みずけんさんの映画レビュー・感想・評価

みずけん

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遠い空の向こうに(1999年製作の映画)

4.0

90年代特有の名作映画感と、2000年代以降のテンポの良さがいい塩梅。面白い。

マッドマックス(1979年製作の映画)

3.8

凶悪事件が多発する近未来のオーストラリア。警察官のマックスは日々暴走族を取り締まっていたが、次第に対立は激化していき、、、という話。

永野もYouTubeで言っていたが、次作「マッドマックス2」がみ
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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.0

伝説的作品「マッドマックス 怒りのデスロード」の前日譚。

前作は全編アクションシーンが展開されるという、ある種映画の法則を無視したような作品だったので、ドラマ重視に方向転換したのは驚き。
特に前半は
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ゾンビーワールドへようこそ(2015年製作の映画)

3.8

高校生にもなりながらボーイスカウトを続けている冴えない男子三人組。童貞卒業を試みようとキャンプをこっそり抜け出そうとするもののゾンビの集団に遭遇。絶体絶命な状況にエッチなお姉さんが現れて・・・
という
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

3.9

17世紀のイタリアの村。幼い頃から聖母マリアと対話ができ、不思議なことが身の回りで起き続ける少女ベネデッタ。大人になった彼女は、ある日修道院に逃げ込んできた少女と禁じられた関係に・・・
という話。
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ラストエンペラー 劇場公開版 4Kレストア(1987年製作の映画)

4.2

2000本くらい映画見てきたけど、ある意味で、映画という表現のベンチマークはこの「ラストエンペラー」だと思う。好みとかでは無く、客観的に考えて。
この作品を境に映画は進化から衰退のフェーズに移行したと
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未来少年コナン TVアニメ版(1978年製作の映画)

-

映画館でやっていたので初鑑賞。

ちょっとこれは、、、あまりに前時代的過ぎてついていけなかった。

「ナウシカ」でも音楽の付け方が気になったが、これは異次元に古臭い。逆にこれと同じ時期に、あんなに新し
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ベルリン・天使の詩 4K レストア版(1987年製作の映画)

3.5

3度目のトライにして初めて最後まで見れた。家で見た時は序盤で断念、2回目は映画館で爆睡。

「ロード・オブ・ザ・リング」「未来世紀ブラジル」と並んで、おそらく死ぬまで良さが分からない映画。最後の1時間
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.1

限定的な規模での公開と、冒頭の無意味とも思える異様な長回しによって、「ドライブ・マイ・カー」時の異様な大ヒットを敢えて避けているように感じた。見る側をふるいにかけているというか、「ついてこれる奴だけつ>>続きを読む

パリ、テキサス 2K レストア版(1984年製作の映画)

4.1

5年前に見た時よりも遥かに良く感じた。人間の感性は成長するなと。

宿命的に青い空と、宿命的に茶色い大地。気の遠くなるほど永遠に続く一本道。
問題を抱えた人物が道を進み続ける。目的のために道を進むのか
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ミラクル/奇蹟(1989年製作の映画)

3.0

香港映画史上最大の制作費が使われたらしいが、セットやエキストラなど必要のない部分が無駄に豪華で、アクションが全く物足りない本末転倒な映画。
かと言って映画自体の質は決して高くなく、いわば「お金のかかっ
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サイクロンZ 4Kマスター版(1988年製作の映画)

3.8

ジャッキーチェン、サモ・ハン・キンポー、ユン・ピョウの共演作。

映画としてはめちゃくちゃで、映画としての最低限の品質をクリアしていないレベル。ジャッキーの出番も記憶していたより少なく、特に中盤のサモ
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ポリス・ストーリー 香港国際警察(1985年製作の映画)

4.2

アクションシーン集を自作してYouTubeにアップするくらい大好きなジャッキー・チェン。(数百万回再生されてて結構自慢だったりする)ついに映画館で見れた。

序盤の「村を車で突っ切って破壊する」という
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LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

4.0

シリーズ屈指の異色作。こんなに見るのがしんどいアメコミ映画、他に思いつかない。小さい頃友達とアメコミのどのキャラクターになりたいかよく話していたが、この映画はどのキャラクターにもなりたくない。

こん
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.7

側だけ最高級の中身空っぽSF。

プロダクトデザインは本当に素晴らしくて、高級ブランドのプロモーション映像を見ているようだった。いい意味で。

それ以外が全くダメで、最近よくある「絵の豪華さに内容が
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ビートルズ/レット・イット・ビー(1970年製作の映画)

-

1970年公開「Let It Be」の4Kリマスター版。ディズニープラスで念願のリリース。

今までは限られた手段でしか視聴が不可能で、
1.80年代に発売されたVHS:著作権的にグレーなブツ。
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X-MEN:ダーク・フェニックス(2019年製作の映画)

1.0

とてつもなくつまらないという記憶があったのだが、見直してみると「つまらない」という形容詞では全く火力が足りない、拷問のような映画だった。かのナチス・ドイツが使用を躊躇するほどの、強烈な拷問だ。


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X-MEN:アポカリプス(2016年製作の映画)

3.5

Xmenシリーズが、ディズニーのテコが入る前に自己崩壊していたとはっきりわかる作品。

シリーズの持っていた、人間の抱えるコンプレックス、社会からの疎外感、孤独感といった本来のテーマは完全に消え去り、
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X-MEN:フューチャー&パスト ローグ・エディション(2014年製作の映画)

4.2

アメコミ史上に残る傑作。シリーズで一番面白い、とかのレベルではなく、この1作の為だけにシリーズが企画、製作されたようなものだと思う。

旧三部作と新シリーズをクロスオーバーさせる方法としてこれ以上ない
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ウルヴァリン: SAMURAI(2013年製作の映画)

3.9

え、むっちゃ面白かったんだが。
海外の評価もそこまで悪くないし、「これは日本にインスピレーションを得た架空の国が舞台だ」と思って観るべし。頭をバカにして見ましょう。

新幹線のアクションとか結構楽しい
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X-MEN:ファースト・ジェネレーション(2011年製作の映画)

3.9

Xmenシリーズで一番見やすい。今までのジメッとした暗さが無くなり、コミカルでテンポのいい映画になった。

まずキャストがいい。ジェームズ・マカヴォイ、マイケル・ファスベンダー、ジェニファー・ローレン
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コンプリート・ビートルズ(1982年製作の映画)

-

日本語のナレーション付きのバージョンをかなり前に見た。8、90年代の日本のドキュメンタリーのナレーションて独特な暗さがあって好き。

制作側の独自の解釈みたいなのが入ってしまっている気もするが、コンパ
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ウルヴァリン:X-MEN ZERO(2009年製作の映画)

3.9

旧三部作と比べ一気に現代的なアクション映画になってる。やはり「アイアンマン」「ダークナイト」の2008年以前と以後でアクション映画は二分できる。

ウルヴァリンの過去についてはX-MEN2でもう説明さ
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X-MEN:ファイナル ディシジョン(2006年製作の映画)

3.8

オリジナル三部作のラスト。

その後のシリーズ化をこの時点ではそこまで考えていなかったのか、主要キャラが躊躇無く使い捨てられていく。衝撃展開の連続。

ラストの全面対決は人数が多いだけでいまいち盛り上
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X-MEN2(2003年製作の映画)

3.9

全体的に寂しい出来の前作と比べ、アクションもストーリーも劇的に進化していた。やはり三部作は真ん中がいちばん面白い。

単純に記憶に残ってる印象的なシーンが多かった。予算も上がってCG技術も進歩している
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.9

オリジナルは未視聴。

むしろこれの日本版が全然想像できないくらい、50年代のイギリスの雰囲気とストーリーがマッチしていた。通勤先のウォータールー駅が以前通っていた語学学校の最寄り駅だったこともあり、
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Now and Then:ザ・ラスト・ビートルズ・ソング(2023年製作の映画)

-

ビートルズ最後の新曲と謳われる「Now and Then」についての、あまりにもコンパクトなドキュメンタリー。

最後の新曲とは言うものの、経緯が似ている「Free as a Bird」と「Real
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X-メン(2000年製作の映画)

3.8

とてつもなく久々に。

ディズニープラス×有機ELテレビで観たら超高画質で、記憶していた絵の雰囲気と全然違った。カメラワークとかも案外良くて、最近のマーベルよりちゃんと映画になってた。

3部作の1本
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ラスト・ショー(1971年製作の映画)

4.0

「アメリカン・グラフィティ」を予想してたらフェリーニの「青春群像劇」だった。

イーグルスのドン・ヘンリーがドキュメンタリーで「ラストピクチャーショーを地で行くような街で育った」と言っていたが、まさに
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インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(2008年製作の映画)

3.6

インディージョーンズの映画は3/4くらい見終わったところで集中力が切れる。

最初から最後までツッコミどころ満載なんだけど、終盤CGのエイリアンが出てきてもうどうでも良くなった。

インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(1989年製作の映画)

3.8

前作より直球なアクション映画。ショーン・コネリーが出てる影響で007感がすごい。ヒロインも80年代美女ど真ん中。

舞台はヨーロッパのはずなのにめちゃくちゃ西部劇っぽい。マカロニ・ウェスタンと逆の違和
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インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年製作の映画)

3.8

映画館で。

前作よりハリウッド映画感がないというか、イタリアとかのカルト映画みたいな感じがあって気味が悪かった。
シリーズで最も残酷描写が多いらしく、出演してる俳優たちも大変だっただろうなーと。
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続・夕陽のガンマン/地獄の決斗 4K復元版(1966年製作の映画)

4.0

これは文句なしに面白い。

前2作の驚異的なヒットを受けて、制作費が劇的に増加したんだろうなということが一発で分る。大量のエキストラに、豪華なセット、「地獄の黙示録」を彷彿とさせる、おそらく怪我人が出
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夕陽のガンマン 4K復元版(1965年製作の映画)

3.9

全体的にコンパクトな印象の「荒野の用心棒」とは打って変わって世界観が広がり、制作費の増加が目に見えてわかる映画になっていた。イーストウッドとリー・ヴァン・クリーフの、敵なのか味方なのか割り切れない関係>>続きを読む