APlaceInTheSunさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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ちびまる子ちゃん(1990年製作の映画)

4.2

(記録もれ)

ファンから愛されている伝説的で、昨年劇場公開されて評判が良かった作品というぼんやりした情報だけ聞いていた。Netflix配信が開始されたのでその日に鑑賞。

花輪君の爺やに静岡駅まで黒
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別れる決心(2022年製作の映画)

4.3

(記録漏れ。2月25日、、、。)


もろ「裏窓」を引用したシーンも有り全体的テーマは「めまい」ぽく、劇伴含めた演出がヒッチコックのサスペンス調のクラシカルな味わいにテンションがあがる。
クラシカルで
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いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

3.8

(記録漏れ、一ヶ月以上経ってしまった)

自分が余命わずかである事がわかっているシングルファーザーがどうにかして子供に何かを残そうとする心情を、過剰な演出なく静謐に描写する。

という設定を聞いて想像
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.7

私的副題【「えいがのこ」】

映画界の巨匠スティーブンス・ピルバーグの自伝的物語。

スティーブン・スピルバーグに特別な思い入れがあるわけでは無い私ですが、この映画は特別なものになりました。大傑作。
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.0

👀👀👀👀👀👀👀👀👀👀👀👀👀👀
私的副題【マルチバースの最果てで愛を叫ぶ】
👀👀👀👀👀👀👀👀👀👀👀👀👀👀
2022年4月頃にアメリカで公開されるや、SNSで絶賛の嵐だった。興行収入的にも大成功を収め、A
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ちひろさん(2023年製作の映画)

3.5

Netflixにて配信初日に鑑賞。原作マンガは未見。

居場所と包接についての物語。必ずしも血縁関係だけが家族を結びつける条件ではなく。家族の温もりに恵まれなかった人が集まる居場所の尊さ。

ビルの上
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エゴイスト(2023年製作の映画)

4.2


(雑感、書き込み中)

この2週で、待ちわびていた新作が続々と公開されている。デイミアン・チャゼル「バビロン」もルカ・グァダニーノ「ボーンズ・アンド・オール」もパク・チャヌク「別れる決心」も未だ観て
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バビロン(2021年製作の映画)

3.5

冗長に過ぎる。
デイミアン・チャゼル、結構好きな監督だったんだけどなぁ。それだけに残念。

黎明期のハリウッド映画産業の狂乱、
無声映画からトーキー映画への移行期にアジャスト出来なかった俳優達の栄枯盛
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コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

4.2


恋人だと思っているイリーナとの旅行の約束を齟齬にされた女子大学生ラウラが、一人旅のために乗り込んだ寝台列車。
狭い寝台室で相席になった若い男性リョーハは酒を飲み散らかし、失礼極まりない言葉をかけてく
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対峙(2021年製作の映画)

4.2


銃乱射事件の被害者家族と加害者家族が対峙しかわされる言葉の応酬から綴られる会話劇。ただ単なる会話劇に収まらない展開の変化や双方の関係・心理描写の変容がしっかり用意され、。

十字架、賛美歌、マリア像
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Haulout(原題)(2022年製作の映画)

3.7


第95回(2023年)アカデミー賞短編ドキュメンタリー部門ノミネート作品、『HAULOUT』。

北極圏、シベリアの海に一人の男がやってくる。彼は極寒の海岸線にポツンと建てられた小屋に籠もり寝泊まり
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The Flying Sailor(原題)(2022年製作の映画)

3.8


第95回(2023年)アカデミー賞短編アニメ部門ノミネート作品、『The Flying Sailor』

火薬を積んだ輸送船が、海上での衝突で爆破して…。
と書くと劇的でアクロバティックな作風かと思
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.8

※今回はいつにも増して、自分への備忘録としてどこが面白かったかを、鑑賞後の興奮のまま取り留めもなく記す※

「やっぱりどこに連れてかれるか分からないストーリーは面白い!」と前作『スリー・ビルボード』鑑
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ストーリー・オブ・マイ・ワイフ(2021年製作の映画)

4.3


(2022年9月2日鑑賞、記録漏れ)


1920年のマルタ共和国。
船長のヤコブ(ハイス・ナバー)は、
カフェに最初に入ってきた女性と結婚するという賭けを友人とする。
そこにリジー(レア・セドゥ)
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DAU. 退行(2020年製作の映画)

4.5


ようやく観られた。上手く纏まった映画より、得体の知れないゾクゾクするような妙な映画が観たいと思っている方なので、こんな壮大で狂気じみたプロジェクト(※文末の公式サイトの紹介文を参照)から生まれた作品
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未来よ こんにちは(2016年製作の映画)

3.7

主人公は中年女性のナタリー(イザベル・ユペール)、舞台はフランス、パリ。
哲学を教える高校教師として着実にキャリアを重ねルだけでなく、執筆活動に置いても教科書を出版して一定の評価を得ていた。
私生活で
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忘れたフリをして(2020年製作の映画)

4.2


大阪市の船場センタービルの創立50周年を記念して作られたアニメーション映画。
YouTubeで無料公開されていて時間も13分程度なので、皆さんご覧になってください。


主人公が寝る直前に脳裏に浮か
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

3.5


今年のアカデミー賞の国際長編映画賞の候補に推す声も多いほど海外での評判は高い。


確かに賞レース向けの作品で、主題が明確、かつ良いシーンも幾つか観られた。
けど期待程ではなかった。力強く真面目だが
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ヒッチハイカーKAI:手斧のヒーロー、その光と影(2023年製作の映画)

3.6


【あらすじ】
放浪のヒッチハイカーが暴漢から女性を助け一躍人気者に。だがある殺人事件の容疑者となり彼の本性が暴かれいく…

KAIは現代版ヒッピーといった風のピースなVibesを醸し、ギター片手にラ
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そして僕は途方に暮れる(2022年製作の映画)

4.0


フリーターをしながら彼女である里見(前田敦子)のアパートに居候、自堕落な生活をおくる菅原(藤ヶ谷太輔)、あることをきっかけに責められ里見のアパートを飛び出す。それをきっかけに菅原は親友や先輩の家に転
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ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

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映画館で観たかったけどスケジュールが合わなかった。スターチャンネルEXに来たのでこの作品のためだけに加入した。

少し前に観た「ケイコ 目を澄ませて」がストイックな作りだったけど、いやいやこの作品の
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林檎とポラロイド(2020年製作の映画)

3.6

『エターナル・サンシャイン』をセリフを減らし硬質な画作りと演出で再構築したような印象。


ギリシャ人もポラロイド撮った後に写真をパタパタするんだなぁと思った。(そこかいっ!)

スウィート・シング(2020年製作の映画)

4.3


これも映画!これぞ映画!
インディーズ映画万歳!

撮影にお金がかかっていないだろう事は明らかにわかるし、役者に監督の家族をキャストする(子供二人とも素晴らしかった)など、どこもかしこもDIY精神に
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.5


「ケイコ 目を澄ませて」不器用だが芯の強い、一人の女性が懸命にボクシングに向き合った日々。慎ましく時に痛々しくもある毎日を味わい豊かな16mmフィルム撮影、劇伴もなくストイックな作りで世界をありのま
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.3

■■■■追記として続編を期待してる!!という不遜な文を載せます■■■■■
「the FIRST SLUM DUNK」の続編の可能性と日本のバスケボール界を取り巻く状況について書いてみたくなりました。
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ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(2022年製作の映画)

4.3


ピノッキオあんまり詳しくなく、ディズニー版すらしっかり見た事ない程度。
ぼんやりしたイメージではピノッキオがついつい嘘をついて鼻がニョキニョキ伸びてしまう、本当の人間の子にいつか成れるのか?というの
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ある男(2022年製作の映画)

4.5


人を規定するものは何か。戸籍や出自から人は解放されるのか。


窪田正孝演じる男が築いたあの家族。思いだすだけで胸が熱くなるような幸せな家族。お互いの欠落を埋め合う様な家族。それが彼の生きた証であり
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

4.5


『junior』『RAW少女の目覚め』を通して観ると誰の目にもこの監督の作家性がはっきりと分かる。
女性が生きる上で感じる苦痛をグロテスクなまでに肉体的に痛々しい描写で表現する。上記2作は恐らく性の
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シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年製作の映画)

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レンタルにてまとめ鑑賞。
のはずが一週間で鑑賞しきれず途中、というか開始早々に返却する事に。

パッケージみるとキャップとアイアンマンが対立して内戦に?! いつか観てみたい。

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年製作の映画)

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レンタルにてまとめ鑑賞

ニック・フューリーの吹き替えはもちろん、竹中直人。
 キャプテンアメリカの盾は防御だけでなくフリスビーみたいに投げて攻撃にも使えるから便利。壁に当ててもカンカン跳ね返るし。

アベンジャーズ(2012年製作の映画)

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レンタルでまとめ鑑賞

サミュエルLジャクソン演じるニック・フューリーの吹き替えが竹中直人だった

聖なる証(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます


 映画撮影スタジオらしき場所に配置されたセットの家屋が写しだされる所からこの『聖なる証(the Wonder)』は始まる。そこでナレーションがこのように語る。
〈貴方達がこれから出会う登場人物達は自
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その道の向こうに(2022年製作の映画)

4.1


それぞれにトラウマ・喪失を抱えた白人女性と黒人男性が、織りなす人生の生き直しの物語。

ニューオーリンズの蒸し暑い夏の夜にプールに入り心の殻が破け解放される。
その結果、衝突もあるがそれも一歩前進。
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RRR(2022年製作の映画)

3.6


先に『アフター・ヤン』を観て、その時から体調の悪さは感じていた。『RRR』観たいけど、寝不足としんどさで、帰ろうかとも迷った。でもせっかく時間があったので、行った。
『RRR』、超濃厚な映画だった。
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

4.2


自動運転の自動車(現在の我々が使用している半自動のものではなく完全に任せきっている自動運転)の中で、AR拡張現実電話で離れた家族と会話する。それが当たり前になっている未来世界。

主人公の家族はバリ
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