石橋凌ばりの盲目のイップマンがカッコ良過ぎです

雪山の絆(2023年製作の映画)

3.0

サバイバル物でも実話ベースだけに重みが違う
極限の環境で迫られる壮絶な選択の数々
希望が達成され込み上げる熱い感情は本物

冬薔薇(2022年製作の映画)

3.5

振り幅の広いテーマを毎回渋く巧くさばく匠
今回もキャスティングと台詞が絶妙な味わい
ラストが物足りなかったのが個人的には残念

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

台詞が少なくとも伝えたいことは心に響く
カットと音楽のセンス、役所広司の素晴らしさ
映画は余韻が大切と改めて感じさせてくれる良作

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.0

メンデス007に近いテイストの影が印象的
もはやヒーロー映画ではなく哲学的な香りも
個人的にはノーラン版位のバランスが好みかな

#マンホール(2023年製作の映画)

1.5

コントとしてならギリありかもしれないが
ホラーとしては設定に無理があり過ぎ
声優扱いの奈緒や黒木華がもったいない

ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.5

漫画原作の映像化としてはかなりイイ線
アクションシーンのテンションはかなり⤴︎
木村文乃&二朗さんのハマり具合も秀逸

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