なかじまさんの映画レビュー・感想・評価

なかじま

なかじま

法廷遊戯(2023年製作の映画)

3.5

ロースクール在学中に司法試験に合格した北村匠海が殺されるお話。

真相・動機・ラストの展開・考えさせられる内容、がいかにも法律系ムービーな作り。

いかにもすぎて説教くささを感じますが、人気若手俳優を
>>続きを読む

金の国 水の国(2023年製作の映画)

4.0

敵対する国の男女が夫婦となり、国交正常化を目指すお話。

意地悪そうなキャラデザのキャラが豊富に出てきますが、心えぐられるシーンが無く安心して見ていられる良心設計なデートムービー。

裏を返せば普通と
>>続きを読む

スーパー!(2010年製作の映画)

2.5

クリムゾンボルトになって、妻のサラを救いにいくお話。
※グロ注意映画です。

ラストは感動、な風に持って行っていますが、相棒ボルティーが不憫でならず、これは「終わりよければすべてよし」じゃないでしょう
>>続きを読む

重力ピエロ(2009年製作の映画)

3.5

最近原作を読み終えたので観ました。

考えさせられるテーマで、ラストの父・正志の名言は原作でも映画でもめちゃくちゃ感動します。

映画サイズに落とし込むため、展開がわかりやすかったりスピーディーなので
>>続きを読む

OUT(2023年製作の映画)

4.0

ケンカがバレたら一発outな少年が、地元のチームの抗争に巻き込まれていくお話。

ケンカシーンが嘘くさくなくて良い。
特に醍醐虎汰朗くんが素晴らしい。屋上バトルの立ち回りは二人とも素晴らしかった。
>>続きを読む

シティーハンター(2024年製作の映画)

4.0

日本もちゃんとしたアクション映画作れる、ということに安心した!感謝。

単なるコスプレ映画にならないのは、俳優陣の徹底した役作りと原作リスペクトのおかげ。

鈴木亮平が本当に素晴らしすぎる。
プロとは
>>続きを読む

チャンス商会 初恋を探して(2015年製作の映画)

3.5

再開発のため立ち退きしてもらうために、おじいちゃんに彼女を作らせようとするお話。

リメイクものでありながらも、意外な結末と泣かせるラストは韓国映画の得意領域で、良い仕上がりに。

ただラストに行くま
>>続きを読む

ゴヤの名画と優しい泥棒(2020年製作の映画)

3.5

老人が美術館から「ゴヤ」の絵画を盗むお話。

前半はなかなか話が進まず、後半からラストにかけては一気に話が面白くなった。

実話というのが驚き。
ただ訴えたいことがあるとはいえ、結果的に社会がいい方向
>>続きを読む

12モンキーズ(1995年製作の映画)

3.5

囚人がタイムワープして、「12モンキーズ」の調査をするお話。

意外な結末は面白いが、そこまでの過程がテンポが良くなく、結構しんどかったです。
ブルースウィルスが主演でなければ作品の耐久性はかなり悪か
>>続きを読む

サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

4.0

俳句が趣味な男の子と、動画配信をしている女の子が出会うお話。

これはいいデートムービー。
ラストシーンも最高。
王道といえば王道だけれど、アニメーションや色使いがキレイでずっと見てられます。

「雷
>>続きを読む

彼とわたしの漂流日記(2009年製作の映画)

4.0

漢江の無人島に漂着した男と、引きこもりの女の子が交流するお話。

設定が良い。
どう考えても交わることのないだろう二人が、どうやって交流するのか、ワクワクしながら観た。

あり得ない設定だ、とも思いつ
>>続きを読む

ひまわり(1970年製作の映画)

4.0

徴兵された夫を探しにロシアへ行ったら、現地妻がいた、というお話。

この作品を見て、別れた相手に別れの理由を聞けることは、とても幸運なことなんだと感じた。

本当に好きな人がいながら、離れてお互いの人
>>続きを読む

ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.5

『ONE PIECE』はアラバスタ編で止まってます。

シャンクスの娘、ウタのお話。

思ってたんとちゃう!!!が正直な感想。
ただ、中盤〜終盤の真実シーンは良かった。

捻った作りの感じが現代のアニ
>>続きを読む

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.0

原作未読。
高校生とおばあちゃんが、BL漫画で仲良くなるお話。

「好き」を共有できる素晴らしさ。
良い関係というのは、相手との出会いによって自分が変わっていくということ、が理屈抜きにわかる作品。
>>続きを読む

劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

3.5

原作既読。

『ハイキュー』では特別な一戦。
率直な感想は「こんな感じだっけ?」でした。
家に帰り読み直すと、細かい心理描写がところどころカットされていた印象。

ブロード攻撃やオープントスのシーンは
>>続きを読む

関ヶ原(2017年製作の映画)

3.0

原作未読。

なーんか『燃えよ剣』と同じで暗ーく淡々と話が進むなと思ったら、同じ監督さんでした。

今作、興味ない人はマジで寝ると思う。
それほど長く淡々と話が進むし、配役もコレジャナイ感があって、推
>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.5

原作既読。
合唱部の中学生がヤクザに歌のレッスンをするお話。

また野木亜紀子の仕業か、、、。
昨今「原作者・脚本家」の事件がありましたが、原作を汲みつつよりよい作品にする手腕、やはり神の仕業としか言
>>続きを読む

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.0

音楽教師が、生まれる前の魂の世界に迷い込むお話。

「生きる意味って何ですか?」に対するピクサーの回答。
「幸せ」≒「きらめき」の要素はいつも目の前に転がっている。あまりにも我々が遠くを見過ぎで気づか
>>続きを読む

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.5

タイムループの原因である部長に、タイムリープを気づかせるために奮闘するお話。

ジャケットが素晴らしい。この作品でやることが全て表現されている。
(おそらく)低予算で、話の面白さで作られている。こうい
>>続きを読む

アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

4.0

春馬とその周辺の人が出会いによって繋がっていくお話。

「出会い」「ご縁」の素晴らしさがよくわかる作品。

春馬の演技が素晴らしい。
特にサーティーワンのアイス食べて話してるシーンの自然さがとても良か
>>続きを読む

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.5

映画プロデューサー・ポンポさんのアシスタント、ジーンくんが、映画監督になるお話。

私が『カメラを止めるな』を映画館で見た時の「映画って最高のコンテンツだな」と思った、あの時の感覚がこの作品にもありま
>>続きを読む

レゴバットマン ザ・ムービー(2017年製作の映画)

4.5

ジャケットからは想像できない、純然たるレゴファミリームービー。

レゴでしか表現できないアクション・ワクワク感が終始あり、観ていて飽きが来ない。

ストーリーも、王道アメリカンジョークでかつ王道の家族
>>続きを読む

運び屋(2018年製作の映画)

3.5

おじいちゃんが麻薬の運び屋になるお話。

後悔先に立たず。
これに尽きます。
蔑ろにしていることがあれば、今からでも始めましょう。

作中、お金が入った途端に、急速に修復されていく人間関係にちょっと違
>>続きを読む

ナポレオン(2023年製作の映画)

3.5

男の甲斐性は、愛する人からの「承認」。

「英雄か悪魔か」感というか「天才・カリスマ」感があまり感じられなくて残念。

戦争シーンも大迫力だが、ナポレオンの軍事的才能がどういったところで発揮されている
>>続きを読む

翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

3.5

茶番劇第二弾。

一作目を観た時、「関東以外の人はこの作品で笑えるのだろうか?」と思いましたが、今回「一作目を観た関東以外の方の気持ち」が痛いほどわかりました。
身内ノリでキャッキャしてるところを見る
>>続きを読む

Shohei Ohtani - Beyond the Dream(2023年製作の映画)

4.0

大谷翔平のロングインタビュー。

この偉大な人間と同じ時代に生きていることに、感謝の念が溢れて止まらない。

運も才能もあるが、間違いなく「俺ならできる」という自己効力感の高さが大谷翔平を大谷翔平にし
>>続きを読む

のぼる小寺さん(2020年製作の映画)

4.0

ボルダリングに夢中な小寺さんに惹かれていく人たちのお話。

何かに直向きになっている人間は、すべて美しい。
工藤遥たん、ルパンレンジャー以上に適役です。

何かに打ち込む側になるか、打ち込む人を嘲笑う
>>続きを読む

ドリームプラン(2021年製作の映画)

4.0

最強のテニス姉妹を育てた親父のお話。

親の「教育」と子供の「自立心」のバランス、この難しさが絶妙に描かれております。
どちらも大切だけれど、結局「結果」でしかどちらが正しかったかがわからないところが
>>続きを読む

監禁探偵(2013年製作の映画)

3.5

殺人現場に居合わせた夏菜を監禁して、真犯人を捜すお話。

いわゆるドンデン返しもの。
真相が明らかになっても「???」となる感は否めないが、真犯人が分かるまでの謎・秘密とドキドキ感はとても良い。
ただ
>>続きを読む

デジモンアドベンチャー02 THE BEGINNING(2023年製作の映画)

3.5

デジモンの皮を被ったホラー映画。

OP・EDの「和田光司とAiMの組み合わせ」と進化シーンは脊髄反射でテンション上がります。
大好きなパイルドラモンの進化シーンも特盛で最高でした。

が、今作は前作
>>続きを読む

ジェントルメン(2019年製作の映画)

3.5

ダラスバイヤーズクラブ(大麻)の跡目争いのお話。

紳士というか、イケオジたちが跡目争いをします。
最初は何やってるのかよく分からず、最後にこういうことなのね!と繋がる感じでした。

どんでん返しは弱
>>続きを読む

ラストベガス(2013年製作の映画)

3.5

オヤジたちがラスベガスでバチェラーパーティするお話。

「オヤジ×若者文化」のコメディはやはり安定。
バカやってるシーンは面白いです。

なぜ結婚するのか?
なぜ一目惚れしたのか?
そこらへんの心理描
>>続きを読む

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.5

『香水/瑛人』映画。
完全にドルチェ&ガッバーナの香水のせい。

コメディよりは、アクションシーンが良かった。
特に伊澤彩織さんが素晴らしい。
邦画アクション界に一筋の光が差したと思う。

アクション
>>続きを読む

スパイキッズ:アルマゲドン(2023年製作の映画)

3.5

ネットフリックスでリブート作品という、良作の匂いしかしなくて鑑賞。

『スパイキッズ』で大切な要素は「子供の天才さ」と「ワクワク感」。
お兄ちゃんの方が良かったけど、妹の方はちょっぴりキャラが弱かった
>>続きを読む

劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

4.0

やっぱ聖陽がすごい。
とても『臨場』で検視官やっていたとは思えん。

映画で『きのう何食べた?』を見るという特別感はないものの、ファンにとっては至福の時間。
今までがあってのボーナストラック回だと思う
>>続きを読む

ギャングスターズ 明日へのタッチダウン(2006年製作の映画)

3.5

ロック様が少年院の子どもたちでアメフトチームを作って、ロック様するお話。

ドゥエインジョンソンという説得力。
こんなに上手く行く??と思うほどの結束力を見せますが、実話なのが驚き。

更生したと思い
>>続きを読む