MINAMIさんの映画レビュー・感想・評価

MINAMI

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ドニー・ダーコ(2001年製作の映画)

4.0

リチャード•ケリー監督

これはけっこう好きだった、
夢に出てきたアレが、現実世界に作用してそれらの境目がだんだんと薄れていく感覚
現実世界に起きることを信じるか夢に起きることを信じるか幻想や想像を信
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Beats(原題)(2019年製作の映画)

4.4

UKの違法レイブがギャンギャンだった頃、スコットランドの若者がレイブでギャンギャンするお話し。サウンドトラックギャンギャンすぎ。Leftfield とThe prodigyが特にギャンギャンだね。

都会のアリス(1973年製作の映画)

4.0

ヴィム•ヴェンダース監督

誰しもが失ったものはいくつかあるとして、その失ったものを埋め合わせる、あるいは見つけ出す、はたまた失ったままでいる、そういった毎日の行為がそこにありました。

フッと息でビ
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ファースト・カウ(2019年製作の映画)

3.8

ケリー•ライカート監督

テーマへのアプローチが凄いなぁと思う、
甘いようで酸いような、その後でまた甘いようで、やっぱりちょっと甘い感じ(?)が永遠に続く

ケリーライカートの作品を観た時にだけ陥る、
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デヴィッド・リンチ:アートライフ(2016年製作の映画)

4.0

最高のドキュメンタリーです。

こまめな水分補給と、定期的なリンチパイセンの補給が、毎日をそれなりに暮らす鍵です。

フォー・ウェディング(1994年製作の映画)

3.8

マイク•ニューウェル監督

なにかと噛み合わない2人が噛み合うまでのアレやコレ
ベタすぎない感じと構成がイイ

タイトルめっちゃイイのに邦題で and a funeral が省略されてるのはとってもナ
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クリスチーネ・F(1981年製作の映画)

3.9

ウーリー•エデル監督

久しぶりにここまで救いようのない映画を観た。
空虚の漂うベルリンに光は差し込むことがなかった。目を背けたくなるような陰鬱な映像が多々。これまでとは違う何かに出会い依存する。好き
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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

3.9


これが果たして面白いのか面白くないのかはよく分からないけれど僕にとっては面白いものだった。僕たちが、というよりは少なくとも僕が映画や物語に求めているのはこういうことなんだよなぁと、ふと思い返すことに
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

2.9


この映画なんでこんなに売れたんだろう?
お笑いかと思った。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

-

ヴィム•ヴェンダース監督

ルーティン化した生活で生きている、あるいはルーティン化した生活でしか生きていくことが難しくなった人のように感じた。映像はあまりに綺麗に描かれているから、そればかりを信じるの
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赤い砂漠(1964年製作の映画)

3.9

ミケランジェロ•アントニオーニ監督

心と体の隙間に立ち込める消えない霧
いつしかに降り注いだちょっとした不運が、いつまでもそこに残ってしまっては、もうそれはそこからなかなか消えてはくれない
生きづら
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Lick the Star(1998年製作の映画)

3.7

ソフィア•コッポラ監督

学校の中にあるあのよく分からないカーストみたいやつ、なんかグループによって強さ(的なもの)がつけられているアレ

編集と音楽めっちゃいい感じでした
特にオープンニングは揚々と
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.7

濱口竜介監督

あっぱれが過ぎる。
ロンドンBFIにて先行上映。

会話の可能性をどこまでも信じているから、言葉には心が通い会話になる。お互いの心が会話を信じれば、それが会話を超えた対話になる。
僕た
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BROTHER(2000年製作の映画)

3.9

北野武監督

ある種の男たちに漂う強さと潔さがどこまでもカッコよい。

無駄口は叩かず決めたことはやり通す、言葉の壁を超えた鋭い眼差し、カリスマ性、あるいは産まれながらに備わったソレ

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

-

クエンティン•タランティーノ監督

これまでの映画の撮影における、最も血糊を使用した映画(955ℓ)として、2002年のギネス世界記録に認定されています。(嘘です)

曼陀羅(1971年製作の映画)

3.9

実相寺昭雄監督

これまた難しいナ、「無常」と題目は引き続いているように思えるけど、無常よりちょいと難しかった。映像のかっこよさはピカイチ、キレキレ。

左派が勢いを持っていた頃の、仏教、時間、無常、
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真夜中の虹(1988年製作の映画)

4.0

アキ•カウリスマキ監督

あいも変わらず、うまくいかないヤツの逃避行。
誰がなんと言おうと、金があろうと無かろうと、間違っていようと正解だろうと、法を犯そうと、愛した人のためならば、そうしたいのだから
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無常(1970年製作の映画)

4.3

実相寺昭雄監督

デートでは絶対に観てはいけない映画ランキング4位。

仏教×近親相姦×無

独特なカメラワークが映像の不安感を煽る。
仮面をつけた2人はそれから始まる。
境内で繰り広げられた、仏と無
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ワイヤーを通して/スルー・ザ・ワイヤー(1987年製作の映画)

4.5

アキ•カウリスマキ監督

最高すぎ笑
めちゃくちゃ上質なカラオケ映像みたいだなぁと思い始めてからは、もうそれにしか見えなくなって、めちゃくちゃ楽しかった笑
ラストに飲み干すコーラ、たまらん。

日本の
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悲しき天使(1991年製作の映画)

4.3

アキ•カウリスマキ監督

カッコ良すぎ
エッフェル塔を見上げるリーゼント野郎
Paris 1994

うまく前に進めなくても、何の問題もない。お前のリーゼントはエッフェル塔よりも高く、そして鋭い!

ワールド・オブ・グローリー(1991年製作の映画)

-

ロイ•アンダーソン監督

無機質な短編作
人生の混沌

オープニングカットの衝撃ヤバい

念の為もう一度言う、人生の混沌

俺らのペンギン・ブーツ(1992年製作の映画)

4.2

アキ•カウリスマキ監督

尖り過ぎ、かっこよすぎ、尖り過ぎ

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

-

押井守監督

なんの情報もなく、原作、アニメ、何も知らずに観ましたが、、正直に申し上げて、正直に、正直に申し上げまして、半分くらい何言ってるのか分かりませんでした。正直言って、割と序盤からついていけな
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素晴らしき、きのこの世界(2019年製作の映画)

4.0


菌類の世界って、学ぶか慣れるかしないとなかなか想像がつかない世界な気がする。
学生の頃、生物化学を専攻していた(専攻してないのと等しいほど勉強していないけど)から、嫌でも菌類を繁殖させる実験をしたり
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過去のない男(2002年製作の映画)

4.2

アキ•カウリスマキ監督

カリウスマキパイセンの魅せる生活が好きだ。

住所不定無職おまけに低収入、なんなら加えて名前不明無記憶になってしまった男。
過去を剥ぎ取られた男が少しずつ生活を取り戻していく
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異人たち(2023年製作の映画)

-

アンドリュー•ヘイ監督

こっちとそっちとあっちの世界が、何かのきっかけでたまに入り混じったして、
それは、単なる精神交錯なのか、あるいは昔のことをふと思い出すのと同じように、突然やってきて突然いなく
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ヤンコおじさん(1967年製作の映画)

-

アニエス•ヴァルダ

最高、ラブリー、カラフル、イェーイ
ヤンコおじさん、可愛い、イェーイ

昨晩よく眠れなかったなら、今日昼寝すればいいだけ、イェーイ

2つ目の窓(2014年製作の映画)

3.9

河瀬直美監督

奄美大島を舞台に、壮大な自然と人間の生活。自然と生き物の力強さが心地よかった。
自然主義的な、あるいは一部、超自然主義的な信仰を感じる。家族、街の人、ユタ、海、木々、風、歌、セックス、
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

-

宮崎駿監督

ありがとう。ありがとうだこれは。
難解だとか酷評だとか賛否両論色々聞いてはいたものの、これのどこが難解でどこが駄作なのだろう。最高だった。

どうやら不確からしいこの世界を、目に見える形
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愛は死より冷酷(1969年製作の映画)

3.8

ライナー•ヴェルナー•ファスビンダー監督


愛は死より冷酷
なんというか。生は死より冷酷みたいな感じがした。理由は死んでしまってはもうそこには何も無いから。

冷酷さを感じ取ることができるのは、銃で
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.0

シャーロット•ウェルズ監督

父や母の知らなかった一面(それは良くも悪くも)を知った時に、心がなんだかモゾモゾするあの感じ、小さい時の記憶と今の状況が折り重なって、そうかあれはそういうことだったんだ、
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