長閑さんの映画レビュー・感想・評価

長閑

長閑

人間蒸発(1967年製作の映画)

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記憶はウソをつく
体験としてそれを知っている

“事実というものは存在しない。
存在するのは解釈だけである。” 
とニーチェも言っている

そして映画というもの自体を
深く考えさせられた

バティモン5 望まれざる者(2023年製作の映画)

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バテエティ番組で絶対紹介されないパリ郊外

テレビの無関心領域

関心領域(2023年製作の映画)

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ドライヤーで髪を焦がした時の匂い

この幻臭で胸が悪くなった

ありふれた教室(2023年製作の映画)

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ゼロ・トレランス方式
割れ窓理論に依拠して1990年代にアメリカ合衆国で始まった教育方針の一つ。
「zero」「tolerance(寛容)」の文字通り、不寛容を是とし細部まで罰則を定めそれに違反した場
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胸騒ぎ(2022年製作の映画)

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監督インタビュー記事が理解の助けになりました

インタビューにはネタバレが含まれます

https://www.cinra.net/article/202405-speaknoevil_imgwyk

悪は存在しない(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

巧は娘の花のお迎えをしょっちゅう忘れる
娘はそんな父を責めない
そして父はそれを繰り返す

一見仲睦まじく見える親子だが
父は娘の目を見て話さない

妻の不在
それが父と娘を隔てている原因だと思う
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

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家父長制批判、毒親批判
そんな映画なのだろうと観たのだが

父、フリッツ・フォン・エリックは
第二次大戦前の1929年(昭和4年)生まれ

当時はありがちな父親だったのではないだろうか

Wikipe
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そこにいた男(2020年製作の映画)

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そっとベッドの下に片方捨てた
真珠のピアス

より怖い仕打ち

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

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地球もいつかは滅ぶ

それを少し延ばせたとして

何の意味があるのだろう

大切な人の手を離さず

おしまいの日を迎えるな

孤独な場所で(1950年製作の映画)

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監督のニコラス・レイと主演女優のグロリア・グレアムがこの映画公開の2年後に離婚する事、そして離婚後の彼女の結婚歴を考えながら観ると感慨深い

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