さとみんさんの映画レビュー・感想・評価

さとみん

さとみん

新座頭市 破れ!唐人剣(1971年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

座頭市シリーズの22作目。
過去作のマンネリを打破しようとしたのか、なかなか斬新な展開。

南部藩、目撃者皆殺しとか、極悪過ぎだろ。
言葉は通じないとか、かなり強引な設定。
王剛(ジミー・ウォング)が
>>続きを読む

インソムニア(2002年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

なるほど「不眠症」って事ね。

クリストファー・ノーラン初期の作品。いつものノーランのように難解な物ではなく、割と単純なストーリー。
伏線も張り巡らされているが、それほど複雑ではない。

白夜のアラス
>>続きを読む

355(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

主演がジェシカ・チャステイン、共演がルピタ・ニョンゴ、ペネロペ・クルス、ダイアン・クルーガー、ファン・ビンビンで実力派有名女優5人のスパイアクション映画。

各国のスパイ組織に属している女性が世界を破
>>続きを読む

続・荒野の用心棒(1966年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

なぜ「続・荒野の用心棒」なんて邦題付けたのか、続編じゃないし、荒野というより泥沼だし、用心棒じゃないし。
と思っていたが、黒澤明監督の「用心棒」がベースになっていて、先に「荒野の用心棒」ってあったので
>>続きを読む

劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~(2019年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

久美子が2年生進級。優子が部長になり、1年生がたくさん入ってくるが、低音部に来た新入生がなかなか個性的で久美子が苦労する話。
TVアニメ版シーズン2の続きで、麗奈は可愛いし、相変わらず揉めてる優子と夏
>>続きを読む

斬る(1962年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

座頭市でお馴染み三隅研次監督作品。しかも主演が市川雷蔵。
面白くないわけがない。

武士の生き様を描いたストーリーは、今の常識が総てでは無いと言うことを示している。
信吾の選んだ最後にびっくり、「え、
>>続きを読む

リズと青い鳥(2018年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

なんかいじくっているうちにレビューが消えてしまったので再投稿。

今作ではみぞれちゃんがめちゃ面倒くさい人になっているけど、希美とはシーズン2で和解しているわけだし、ここで不協和音ってシーズン2・4話
>>続きを読む

座頭市果し状(1968年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

志村喬の町医者って渋すぎでしょ。
内容は十手持ち(岡っ引き)が奉行の威光を借りやりたい放題のところに流れ者の凶状持ちがやって来るが、実は町医者の息子って感じ。
端っから市の盲に付け込んで悪戯してきたヤ
>>続きを読む

ひかりごけ(1992年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

戦時中実際に起こった食人事件「ひかりごけ事件」を元にして作られた短編小説が原作。

遭難した4人の船員の中で唯一生き残った船長が亡くなった仲間の肉を食べていたと言う話なので、極限状態の人間が如何に異常
>>続きを読む

劇場版 響け!ユーフォニアム 届けたいメロディ(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

劇場版1作目に続けて鑑賞。
先にTVアニメ版を観ていたので内容は分かっていたが、やはり素晴らしい。
ただTV版のダイジェストと言うよりは、久美子とあすか先輩の物語。
TV版第2シーズンでは重要だった推
>>続きを読む

碁盤斬り(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

白石和彌監督にしては珍らしい、というか初の時代劇。
ストーリーに合わせた抑えた色使いが良く、細かな演出と言い、実に丁寧な作品。

柳田格之進役草彅剛のストイックな感じが良いが、演技が最高に素晴らしいの
>>続きを読む

劇場版 響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ(2016年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

TVアニメ版が素晴しかったので劇場版も鑑賞。TV版のダイジェストなので特に目新しいものはなし。

好きなシーンは高坂さんが麗奈になるシーン。麗奈が久美子の額に指当てて、自分の名前を言う所。

オーディ
>>続きを読む

ギフト(2000年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

サム・ライミ監督のミステリー&スリラー。久々鑑賞だが楽しめた!

主役占い師アニーウィルソン役はケイト・ブランシェット。20年以上前の作品なので、当時32歳位かな。若くて美人。
ヒラリー・スワンクが2
>>続きを読む

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

タイトルが「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」だが、内容的には鬼太郎誕生記で、何が謎だったのかよくわからない。
哭倉村の事件は「犬神家の一族」かな。
今までゲゲゲの鬼太郎に余り触れずにきて、思い入れも無いのでそ
>>続きを読む

キック・アス ジャスティス・フォーエバー(2013年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

前作を観た流れで鑑賞。
以前観た時も盛り上がらなかったのだが、改めて観ると全く面白くない。
前作はヒーロー物でもベストと言える素晴しい出来だったのにどうした?
テンポ悪いしキャラもいまひとつだし、ジム
>>続きを読む

キック・アス(2010年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

先日観たヒーロー物「ウォッチメン」がいまいち盛り上がらなかったので連続してヒーロー物鑑賞。

同時期に作られた作品ながら、監督のレベルの差なのか、社会問題を絡め「正義とは何か」を問い結局グダグダになる
>>続きを読む

ウォッチメン(2009年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

友人のおすすめで観たが何が面白いのか全く理解出来なかった。
パトリック・ウィルソンは好きだがヒーロー役が合っているようには見えなかった。
ジェフリー・ディーン・モーガンも出ているけど冒頭で退場だし。
>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ようやく観られた、クリストファー・ノーラン最新作「オッペンハイマー」
主演ロバート・オッペンハイマー役キリアン・マーフィー、若い時から老齢迄演じているが、実に渋い。
奥さん役のエミリー・ブラント
、ア
>>続きを読む

ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ノーランバットマンシリーズ3作目。ダークナイトに続けて鑑賞。以前観た筈なのだが、完全に忘れていた。

黒幕がラーズ・アル・グールの娘だとかジョン・ブレイクがロビンとかストーリーは良いのだが、1・2作目
>>続きを読む

ブルーを笑えるその日まで(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

いい歳して青春映画大好き。
最近の青春映画のヒロインはイジメられているか廻りから浮いているかが標準で、今作のヒロイン2人もクラスで阻害されている生徒。
これら武田かりん監督の実体験が基になっているとい
>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

う〜む、何がいまいち乗れなかった。
鈴芽と亡くなった母親や親代わりの叔母の関係はほろりとさせるものもあったが、それだけ。
きれいな絵で誤魔化された感じが否めない。

新海監督の前作、前々作も言いたいこ
>>続きを読む

ダークナイト(2008年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ノーランのバットマンシリーズ第二弾、「バットマン・ビギンズ」に引き続き鑑賞。
表のヒーロー:ハービー・デントの身代わりとしてブルース・ウェイン / バットマンが罪を被り、裏のヒーロー「ダークナイト」に
>>続きを読む

バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

オッペンハイマー鑑賞前にノーラン作品は観ておこうと思い、ノーラン祭り開催中。
悩んだ末バットマンシリーズにしたが、大体のノーラン作品は観たつもりだったが、「バットマン ビギニン」は全く 記憶にないので
>>続きを読む

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

キングスマンシリーズの3作目。1・2作目の前日譚にあたり、キングスマンという組織が如何に出来たか、と言うストーリー。
1・2作目はスタイリッシなスパイアクションでキャスティングの妙で笑えるシーンもあっ
>>続きを読む

座頭市血煙り街道(1967年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

やはり三隅研次監督作品は一味違う。
公儀の隠密:赤塚多十郎役の近衛十四郎も良い。

旅先で会った母親から息子を父親に会わせてくれて頼まれ、父親をさがしに行くと、父親は絵師でヤクザと役人に監禁されて、ご
>>続きを読む

座頭市牢破り(1967年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

座頭市シリーズの第16作目で勝プロの1作目。

百姓から金や田畑巻き上げていた悪党で十手持ちの富蔵親分を切って再び旅に出たが、富蔵に変わり十手持ちになった朝五郎親分の悪事を聞いて舞い戻り、切ると言うス
>>続きを読む

座頭市鉄火旅(1967年製作の映画)

3.8

勝新太郎主演座頭市シリーズの15作目。いきなり四国に行ったわ良いが外し気味だった前作と打って変わり、王道というかいつもの座頭市が戻ってきた感じ。

キリッとしたヒロインお志津役の藤村志保も良いが、今作
>>続きを読む

座頭市海を渡る(1966年製作の映画)

3.5

座頭市シリーズの14作目。
勝新太郎演じる座頭市が金比羅参りの道中、船内でチンピラ(スリ)の片手首を切り落とすという衝撃的なオープニング。乗船客に田中邦衛がいる。

しかし、斬ってしまった人々の菩提を
>>続きを読む

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

監督が中野量太で主演宮沢りえのヒューマンドラマ。
この監督は知らなかった。

主演双葉役宮沢りえの演技が泣ける。この人年齢重ねて上手い役者になった。
あと2〜3ヵ月で死にそうは見えなかったが、入院しど
>>続きを読む

ザ・ドライバー(1978年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ウォルター・ヒル監督のクライム&カーアクション作品。
「ベイビー・ドライバー」はエドガー・ライトが本作をリスペクトして作ったと言っているだけあり、被っている部分が多い。

主演ライアン・オニールの雰囲
>>続きを読む

キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

前作に引き続きめっちゃ面白い。キングスマンに対抗しステイツマンって、笑える。

エグジー役のタロン・エガートン、ハリー役のコリン・ファースが良い。
マーリンとランスロットが死んでしまったのはマイナスだ
>>続きを読む

キングスマン(2015年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

スタイリッシュなスパイアクションムービー。

主演のエグジー役タロン・エガートン、ハリー役のコリン・ファース、マーリン役のマーク・ストロングが良い。
ロクサーヌ役のソフィー・クックソンも可愛くて良いが
>>続きを読む

蜘蛛巣城(1957年製作の映画)

4.2

シェイクスピア「マクベス」原作、黒澤明監督の作品。黒澤作品では1番好き。
三船敏郎の演技は良いが、それ以上に山田五十鈴の演技が素敵すぎる。完全にホラーじゃない。

残念なのはセリフの殆どが何言っている
>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

二部作かと思っていたらまだ先があるのか!
やたらもったいぶり大袈裟なBGMに誤魔化された感じのPART1と比べ遥かに出来が良い。

BGMが大袈裟なのは相変わらずだが、ポールが覚醒!フレメンの救世主に
>>続きを読む

新幹線大爆破(1975年製作の映画)

4.0

子供の頃数回テレビで放映されていたのを観てきたが、懐かしさもあり久しぶりに鑑賞。
細かい部分は忘れていたが、改ためて観ると、こんな緊張感あるストーリーだったのか。

爆発する貨物列車・意地でも犯人逮捕
>>続きを読む