・タクシー、警官、銃、足元を映す
・空気の流れる音→裂け目を見せ、危機を示す
・狂人女の登場でウイルスではない別ベクトルの恐怖が訪れるのはスピルバーグ版『宇宙戦争』のティム・ロビンスを想起。原因が曖昧>>続きを読む
傑作。こういうノリの90年代末のアメリカ映画をいつまでも見ていたい。
80年代ニューヨークが映ってる。主演二人が魅力的なのはともかく、建築ギミックを活かしたキートン風のスラップスティックギャグはテンポ感が悪くてロングショットへの意識が低いせいで全くおもしろくない。
塾長・舟木が指名手配され、動揺が走りつつも「彼を信じようと思う」などと口にする信者たちの姿は、森達也『A』に映っていた、一連の事件が教団によるものだったと明らかになり始めた頃のオウム信者たちの姿と重な>>続きを読む
『怪奇!死人少女』
サイレントちゃんとうまい。主役よりも、その家族の方が死体っぽいキャスティング。母親役の役者さんの声がいい。見世物小屋の一幕はリンチやってた。廃墟の空間を活かした奥行きある横移動ショ>>続きを読む
ベタなミステリー(そもそも横溝正史や市川崑の1976年版がその源流?)なナラティヴの冗長さを少しでも軽減させるための装置が散りばめられてる。セリフの応酬が重なり合うところや、復員男が接近する際の過剰な>>続きを読む
役人はヤクザっぽく演出
どう見ても公安警察→厚生労働省
「常識だったら」とか「リアリティを考えたら」をハズしていく
長澤まさみの「やんなっちゃうなあもう」→小津の杉村春子
愛の概念はそれぞれ違い、>>続きを読む
シチリア島行った後くらいからショットいいかもと思った
コッポラはディゾルブでのシーケンス転換を多用するけど全然好きじゃない
オペラハウスみたいなところで殺人が起こるのは『知りすぎていた男』とかミッショ>>続きを読む
かなり面白い。最後までひたすらサスペンスが映画を牽引し続けていく。ヒッチコック系統サスペンスのお手本のようだと思ったら監督はバルカン超特急の脚本家らしい。「独裁者の死を知ってしまう」ってことが逃走/脱>>続きを読む
YouTubeにある再生回数一桁の動画みたいなカットの集積と、いつものVHS画質の映画サンプリング、そこに役者の演技。書物の引用などが重なる。あと音楽。HD比率をSDに変換して縦長なのはPrimeのバ>>続きを読む
長距離電話のカットが交換手から電線を伝ってLAに届くっていう繋ぎがおもしろい。
偶然警官に呼び止められてもそんなにハラハラさせられなかったり、『脅威の透明人間』では検問をあっさりすり抜けたりもしていた>>続きを読む
ドB級。表現主義感溢れる美術や、ミュータントが暴れるアクションシーンのサイレント映画感が楽しい。
周りがあたふたアクションすれば透明人間は存在するし、「空」との切り返しで会話は成立する。現代ならそこに少しのクロマキー合成とAfter Effects加えれば乗り切れそう。冒頭いきなり脱獄シーン始まっ>>続きを読む
省略の使い方は好き。演出に行き詰まったとき、いざというときの飛び道具として使える。本作でいうと「二人きりになる→キス」とか、「決闘で撃たれる→崖から落下後の死体」みたいな。コミカル。いきなり決闘になる>>続きを読む
魚眼っぽいレンズで捉えられた光が非ユークリッド幾何学的なんだけど、平面であるスクリーンに還元されると結局二次元の運動にならざるを得ない。こういう作品こそ3Dで見てみたい。3Dでこういうフォルマリスティ>>続きを読む
ピーター・パン的な子どものための世界
「上映時間20分でお願い」→じゃあボレロ一曲フルでやろうっていう大胆さ
再見。超傑作。
偽テレビ番組(実名出演)がトークショーで上映されていた映画内映画的なもので、さらにそれ自体がモキュメンタリー内の心霊ビデオで…みたいな何層ものメタ構造が改めてかっこいいなと。
「一見狂>>続きを読む
決して面白くはない。観念的な世界に突入し始めたときは正直笑ってしまった。でも、今自分は紛れもなく宮崎駿を見ているのだとしか言えない画面は幸福でもあった。もちろん不満も多く、今回の炎はこれっぽっちも熱そ>>続きを読む
脚本「人が楽しんでるのを邪魔するな」→本編「なんかお前分かってねえな」
原作「あんた、かん違いしてるわ、あんたが夏を愉しむのを誰もとめることなんてできないわ、」
すごく好きだ 頭の風通しがよくなる >>続きを読む