はくんさんの映画レビュー・感想・評価

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バジーノイズ(2023年製作の映画)

3.5

冒頭の物語が動き出す重要な破壊のシーンの演出が余りにも非常識すぎて、どうしても受け入れられず暫く登場人物たちの言動に共感するのが難しい部分があった。

アニメであれば半分くらいは受け入れられたように感
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ミッシング(2024年製作の映画)

4.5

どんなに胸を痛める出来事、事件も報道される機会がなくなれば忘れてしまう…当事者家族は一生涯、その苦しみから解き放たれることはない…わたしたちが無意識のうちに痛め付けていた現実を描いた作品だと感じた。>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

2.5

衣装や装飾、立地など画面に映る世界の色は鮮やかで明るくて綺麗なのに内容は雲行き怪しく悪魔的で血みどろ…その対比に頭がおかしくなる映画。

彩りのあるサイコホラーが一番、恐ろしいかも知れないと思わせられ
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赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。(2023年製作の映画)

3.0

原作の特異で独特な世界観をCGと美術で見事に再現している点と俳優たちの振り切った演技は評価できる。

ミステリー部分は非常にライトな謎といった感じ。

主にメルヘンな世界や衣装、キャストたちのコメディ
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変な家(2024年製作の映画)

1.5

元になったYouTubeの動画、原作本が好きな身からすると、ただのホラー映画として陳腐な実写作品になってしまったことに残念な気持ち。

じわじわと迫り来る不気味で不穏な空気感は原作からしか吸収できない
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WEEKEND ウィークエンド(2011年製作の映画)

3.8

新しい何かが生まれそうな時の不安と興奮が入り乱れる、あの感覚

二人の男が自分に足りないピースを相手の中に見つけるように、互いの違いに恋をする

始まりがそうであるように、終わりも突然なゲイの恋

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正欲(2023年製作の映画)

4.0

選べない普通

選ばされる普通

選ぶしかない普通

数え切れない選びたかった普通

誰かの言葉で『普通』を『そのままでいい』に変換して、死ななくてもいいって思える人がいますように。

誰も独りでいま
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

5.0

TVアニメ1期を2日で一気見し終えて暫く呪術廻戦の世界から距離が空いていたが思い切ってアマプラで視聴。

いやー面白すぎる。

味方のキャラも敵のキャラも全員が魅力的に描かれている。

圧巻のストーリ
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アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

3.5

変化のない場所から見る
ひび割れの先には変化する世界

【イタイ】【スキ】【ダイキライ】

それらを知って変わるか、変わらないか。
生きるか、消えるか。

特殊な世界観を通して、どう生きる?と問われて
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.5

作画の美しさ、正確さ、緻密さは流石の新海誠監督、素晴らしいの一言。

『戸締まり』には、どんな意味が隠されているのか、それを考えながら物語を見ていく中で最後ハッとした。

平穏な日常が、その日常で交わ
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

5.0

ゲームに厳しい家庭で育った為、スーパーマリオブラザーズ関連のゲームはおろかニンテンドーのゲームは未プレイばかり。

そんな私でも心の底から楽しい!っと満足させてくれる素晴らしい映画だった。

色彩はカ
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

人は常に何かを見たり、聞いたり、触れたり、感じて、そうした経験を重ねて無意識に『どう生きるか』と考え日々を過ごしているんだと、映画を見て意識することが出来た。

主人公もハッキリと意識してはいないもの
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.5

今敏監督の名作が令和でも劇場で見れることに感動。

時代は違えどアイドルが抱える悩み、危機、恐怖、危険性など様々な問題を恐ろしい表現力で描いている。

アニメ映画としてはもちろん、アイドル作品としても
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