例えばの話、不倫をすることは道徳的には良くない。でも、そこに恋があって愛があって、自分の胸やら腹の奥底から叫んでいる思いやら欲求があって、それに従って生きることが誠実であったとしても、それは不誠実でも>>続きを読む
殺人が起きた部屋は、殺人の跡も記憶も全てが隠蔽されていて部屋を貸す時に不利にならないように動く家主。資本主義社会の病理が描かれててゾッとした。
これは恋の物語ではなく愛の物語だと、ラウラ・ルケッティ監督自身が仰っていたのを聞いてストンと腑に落ちた。
周りが異邦だと思っていたら自分が異邦であったと自覚する日が来ないとも限らない。今日、明日にでも来るかもしれない。
どちらにも都合が良くて、どちらにも利益をもたらされる関係なんて人間同士でも築くの難しい>>続きを読む
「自分と同じだけの気持ち返してもらえなかったら赤っ恥かくと思ってるんでしょ?」
ぐさりぐさり刺さる刺さる。
「私のどこがいいわけ?」ってセリフ、一見控えめなようですごく深い拒絶の言葉。
マギーのことを受け止めているジェイミーを、マギー自身が否定しているから。それでも全てを受け止めたジェイミーすごいわ。
自分の人生大事にしたいなら浮気する
なよぉ。
人は嫌なことがあったらどんどん逃げていいんだけど、目を逸らしているだけじゃ逃げたことにはならないって某物語で聞いた言葉を思い出した。
自由って本当に呪われ>>続きを読む
クリストファーノーランの時間の見せ方うますぎる。
記録と記憶を履き違えることなんてたくさんあるよね。
悪役に少し良いところが垣間見えるとすーぐ好きになっちゃう自分の性、チョロい。
超合理的計算づくの冷酷そうな奴が、若者の恋にアツかったら好きになるだろぉ。
「嘘の中で生きる方が楽だ。」
分っっっかる。
苦しくて切ない、しかし素晴らしいこともある!それが人生!!
技術的にもモラル的にも本当に人類は核を持っていいのか、その資格はあるのか、その問いを改めて実感させられた。
下手に人に慰められるより超合理的なロボットに慰められるほうがいいかも、なんて思った。