月の兎さんの映画レビュー・感想・評価

月の兎

月の兎

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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.0

MCU歴は23/29作。
2018年公開のアメコミヒーローアクション。
もちろん続編の予習として。

目新しさはなかった。
ティ・チャラが清廉潔白すぎるのか。
シリアスだけど、さほど重くもなく。
秘境
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ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔(2002年製作の映画)

3.8

三部作の真ん中。
滅びの山を目指すフロド組。
ローハン防衛戦のアラゴルン組。
ゴチャゴチャしそうな二元中継をメリハリつけた演出できっちり盛り上げてくるあたりはさすがです。

個人的に今作の推しはレゴラ
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雨を告げる漂流団地(2022年製作の映画)

2.5

スタジオコロリドの長編アニメ映画第三弾。
取り壊し予定のおばけ団地が少年少女を乗せて謎の海を漂流するジュヴナイルファンタジー。

うーん、わりと微妙。
同じ監督の前作「ペンギン・ハイウェイ」がめちゃよ
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アバター:ジェームズ・キャメロン3Dリマスター(2022年製作の映画)

3.0

2009年公開のSFアクション。
自然豊かな衛星パンドラの地下資源を得ようとする地球企業が、先住種族型の人造ボディ=アバターに憑依させた主人公たちを交渉役として送り込む話。

初公開当時は見てません。
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レインマン(1988年製作の映画)

3.8

午前十時の映画祭。
1988年公開のヒューマンドラマ。
サヴァン症候群の兄と高級車ディーラーの弟がシンシナティからロサンゼルスに向かう道中でお互いの関係性を再構築する話。

当時も劇場に行きました。
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ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

4.0

2001年公開のハイファンタジー冒険活劇。
1950年代に出版された原作との邂逅は小学校高学年くらいだったと思います。
IMAX上映の第一報があってから全然音沙汰なくてこのままスルーされるのかとハラハ
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ミュージアム(2016年製作の映画)

3.0

原作未読。
2016年公開のサイコサスペンス。
監督は「るろ剣」シリーズの大友啓史。

かなり「セブン」の類型。
パクリというよりもはやそれがジャンルなのかな。
雰囲気はいいけど、ストーリーが粗雑。
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恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

3.0

WKW4K。
90年代オシャレ香港映画ブームの代表格。
九龍の雑居ビルを舞台に男女2組の一風変わった恋模様を描いてます。

あらためて見るとだいぶ気恥ずかしい。
こういうのがカッコいい時代でしたね。
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アナザー・カントリー(1983年製作の映画)

3.5

12ヶ月のシネマリレー。
1984年公開のイギリスの青春群像劇。
1930年代の全寮制男子校を舞台に愛と思想とスクールカーストに苦しみもがくイケメンたちの姿を描いてます。

明確な起承転結はない感じ。
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ファーストラヴ(2021年製作の映画)

3.0

原作未読。
島本理生の原作小説を堤幸彦が映画化。
義理の姉弟の公認心理師と国選弁護人が女子大生による父親殺害事件の真相を探る話。

芳根京子がよかった。
顔つきもセリフ回しもどこかうわの空。
庶民派な
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罪の声(2020年製作の映画)

3.0

原作未読。
グリコ森永事件を下敷きにしたフィクション。
自分の声を脅迫のカセットテープに使われた子供が大人になって事件の真相を探る話。

想像と違いました。
ひたすら過去を調べて明らかにしていくだけ。
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ラプラスの魔女(2018年製作の映画)

2.0

原作未読。
2018年公開の気象物理学ミステリー。
東野圭吾は多作なだけに映像化のアタリハズレが大きいですね。

脚本と演出が微妙。
登場人物たちの不自然な行動。
そのせいで展開が強引に見えちゃう。
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灼熱の魂 デジタル・リマスター版(2010年製作の映画)

4.0

2010年公開のカナダ映画。
監督は「プリズナーズ」でハリウッドデビューを果たす直前のドゥニ・ヴィルヌーヴ。
カナダのケベック州で暮らす双子の姉弟が母の遺言に導かれて中東の某国で父と兄を探す話。

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平成狸合戦ぽんぽこ(1994年製作の映画)

3.5

高畑勲特集上映。
1994年公開のスタジオジブリによる長編アニメーション映画第7弾。
昭和40年代の多摩ニュータウン開発を阻止するために狸たちが先祖伝来の化け学を駆使して奮闘する話。

やー、難しい。
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.5

ここ数年で定着したライブ中心のアニメ映画。
たぶんあれをやりたかったんだろうな。
応援上映が盛り上がる系。
その試み自体は成功してると思います。
ただ、ワンピースにそれを求めるかですよね。

敵役のキ
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ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

4.0

12ヶ月のシネマリレー。
あまりリバイバルされなさそうな微妙なラインナップがうれしい新シリーズ。
できれば毎年恒例になってくれることを期待。

1993年公開のファミリードラマ。
舞台はアイオワ州の小
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鳩の撃退法(2021年製作の映画)

3.0

原作未読。
主人公は藤原竜也演じる落ちぶれた作家。
自分をモデルにした虚実混交の小説を追う形で展開されるミステリー。

原作はたぶん叙述トリックなんですよね。
最初それがわからず見づらい印象しかなくて
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アルマゲドン(1998年製作の映画)

3.5

午前十時の映画祭。
1998年公開のパニックSF。
地球に衝突しそうな小惑星を破壊するために石油掘削作業員を宇宙に送り込むというアイデアがパンチ効いてます。

大味な脚本。
ガバガバの科学考証。
チー
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.0

タランティーノ特集上映。
1994年公開のクライムコメディ。
当時もめちゃめちゃハマってましたね。

とりあえず最初の数分間が最高。
パンプキンとハニー・バニーの怒号。
ディック・デイルの稲妻ギター。
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ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-(2020年製作の映画)

2.0

原作未読。
中山七里によるミステリー小説の映画化。
綾野剛と北川景子のバディが安楽死を生業とする非合法医師を追う話。

うーん、テレビドラマっぽい。
テーマが重いわりに仕上がりが軽いというか。
客層を
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グレイマン(2022年製作の映画)

3.5

脱走工作員vs悪徳本部長。
CIA版抜け忍狩り。
2009年から続くマーク・グリーニーのスパイ小説シリーズをMCUでおなじみルッソ兄弟が実写化。

ストーリーは普通。
ドラマ性も薄いし、既視感たっぷり
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キャラクター(2021年製作の映画)

3.5

目当ては長崎尚志の脚本。
浦沢直樹との共作漫画はほぼ全部既読。
殺人が先か、漫画が先か。
ニワトリタマゴ的構造のサイコサスペンス。

プロットはよかった。
ありそうでなさそう。
演出も悪くない。
かな
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フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996年製作の映画)

4.5

タランティーノ特集上映。
1996年公開のホラーアクション。
ロバート・ロドリゲス監督作品にもかかわらずこれをラインナップに推してくれた担当者には感謝しかないです。

前半はクールな悪党の逃亡劇。
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希望と絶望 その涙を誰も知らない(2022年製作の映画)

3.0

坂道アイドル末妹のドキュメンタリー第2弾。
2019年12月に発表となった初の東京ドーム公演が延期を繰り返して2022年3月に開催されるまでの活動記録。

コロナ禍ど真ん中。
芸能の仕事はたいへんです
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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

3.5

MCU歴は22/29作。
タイトルロールとしては5年ぶりの降臨。
東京コミコン2019に大雨連れてきたときはさすが雷神だなとビビりました。

ギャグ&サンダー。
タイカ・ワイティティの真骨頂。
脳筋1
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バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

3.5

バズ、そんな過去を抱えてたのか。

ピクサーの名作シリーズのスピンオフ。
トラブルによって長期滞在を余儀なくされた危険な惑星から地球への帰還を目指す話。

凄まじいテンポ感。
カット、シーン、シークエ
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ライトスタッフ(1983年製作の映画)

3.5

午前十時の映画祭。
1983年公開の宇宙開発ノンフィクション。
1960年前後のマーキュリー計画に選抜されたアストロノーツたちの群像劇。

初見はたぶんレンタルビデオ。
当時はアポロより前のNASA黎
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ショーシャンクの空に 4Kデジタルリマスター版(1994年製作の映画)

4.5

1994年公開のヒューマンドラマ。
4Kリマスターでの再上映。
原作はスティーヴン・キングによる「恐怖の四季」収録の中編小説。

冤罪で投獄された銀行員の服役生活。
囚人たちのユーモアあふれる会話劇が
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アポロ13(1995年製作の映画)

3.8

午前十時の映画祭。
1995年公開の宇宙開発ノンフィクション。
1970年に発射されたアポロ13号の船長ジム・ラヴェルによる原作をロン・ハワードが映画化。

Successful failure.
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新解釈・三國志(2020年製作の映画)

2.5

福田雄一による歴史コメディ。
三國志を知らなきゃ笑えない。
三國志を知ってると笑えない。
この矛盾をどうしたもんかね。

中途半端なエンタメ感が蛇足。
もっと逸脱してくれてよかったのに。
桃園から赤壁
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007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

3.8

2006年公開のダニクレ版007第一弾。
実は初見。
いきなりのクリス・コーネルが暑苦しい。
まあ、それもこのシリーズの持ち味かな。

予想に反してコンパクト。
ド派手なスケール感はないです。
先に「
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機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島(2022年製作の映画)

3.8

全中年男子歓喜。
最新の作画でファースト。
しかも、監督は安彦良和。
作る側と見る側の宿願が果たされた瞬間でした。

基本的にはファン向けの作品。
殺伐とした軍記物語における一服の清涼剤。
そこだけ切
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犬王(2021年製作の映画)

3.5

原作未読。
古川日出男の歴史小説「犬王の巻」を湯浅政明がアニメ映画化。
南北朝時代を舞台に、異形の猿楽師と盲目の琵琶法師が平家の魂を成仏させるために歌い踊るロックオペラ。

好きな要素だらけなのにイマ
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.0

1986年公開の前作から36年ぶりの続編。
かつて自らが訓練を受けたトップガンの若きパイロットたちを今度は教官として指導するだけじゃなくてお前も行くんかいという話。

最高オブ最高。
ご都合主義大歓迎
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.8

いまだ脳に焼きつく幼児期の記憶。
友人宅でジャックの特大ソフビに号泣。
迷作「ウルトラ6兄弟vs怪獣軍団」の衝撃。
そんな恐怖の原体験に反して、大抵の怪獣なら写真どころかシルエットで名前を即答できるほ
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.0

伯父と甥の心の触れ合いをモノクロで描いたヒューマンドラマ。
マイク・ミルズといえば90〜00年代の映像作品にはだいぶハマりました。

なかなかの快作。
大人と子供に限った話じゃない。
人と人との関係全
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