ヴレアさんの映画レビュー・感想・評価 - 77ページ目

アクアマン(2018年製作の映画)

4.0

これはヤバい。
海中でのアクションは確かに今まで観たことないもので、サメに乗って戦ったり巨大なカニが出てきたりと全く予想のつかないバトルがとにかく楽しい。
また、海中だけではなく、地上の様々な場所が舞
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

3.3

ロシアとの宇宙開発競争の焦りから決して万全ではない状態で月面着陸に挑んだんだという事が詳しく描かれており、様々な打ち上げ失敗などの事故による犠牲の数々がありながら、それでも突き進んで行く感じがヤバいし>>続きを読む

劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ(2018年製作の映画)

3.0

シリーズ初見ですがそこそこ楽しめました。

“もっこり“などのギャグやファッション、使ってる拳銃などは古臭いのに、スマホやドローンが出てくるという最先端な所もあって時代設定は一体いつなんだよ?という謎
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.6

「午前10時の映画祭」にて初劇場鑑賞。

やはり学生時代に見てハマった口で、当時はとにかく格好良い映画だという印象しかないが、大人になってから見るとやたら笑えて実はコメディだったのね?と感じた。
特に
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真っ赤な星(2017年製作の映画)

3.3

陽が弥生ちゃんをどんどん好きになっていく過程が丁寧に描かれていて引き込まれた。二人の関係が永遠に続けばいいのになと思ってしまう。現実には無理っぽいけど。

不満点としては弥生ちゃんの行動パターンが読め
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ジュリアン(2017年製作の映画)

3.0

父親によるDVの実態!
その恐怖が子供の視点を通して描かれている為、かなりリアルに伝わってきた。
これは怖い!
しかし、海外だとすぐ銃とか持ち出すから恐怖レベルが桁違いっす。

雪の華(2018年製作の映画)

3.4

設定からして泣かせる気満々なのだが、決して大袈裟な泣かせようという演出は無く、日々の些細な出来事を淡々と積み重ねている点がとても好印象だった。
まさに『雪の華』という曲からイメージするようなぴったりの
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メリー・ポピンズ リターンズ(2018年製作の映画)

2.0

近くの映画館では全て吹替版のみの上映。
まあいいかと思い観に行ったのだがここまで思い切りミュージカルだとは思わなんだ。これは日本語だとかなり違和感が…。
なんか大袈裟というかダサいというか、この世界観
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そらのレストラン(2019年製作の映画)

2.9

大泉洋主演の『しあわせのパン』から続く北海道シリーズ3作目。
物語としては、主人公のチーズ作りが主要な目的で、自分の納得の行くチーズが作れるまでを追ったゆったーりとしたドラマとなっている。
彼が憧れを
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十二人の死にたい子どもたち(2019年製作の映画)

2.2

たぶん役者的に中高生をターゲットにしていると思われるので、これくらいの物語が丁度良いのであろうとは思うが、私的にもう一声驚きや絶望的なショッキングさが欲しかったという単なるホラー脳であるので、やや満足>>続きを読む

がっこうぐらし!(2018年製作の映画)

1.2

もうとにかく退屈極まりないゾンビ映画だった。
大体、ゾンビものがこれだけ溢れかえっている現代において、よくこんなにユルいゾンビ映画作れたもんだなと感心してしまった。

勿論、原作はそういった日常系なユ
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こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018年製作の映画)

3.4

体重を10キロ落として挑んだという大泉洋の体当たりな演技がとにかくはまってて引き込まれる。片時も嘘臭く感じなかった。

夢をあきらめない事の大切さ、本音で生きることの難しさ、そういうものを鹿野という障
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夜明け(2019年製作の映画)

3.2

田舎町にやってきた訳ありの青年が、ひょんな事から世話焼きのおじさんに住まわせてもらったり、仕事の世話もしてくれるという人情味溢れる物語。
日々の仕事の大切さや仲間との友情などを育みながら新たな生活を始
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チワワちゃん(2018年製作の映画)

3.1

ひょんな事から大金を手に入れたパリピ達の馬鹿騒ぎを大音量クラブミュージックとトリップ感全開の映像で追った青春群像劇。
とにかくやかましい上に目的もなく騒ぎまくるパリピ達の無駄に踊りまくる行動(やたら跳
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バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

2.5

少女が国境を跨いで母親と離ればなれになるというオープニングから、これはかなり泣ける映画になるだろうなと予想していたが甘かった。
突如として謎のスーパーダンス集団による踊りが炸裂!
有無を言わさぬインド
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イット・カムズ・アット・ナイト(2017年製作の映画)

3.4

ホラー映画には演出として色んな怖がらせ方のパターンがあるが、これは見せない演出のパターン。
観客を独自のルールの世界観に放り込み、詳しい状況説明などもないまま、僅かなヒントを頼りに観客をみちびいて行く
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ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

3.5

途中まで激論!朝まで"ヒーローは存在するのか"というテーマ(謎)で進む為、まーた『アンブレイカブル』みたいに消化不良な展開になるのかなと心配したが、ちゃんとイライジャが言うところのコミックの典型的な展>>続きを読む

恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

3.4

まずトラックにニトロを積むという行為が正気の沙汰じゃない。
観ている間中嫌な予感しかしないし、ハラハラ感が半端なかった。

マイル22(2018年製作の映画)

3.0

事あるごとにゴムパッチン。
終始イライラ顔なマーク・ウォールバーグ。
気に入らない奴は仲間だろうと容赦なく罵る罵る!
気付けば回りに誰も居なくてボッチ。
でも、アクションになると頼れるナイスガイ。
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マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

2.5

つまらないわけではないんだけど、全体的に薄っぺらいというか細かなエピソードが沢山あるんだけどそれぞれが嘘くさくてあまりリアリティーを感じられなかった。
長澤まさみ扮するホテルマンの仕事に対する姿勢はと
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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

4.2

全くわけのわからない物語と散りばめられた謎の数々に閉口しつつも、ゲームさながらのアドベンチャースタイルな物語はたまた『ファイトクラブ』的世の中に対する反抗心とジェームズ・ディーンの『理由なき反抗』、さ>>続きを読む

クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

3.8

前作の記憶も曖昧だし、『ロッキー4』を観ていないので楽しめるかな?と心配したが、ちゃんと劇中で過去の因縁や人間関係を説明してくれるので全く問題無かった。
とにかくボクシングものの王道的な展開にアツくな
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

1.9

このレビューはネタバレを含みます

ブラッドリー・クーパーの役柄があまり好きになれなかった。アリーが主人公であるはずなのに、ジャック視点でほぼ見せられて、格好良いんならまだしもあの体たらくである。勝手に自滅していく様をじっくり見せられて>>続きを読む

ニセコイ(2018年製作の映画)

3.3

序盤はかなりごちゃごちゃしたエフェクトやテロップや細かなカット割により、銀魂ばりの過剰演出で観るものを圧倒してきて、このままのノリでラストまで行ったらキツいなと思っていたのだが、登場人物の出揃った中盤>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.5

映画館で4回観て、このたびBlu-rayも購入。
内容は今更説明するまでもないが、とにかくその構成の妙と無駄のない伏線回収の気持ち良さ、あと映画愛、これに尽きる。
特典映像のメイキングを観ると、まだ配
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来る(2018年製作の映画)

1.4

来る来る詐欺?
ただただつまらない。
エンタメと思わせて現代の闇を描いた高尚な作品…という訳でもない。
普通に娯楽作品を作ろうとして爆死しただけにしか見えない。
全てが絵空事に見えるし、この世界におけ
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.5

日本人には馴染み深い(?)霊的な物の恐怖を描いているので、日本のホラーに近い感じで普通に怖かった。
トニ・コレットの迫力ある演技に圧倒された。これはアカデミー主演女優賞間違いない。

セルジオ&セルゲイ 宇宙からハロー!(2017年製作の映画)

2.8

パニックものでかなり重たい話のはずなのに、全体を通したトーンはほんわかして妙に明るい。
どんな困難が起こっても、この映画を見ればなんとかなるさ、前向きに生きていこうという気持ちにさせられた。

くるみ割り人形と秘密の王国(2018年製作の映画)

2.0

なかなかに子供向けで、ストーリーもシンプルだし、メッセージ性なども薄くてあまり感動はしなかった。
良かった点としては、マトリョーシカ的な雑魚キャラ達。やたらクレイジーかつハイテンションだし、何がしたい
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素敵なダイナマイトスキャンダル(2017年製作の映画)

2.8

物語自体は暗いし、所々狂気、あとはエロが大半を占めていて、長いし正直飽きてくる。
しかし、その時代の雰囲気が良く出ていて、小道具やセットなどの作り込みも半端なくて、世界観はとても素晴らしかった。柄本佑
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馬を放つ(2017年製作の映画)

3.1

タイトルにもあるように馬を放つ者がこの物語の焦点となっている。馬を放つ者、要するに勝手に人の所有する馬を放ってしまう犯罪者だ。とは言え、馬を愛し、馬を大切にしてきた先祖の教えを守り、金儲けに馬を利用す>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

2.5

主人公は前作に比べてどんなビーストでもちゃんと使役していて成長が見られる。しかし、物語的には全然入り込めなかった。全体的に暗いし、ワクワク感が足りない。登場人物達の行動もよくわからない所が多かったし。>>続きを読む

(2018年製作の映画)

3.3

タイトルが示すように、これは銃についての物語である。ひょんな事から銃を手に入れてしまった青年が、その銃の持つ美しさや、人を殺すという事において恐ろしいまでに計算され尽くしたフォルムに、魅せられ、やがて>>続きを読む

恋する小説家(2011年製作の映画)

2.7

『こんぷれっくす×コンプレックス』(ふくだみゆき監督)との二本立て上映で観た。

上田慎一郎監督ならではのメタ構造的な世界観。ファンタジーなんだけど、コメディで、でもちゃんと夢を追う若者の葛藤や厳しい
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こんぷれっくす×コンプレックス(2015年製作の映画)

2.3

夫である上田慎一郎監督作『恋する小説家』との二本立て上映でした。

もしクラスの女子からあなたの事が好き……ではなくてあなたの脇毛が好きと告白されたら?
コメディになってしまいそうな展開だが、ヒロイン
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

4.5

未来の見えない生活を送る若者らの青春群像劇。しかし、登場人物達は決して暗くはならず、思いきり青春を謳歌している所が良かった。
ほんと、ただダラダラと過ごす彼らの日常を追っているだけなのに、不思議と引き
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