maruさんの映画レビュー・感想・評価

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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

4.0

2時間半もあったのか…ずっと目が離せなかったな、すごい波がある訳ではないのに。

いや、波はあったか、まさかの父親の愚行、信じて取材していた事件の真実、そういうことを明るみにしていくことを使命のように
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.6

阿部サダヲさんがすごい役者さんだってことを再認識せざるを得ない、という。 

ありとあらゆる人間を手中に収めていき、ありとあらゆる手法で狙った獲物を痛め付けて殺害する、けど社会に完璧に溶け込んでいる…
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正欲(2023年製作の映画)

3.6

目が死んでるガッキーが新鮮だ〜と思いながら鑑賞。

他人には明かせず、明かされたとしても理解しづらい性癖ってのは大なり小なり誰しもにあるのかもと思うのだけど、それが自分の中で大半を占めている場合は生き
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怪物の木こり(2023年製作の映画)

2.0

う〜ん…
イマイチ、イマニ、イマサン…

コレといった感想が浮かばない。
スコアも見当付かず、とりあえずって感じ。

子どもになんちゅーことすんねん、とは思ったけど、それも何かよくわかんなかったから感
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

3.8

タイトルが何だかずっと気になっていて『悪は存在しない、悪は存在しない』と何度も内心で唱える感じで観ていたのですが…ラストは『?!?!???』で目を見開いちゃいました…
『まさか、コレで終わる?』と思っ
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ピクニック at ハンギング・ロック 4Kレストア版(1975年製作の映画)

3.5

チケットをいただきまして、期限までに観られるのがこちらだったのでありがたく鑑賞。

4Kだったので、というのもあるのかもだけど、全ての画面が絵画のようでめちゃくちゃキレイで『コレが50年前の作品???
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市子(2023年製作の映画)

4.0

重く苦しく、じっとりとした蒸し暑さを感じる作品でした。
どの俳優さんもすごかった。

杉咲花さんの常に悲しみを押し殺したような瞳が、市子の様々な苦しみを黙って語っているようで切なかった…

親…大人に
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夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく(2023年製作の映画)

2.0

アマプラの星が高かったから再生。
流し観だったからいけないのかもだけど、何で評価高いのか不明…
ここの評価もまぁまぁ高いよねぇ…

えぇぇぇぇぇぇ………
わからん………


歳のせいかしら~~~

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映画 ギヴン(2020年製作の映画)

3.8

なかなかに切なく苦しい恋のお話でした、が、観やすかったのはそれぞれのキャラクターの性質がしっかりしていて丁寧に表現されているからかな〜と思った次第です。

TVアニメを何の気なしに観始めて、娘に「BL
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

文字でも映像でもすごく咀嚼してからでないと…なもので、観ている間、観終わってすぐよりも、考えて文字にしようとする今が一番映画を鑑賞してる気がする、私にとってはそんな味のある映画でした。


人が嫌がり
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BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

3.0

役者さんの演技は素晴らしかったと思います、安藤サクラさんカッコイイ。
山田くんも、かわいい顔が邪魔しちゃうんじゃない?と最初ちょっと心配しましたが、いやいやなんの、ステキな役者さんになられたのね~
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ひとくず 新ディレクターズカット(2019年製作の映画)

3.3

色々、想定内ではあったかな。
最後は良い方向でよかったけど、良い方向過ぎてちょっとビックリだったけど。

作品としては、何て言うか、一昔前の映画を観ているような感じ?自主制作っぽい?そんな感じだったか
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ほつれる(2023年製作の映画)

3.6

好きではなかった、ひとつも。誰一人として共感できなかった。でも、邦画だ〜って感じがした気がする。

存在感あるのにどうしてだかないように感じるダンナさんがセリフ、一番多かったよね。バツイチ、子持ち、不
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メメント(2000年製作の映画)

3.6

10分しか記憶が保たない人のお話なんだね… 私はこの映画、最初のそれこそ10分以内に毎度毎度睡魔に襲われて見直して『やっぱ眠い、また今度』で諦める、を何回したかわかんないくらい。たまに思い出しては再ト>>続きを読む

流浪の月 エピソード0(2022年製作の映画)

-

映画ってスゴイなぁ、演じるってスゴイなぁ、自分は一生視聴者側でしかないけれど、来世携わりたいと思う世界のひとつだなぁ、と。

流浪の月(2022年製作の映画)

4.0

『エピソード0』も続けて観ました。
とりあえず、演者の方々の演技は素晴らしく、最初から最後まで引き込まれて観ました、スゴイなぁ〜

監督さんとかについてはいつもどう感想を述べれば良いのかわからないのだ
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渇水(2023年製作の映画)

2.9

悪くないかもだけど特に全然良くもない、という印象かなぁ… 
恵まれた育ちでなく家族からも孤立しようとする主人公が、ネグレクトされている子どもたちに出会って人間的に成長しましたよってお話なのかな?主人公
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HOMESTAY(2022年製作の映画)

3.0

原作未読。

色々絶望して自殺してしまっても、チャンスをもらって視野を拡げて生まれ変わることができるとしたらいいなぁとは思うし、それに伴って周りも良い方向にとか良いことづくめではないか、なんだけど、例
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(2023年製作の映画)

3.7

『白鳥』からの『ネズミ取りの男』からの『毒』を連続視聴。
ロアルド・ダール追いのつもりだけど、ウェス・アンダーソン追いかな。

オチは何となく読めたし、思い込み(なのかどうかはわからんが)とはいえ極限
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ネズミ捕りの男(2023年製作の映画)

3.0

『白鳥』からのロアルド・ダール作品追いで視聴。
ウェス・アンダーソン追いでもあるか。

白鳥同様、何だか目が離せない作品だったけど、何を伝えたいお話なのかはサッパリわかんなかったなぁ…

とりあえず、
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白鳥(2023年製作の映画)

3.7

不思議な作品…全ての画面がポスターみたいな。

『いつの時代にもイジメはあるんだなぁ… いやもうコレはイジメでは済まんレベル』と思って観てたら最後『実話ベースなの?!』とショック。

ロアルド・ダール
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さよならの朝に約束の花をかざろう(2018年製作の映画)

3.5

全体の雰囲気も良くいいお話だった、けど、もっと推敲したらもっともっと良くなる気がするところが惜しい。


レイリアがあんなに会いたがってた我が子に会えたのに、唖然とする程に我が勝る急展開は出産してなく
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うみべの女の子(2021年製作の映画)

3.7

原作を読んだ時ほどの何かは感じなかったのはなんでだろ… ストーリーも演者さんたちも違和感はなかったと思うし、むしろ演者さんたちの実年齢には見えない中高生にしか見えない演技に感心仕切りだったけども。>>続きを読む

チャイルド・ブライド -売られる子供たち-(2019年製作の映画)

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昔々の話ではなく、現代のアメリカで児童婚が横行、しかも相手がレイプ犯だったりするという現実にショック…
何がどうしたらそうなるねんって「変態や性欲オバケとクソ親のせいじゃねーか!」と悪態付きたくなった
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私のオオカミ少年(2012年製作の映画)

3.8

『え、野生で育っちゃったんじゃなく?!』ってビックリしたけど、何とも切ない作品でした。
これこそが純愛なんじゃなかろうか…実りはしなかったけれど。

エンディング、一人で雪だるまを作るチョルス…毎年作
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アリス(1988年製作の映画)

3.5

『オテサーネク』を観て、監督追っかけでこちらを鑑賞。

ゾワッとする少女の口元の接写、ゾワゾワッとする人形たち、細部に渡る小道具の拘り、全体のアンティーク感、絵本の中に迷い込んだような…

ヤン・シュ
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オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)

3.5

何と言ったらよいのやら…ちょいちょい入る接写、ストップモーション、のっけから不気味さの連続、なのに観てしまうっていう。食人木が出てくる民話が元ってのは納得、確かに動く絵本だった〜

オテサーネクがヤバ
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ロマンスドール(2019年製作の映画)

3.5

理解できる、けど理解できない、けど不快な感じは全くなくてむしろ全体的には結構好きだなぁと思う、そんな感じかなぁ… 重いっちゃかなり重いお話を重苦しくは描いていないところはなんかすごくよかったです。>>続きを読む

はかなき一生:イザベラ・ナルドニちゃん殺害事件(2023年製作の映画)

1.0

『ガブリエル事件』『ガールインザピクチャー』『アメリカンマーダー』と続けてドキュメンタリーを観てるのだけど、それぞれに何かしら考えさせられたりしたけどこの作品は全然だった。

『はかなき一生』とあるの
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アメリカン・マーダー: 一家殺害事件の実録(2020年製作の映画)

-

この映像や音声が全て本物なのに驚く…日本の常識じゃ考えられない。

『一家殺害事件』と聞くとどんなに恐ろしい殺人鬼か?と想像するけど、この犯人、極普通の人に見えた。普通のどちらかというと気の弱い…自分
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ガール・イン・ザ・ピクチャー:写真はその闇を語る(2022年製作の映画)

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正に事実は小説より奇なり過ぎて、次々に明るみになる事実に驚愕… 
犯人の、彼女と彼女が大事に育てていた息子に対する異様なまでの執着心に、おぞましさを感じて吐き気…
人にあらずや…

悪夢の如くのあり得
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天国からの奇跡(2016年製作の映画)

3.7

信仰心のない自分には真の理解は出来ないけれど、もし家族や身近な人がこのようなことを体験したらそれは説明出来ない『奇跡』。それでも、それを全て『奇跡=信仰』は納得出来ない気がするけど、奇跡は優しさや愛情>>続きを読む

あしたの少女(2022年製作の映画)

4.0

実話がベースかぁ…辛いです。
全く同じでなくとも、描かれる理不尽さや納得いかない出来事などが自分や家族の経験に重なって感じられ、本当にやるせない気持ちになりました。

疲れ果て、スマホのほぼ全ての情報
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キングダム(2019年製作の映画)

3.8

書いてなかった!
原作未読、アニメ途中まで視聴で映画館にて視聴しました。

三作目まで映画館視聴済みですが、画面に圧巻されたのはやっぱり一作目、続編はそれがキープされててスゴイなぁ〜という感じです。見
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キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

3.6

前作で『次作から家で観よう』と思っちゃったのだけど、丁寧にオススメしてくださった方がいたので前二作復習視聴してから観に行きました。

原作未読、アニメ途中まで視聴、なのですが、映画版のキャラクターなど
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