MitsuhiroTaniさんの映画レビュー・感想・評価

MitsuhiroTani

MitsuhiroTani

ターゲット(2019年製作の映画)

4.0

事実として何が起きたかではなく、ターゲットになった時点で人生が狂う。

FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ドキドキハラハラ。素直に面白かった。
ただ、
この手のサバイブものは、孤独と恐怖がシンクロするものだが、本作はシンクロしない点が新鮮で残念。
また、演出に厚みを出すためだか、親友の死や、禿鷲を喰らうと
>>続きを読む

怪物の木こり(2023年製作の映画)

3.9

三池監督の強みと弱みがよく出た作品。
バイオレンス系の怖さは○。ホラーやサスペンス系の怖さは×。
亀梨、染谷以外は、俳優無駄遣い感あり。
逆に、この二人はこのジャンルいけるかも。可能性を感じた。

シン・ゴジラ:オルソ(2023年製作の映画)

4.0

必然性がないこっちのモノクロ版は、間違いなく外すと思っていたが、悪くはなかった。
長谷川博己のキャラは意外に昭和。

ゴジラ-1.0/C(2023年製作の映画)

5.0

モノクロ版、良かったな。
映画の恐怖は想像力から。
過去に寄り添えるかが鍵。
私の場合カラー版+0.1。

ペパーミント・キャンディー 4Kレストア(1999年製作の映画)

5.0

ペパーミントキャンディとカメラ。
スニムの眩しすぎる純愛に応えきれなかった主人公。
この歳になって観ると、自分の人生とオーバーラップして、胸が締めつけられた。

人生は選択の連続。美しい人生を壊したの
>>続きを読む

インファナル・アフェア(2002年製作の映画)

-

20年ぶりに鑑賞。
映画の感想は別途書きたいが、まず何より、あの頃の香港を見て涙が止まらない。

カンダハル 突破せよ(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

大勢の人をひたすら殺しながら、家族や娘や娘の待つ場所へ帰る。単純に言えば、そういう映画。対等にいがみ合うイデオロギーや宗教、民族の対立よりもタチが悪い。 

昔の映画、地獄の黙示録で、アメリカ軍の第一
>>続きを読む

MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)

3.7

ゴジラ対キングコング、ジェラシックパーク。そして、ジェイソン ステイサムと中国資本。ウージンの無駄遣い。
ツッコミどころ満載なのに面白い。

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

5.0

20年の時を経て、ダコタ ファニングとの共演!
最終作は、アクションが抑制気味なのが良かった。
米国人俳優ナンバーワンのデンゼル ワシントンを今回も堪能。

7番房の奇跡(2013年製作の映画)

4.0

コロナ禍に、家で娘が観た映画の、泣けるベスト一位らしい。
ただ、韓国司法制度の理不尽さが覆う展開に苛立ち、私はあまりハマらなかった。
ファンタジー風の作品だけど、流石にあんな裁判あり得ないでしょう。
>>続きを読む

ニンジャ・アサシン(2009年製作の映画)

3.8

血みどろ&早回しアクション。
15年前にしてはよく出来た作品。
ありがちな破茶滅茶世界観も、モータルコンバットや、ジョンウィックに比べて大人しく、千年前から金100ポンドなんて金本位制には妙に納得。
>>続きを読む

HOMIE KEI チカーノになった日本人(2019年製作の映画)

4.2

主人公KEIが、過去に犯してきた罪が拭い去れる訳ではないが、今、前向きに正しく生きている。自分のできることに躊躇なく取り組んでいる。それだけで素晴らしいと思う。
家族の温もりを知らないまま育ったKEI
>>続きを読む

世界の終わりから(2023年製作の映画)

3.1

もうちょっと、やりようがあるだろ?と思える作品。センスある人が、センスのみに頼っているうちに、センスそのものが時代遅れになった感じ。
ストーリーと脚本の各所に、古い、または子供じみたところが辛い。
>>続きを読む

Winny(2023年製作の映画)

4.0

終始イライラする展開が続いたのは、ある種、精神年齢が低いとも思えてしまう金子の行動。それだけ、東出昌大の演技が素晴らしかったし、東出はもっと舞台なんかで、今は亡き蜷川幸雄みたいな監督の下で演技を突き詰>>続きを読む

シティーハンター(2024年製作の映画)

3.9

変態仮面の鈴木亮平。
孤狼の血、TOKYO MERの後に、本作を演じ切るのが凄い。

グラニー(2014年製作の映画)

4.1

現実はドラマティックではない。
おばあちゃんは普通の良い人。
迷子の少女には食事を与え、警察には頼まれた通り連絡する。
ロヒンギャ難民云々なんてピンとこない。
そこがリアルで悲しい。

ロックダウン(2016年製作の映画)

4.1

なぜ、中退しないんだろう。
銃社会以上に、そこが怖かった。

ウルフ・オブ・リベンジ 復讐の狼/アヴェンジメント(2019年製作の映画)

4.7

ジェイソン ステイサム主演、ガイ リッチー監督のスタイリッシュな作風を匂わせながら、あえなく撃沈。
超一流のB級アクションスター、スコット アドキンスが、メリハリ無く魅せる。
なんだろうこの感じ?野暮
>>続きを読む

フリー・フォール(2021年製作の映画)

4.8

9.11
まさにあの日、あの時。
ロンドンのオフィスで、ディーラー達とブルムバーグニュースに釘付けになっていた。今でも鮮明に覚えている。
あのビルには邦銀オフィスもあり、他人事とは思えず、言葉を失っ
>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.7

全体を通じて、のどかで、ハートウォーミングな作風が良かった。
ただ、舞台が関西っぽいが、センスと言葉が関西ではなく、関西風なのが終始気になり、笑えるところが無かった。
無理せず、標準語で、山田洋次や栗
>>続きを読む

劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室(2023年製作の映画)

5.0

Tokyo MERって、なんか感情に訴えるものがある。鈴木亮平と賀来賢人の芝居のせいかな。

少しVFXにお金をかけて補正し、英語を被せて海外配給すれば大ヒットしそう。
日本的なチームワークと、疾走感
>>続きを読む

星の旅人たち(2010年製作の映画)

4.3

以前、ドキュメンタリー番組「聖なる巡礼路を行く 〜カミーノ・デ・サンティアゴ 1500km〜」を観た。
本作のようなドラマ性は無かったけど、それぞれが、それぞれの想いを胸に旅する姿に涙がでた。
一方、
>>続きを読む

ヘッド・ショット(2016年製作の映画)

3.6

イコ ウワイス以外のキャラが弱いのが原因。ラスボス並みの奴がもう2、3人欲しかった。
レイドのヤヤン ルヒアンぐらいエゲツない悪役がいれば、もっとメリハリついたかも。

湯道(2023年製作の映画)

3.8

群像劇の上手い監督。
ベタな作品だけど、久しぶりに銭湯に行きたくなったな。

ハート・オブ・ザ・ハンター(2024年製作の映画)

3.5

何となく、Netflixの品質低下の分水嶺的な作品だった。主人公の俳優。格好良かったが、魅力具合に既視感あり?アクションも良かったが、ファイトスタイルが既視感の既視感。クオリティは高いが、オリジナリテ>>続きを読む

ある男(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

決して嫌いな作品ではなかったが、殺人犯の子供や在日3世エリートという登場人物像達の、アイデンティティからの逃走、という魅力的なテーマがやや希薄になっているのが残念だった。
本監督の持ち味は淡い空気感の
>>続きを読む

ロードハウス/孤独の街(2024年製作の映画)

3.8

コナーマクレガーの意外な演技力に感動。
ジェイクギレンホールは肉体美よりアクションが良かった。
ただ、ストーリー的には人を殺し過ぎ。
アクションのリアルな映像と裏腹に、少し荒唐無稽過ぎて、別な見方をす
>>続きを読む

ポーラー 狙われた暗殺者(2019年製作の映画)

3.8

相変わらずマッツ ミケルセンは魅力的。
アクションも思いの外ハード。
ただ、私は微妙に好きになれなかった。
理由は敵役達の魅力の無さ。
美男美女を求めている訳でも、華のある俳優を求めている訳でもないが
>>続きを読む

ONODA 一万夜を越えて(2021年製作の映画)

3.9

大戦末期の日本兵を語る作品においては、“野火”を超える痛ましさはないが、中野学校を出た秘密戦を担う軍人が、ジャングルの中で生き続けることの凄まじさは感じた。
生来の頭の良さ、中野学校の教育、そしてジャ
>>続きを読む

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

4.8

タランティーノのジャンゴだとかヘイトフル8のようなザラついた空気と、座頭市や子連れ狼的血煙街道の匂い。あーメキシコ臭い。
例えようがない面白さ。
フィンランドが舞台というのが最高。
犬が可哀想だからマ
>>続きを読む

共謀家族(2019年製作の映画)

4.3

インドが舞台の原作は未鑑賞。
ストーリーはよく出来ていて面白かった。
こういう映画的なトリックはやはり好き。
慎ましく生きる主人公家族は華人、富裕だが傲慢なで酷いタイ人という設定。しかも国家権力の警察
>>続きを読む

ナポレオン(2023年製作の映画)

3.6

巨匠リドリースコットの最大の功績は、ホアキン・フェニックスを選んだことだろう。金髪の大柄な白人ではなく、小柄なホキアンがナポレオンと聞いた時、その手があったかと唸った。
そして、巨匠お得意の広い視野で
>>続きを読む

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.6

オカルト映画は久しぶり。
やっぱり、ラッセルクロウはいいな。
実在の人物の書籍に基づくらしいが、あんなシーンやこんなグロいことがあったんだろうか笑笑

OUT(2023年製作の映画)

3.7

クローズ山田孝之の芹沢多摩雄、東京リベンジャーズ吉沢亮の佐野万次郎、そして本佐の醍醐虎汰朗の丹沢敦司。
なんか被ってしまうのは気のせいか。
土地のワルに他所から来た主人公が絡む展開も被ってしまう。
>>続きを読む

イチケイのカラス(2023年製作の映画)

4.6

ドラマはドラマとして嫌いではない。毎回ストーリーも悪くないし、まるで刑事物のような面白さもあり、更に中高年となった竹野内豊の魅力が堪能できる。
一方、本作の主人公は黒木華。
もともとファンなんだが、本
>>続きを読む