モリタコウセイさんの映画レビュー・感想・評価

モリタコウセイ

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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.7

完璧な家、景色、生活だからこそ少しの違和感が物凄く不気味に感じる。綺麗過ぎて気持ち悪い。
1度違和感を感じてから、怪しいなと思う部分がどんどん大きくなっていく様は音楽と相まって恐かった。
SF系のジャ
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ティファニーで朝食を 4K(1961年製作の映画)

4.2

午前十時の映画祭14にて。
1900年代の映画を映画館で鑑賞できるのが嬉しい。
ティファニーのウィンドウを眺めながら朝食であるクロワッサンを食べる姿が優雅で気品があり、目に焼き付く。
また、タイトルか
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万引き家族(2018年製作の映画)

3.9

高校生の時、映画館で見て以来2回目。
当時と比べて、理解できている気がする。
最初の万引きシーンが衝撃的だった。
愛だけでは駄目、お金だけでは駄目。家庭を築いていくためにはどちらも必要だった。
資本主
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四月になれば彼女は(2024年製作の映画)

4.4

『愛を終わらせない方法は手に入れないこと』とは“手に入れられないようにすること”ではなく“手に入れた気にならないこと”なのかもしれない。自分本位ではなく、まず相手のことを考えることが大事という学び。>>続きを読む

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.0

青春と破壊の2つの側面を上手く描いてる。UFOやレーザー兵器など一見非現実的なSF要素に、学生時代特有の人間関係などによる悩みが絡み合っていく。特殊な世界観。そして何よりあのちゃんと幾田りらのキャステ>>続きを読む

ディオールと私(2014年製作の映画)

4.0

Diorのオートクチュールの話。クリスチャン・ディオールのデザイナーに就任したラフ・シモンズ。彼自身初のオートクチュールになるが、ディオール氏の受け継がれてきた“女性らしさ”に加えて、JIL SAND>>続きを読む

ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

3.9

たぶん誰も悪くないんだろうな。発達障害の息子を抱える親の苦悩、本人の苦悩。主人公の何を考えているか分からない表情に、先の読めないストーリーに引き込まれた。主人公の内に秘めている狂気が少し出ては引っ込ん>>続きを読む

ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

4.0

相変わらず映像と音楽の使い方が上手なんだけど、今回はテンポも良くて見やすかったし、内容も面白かった。ザックとジャックが度々起こす小競り合いが良い。途中から同部屋になったボブが中和剤になって以前より喧嘩>>続きを読む

ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス(2018年製作の映画)

3.7

自分の好きなブランド、身につけているブランドのことをもっと知ろうと思い鑑賞。歴史を知って、よりVivienne Westwoodが好きになった。持ってるアイテムを大切にしよう。
こんなパンクなおばあち
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パターソン(2016年製作の映画)

4.0

「PERFECTDAYS」と似た雰囲気の映画。日常生活の中に出逢いや出来事を1週間に分けて描いている。妻の新しい趣味を受け入れざるを得なかったり、手作りを美味しいと(おそらく)嘘をついて食べる夕食、マ>>続きを読む

ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

3.9

ゆったりとした時間を過ごしたい時はジム・ジャームッシュ監督で決まりだ。「ナイト・オン・ザ・プラネット」と違って舞台は3編とも同じホテルなのでここで繋がるのかという発見が強かった。日本人起用してるのも面>>続きを読む

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.6

やっぱキアヌ・リーヴスは黒スーツとハンドガンだよな。黒しか勝たんよな。最終章に相応しい作品だった。ルールは大事。自分も自分のルールは大切にしていこう。大阪のコンチネンタル綺麗だったけど、海外から見た日>>続きを読む

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.5

英題では“EARTH”だけど邦題だと“PLANET”なんだね。邦題の方が響きが好き。
様々な都市の風景とそこにいる様々な人々。タクシーの中にいる、ほんの少しの間だけ時間と空間を共有する。そこで繰り広げ
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.0

既視感があるなと感じたら意図せず「哀れなるものたち」と同じ監督だった。ヨルゴス・ランティモス監督とエマ・ストーンの組み合わせは癖になる。音楽の使い方や撮影技法が独特で魅入ってしまう。ファッションも素晴>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

映画館に立ち寄った筈が気づいたら美術館にいた(ような気分)。それぐらい、衣装・セット・映像・音楽が芸術的で美しかった。映画の前後のアートワークがワクワクと満足度を付け足してくれる。
自分の欲求に貪欲な
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.5

半年ぶりの映画館での鑑賞。
特にこれといった起承転結が存在する訳ではなく、凪のような毎日の中に大小様々な出会いや発見によって彩られていく感じ。落ち着く。植物に水をやり微笑む姿が頭から離れない。
隣の女
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私は世界一幸運よ(2022年製作の映画)

3.7

恋愛やキャリアも完璧とも言える人生を送っている女性がインタビューを通して過去と向き合う作品。性的暴行と銃乱射事件。高校時代に2つこんな経験するのは残酷だと感じた(勿論年齢関係なく酷いことである前提で)>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.9

感想書いていこうぜ今年は と言われたのでなるべく書きます^^

性被害を受け亡くなった親友のための女性の復讐劇。
加害者被害者ともに痛々しい部分は視覚から排除されていて痛みを伴う作品にしては見やすか
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バビロン(2021年製作の映画)

4.2

映画史。序盤は夢や欲望のカオスだったけど、ストーリーが進むにつれ時代の変化を感じられ、ちゃんと1本の軸があった。サイレントからトーキーへと映画の在り方が変わっていく様、それぞれの登場人物の最後に行き着>>続きを読む

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