こりゃすごい…。とんでもない怪作…。
敵か味方かはっきりしないと気が済まない人間のどうしようもない性を真っ向から挑発してくるというか、デタラメな標識に誘導され続けた後にさあてここは何処でしょうと問うて>>続きを読む
押井版、SAC、原作から色んな要素を切り貼りしていて、まあよく見てるんだなってのはわかるけど、どうにも内容が薄い。
まず、全身義体が確立されていない時間軸という設定がきつい。それ自体はわかるんだけど、>>続きを読む
関西を拠点に殺し屋稼業で全国を飛び回るババ伝(松方弘樹)に、違法建築のバラックで飲み屋を切り盛りする豪胆な女房の松本留美。地元の組長宍戸錠にひょんな事から雇われ、北関東の小さな町に出向いたババ伝の一悶>>続きを読む
初期の粗さという要素もあって、多分たけし映画で一番パンクだし、冒頭のシークエンスの時点でビンビンに好きだし、そもそも軍団が野球やってるだけで面白いし。
たけし映画でベスト3選べって言われたら普通に外れ>>続きを読む
日本兵と中国農民、支配する者とされる者、搾取する者とされる者。
ここでタイトルにある「鬼」とは、決して安易に前者を指した言葉ではない。大きな時代のうねりの中、鬼とさせられてしまう者と、鬼にならねばなら>>続きを読む
もはや誰が待っていたのかも分からないトリプルXの新作、俺が行かずに誰が行くんじゃ!!の精神で馳せ参じて参りました。ところが時間ギリギリに劇場に着くと、いつになくごった返した客に、チケットもぎりに大きな>>続きを読む
前半いきなりのガイキチ濃度の高さに胸焼けを起こし、自主的にインターミッションを入れて鑑賞しました。
極めて戯画化されてはいるが、こういう家族関係はよくあるもんです。シロアリ、爺の居座り、何をきっかけに>>続きを読む
まず、この「真夜中のカーボーイ」を思わせる佇まいのジャケットですよ。ポスター欲しい…。
いかにもな健さんの脱獄逃走劇からのバイオレンス復讐劇。非情にも邪魔者をドスドス殺しながら北海道全道ツアーです。>>続きを読む
なかなかに仕上がりのいいシリーズ。
大枠から小ネタまで、隙なくトラック野郎を踏襲しております。桃さん譲りのトラックに銀ジッポ!そしてトルコ!!
鈴木則文イズムたるエンタメの応酬は見応え有りです。
なんと重厚な、まさに打ちのめされるといった感覚。
これは別に観る側がキリシタンではなくとも、彼らの内面にある葛藤や自己矛盾の世界を覗くという意義において相互理解のためにもなる非常にいい映画でしょう。こ>>続きを読む
なんとゆうウエスタン無双。
正直粗を探せばきりがないし、「んんっ?」と思う所もあったけど、まあ文句ないですよ。カッコいいもん。
簡潔すぎる仲間探しも宜しい。「子供に好かれる」とか「人当たりがいい」とか>>続きを読む
たびたび実録作品で描かれている盟友会事件ですが、徹底して敗者の美学を映し出す今作が個人的には好みですかね。
ヤケッパチの大宴会、グラスをボリボリ食う渡瀬に、松方の変なダンス!いいなぁ、脂乗ってるなぁ.>>続きを読む
ローグワンはまさしくガンダムにおける08小隊だった。多分これ以上の説明は不要である。つまり、いい。
つまらぬと言う人もいるだろうし、不完全な点もやや否めないけど、個人的嗜好で言えば最高にビンビンきた>>続きを読む
エンケン対武道館。エンケン対エンケン。
空前絶後の無観客試合。
ただ己自身と対峙し、魂のブルースを歌い上げるエンケン。このステージにはもはや何者も入り込む余地がない。
これはライブというより儀式、いや>>続きを読む
伝説の九州ヤクザ夜桜銀次の半生を軸に山口組の九州展開を描いた作品。
銀次の狂気と哀愁を独特の間で魅せる文太兄ィの演技は言わずもがな一級品だが、一連の九州抗争の中での彼の人物像の説明が些か淡白で、ほとん>>続きを読む
後半シノと先生の禅問答が多少クドいが、英助の述懐が入り込む箇所でビクッとくる。
それにつけても佐藤慶の色気よ。
まむしの兄弟、今回は親切なタクシーに乗車して名古屋遠征です。
出所後なかなかヌキに入らないので焦らされますが、そこは流石のまむし、問答無用でボッタクリ風俗にバキュームカー攻撃だ!強い強い!
そして孝行>>続きを読む
「スクラップてなんや」
「潰れて使いもんにならんいうことや」
血を売って戸籍を売って、二万ぽっちのはした金。人間の尊厳とは一体何か。その答えはきっと、あのベタベタした汗の煌めきにある。とにかくネチョ>>続きを読む
公開前に絵コンテ集を読み込んでしまい完全ネタバレ状態で見に行ってしまったのだが、そんなん関係なく普通に泣かされてしまった。
一話完結の形でひと月ごとに進行していく原作からエピソードを抜粋しつつ一本の>>続きを読む
2作目はパロディマシマシ。フツーに、というか、まぁ面白いですよ。
「会場に悪いリコリスが出回っています」が良かった。
ウェインズワールド!ウェインズワールド!パーティタイム!エクセレント!!シュウィィーーン!!!
いやもう、バカですよ。
マイク・マイヤーズのニカーッて顔芸、あれ卑怯だもん。
ブルースブラザ>>続きを読む
バディホリー役の人はどっちかというとロジャーダルトリー顔ですが、結構それなりにバディホリーだし、ちゃんとカッコイイですよ。ライブシーンも長めで嬉しいところ。
あとなんか渋いオッサンがエディコクランに扮>>続きを読む
レイ・リオッタって伊良部にそっくりだなぁーと思って何気なく同名をグーグル画像検索にかけた所、リオッタ画像の中に一人だけ本物の伊良部が紛れていてちょっと笑いました。
63〜66年のビートルズのライブツアーにスポットを当てたドキュメンタリー。
ライブバンドとしてのビートルズは粗悪なPAや録音のおかげでたびたび不当な評価を受けてきた(というのも過去の話かもしれませんが>>続きを読む
お馬さんがビックリして金が底なし沼のコント風シークエンスは流石に笑う。
シブい、ダサい、カッコイイの三拍子揃ったいい男。
縁あって劇場で鑑賞。何度見たってこの精神体験は並大抵のものではない。
サイコな地獄巡りとしての前半部も勿論重要だが、この映画はやっぱり後半無くしては成立しない。
主人公がカーツを斬殺する所がターニング>>続きを読む
トランボ氏と学ぶ赤狩り講座。
赤狩りを題材にした作品はいくつか観た事あるけど、これは抜群にとっつきやすくて面白かった。
反共対アカ、告発する者とされる者。そのような構図があったとて、結局そこにいた当>>続きを読む
リメイクとして「大正解」という印象。
旧作と全く同じ感情で観れるし、何よりキャラが立っていて受け入れやすい。
一つだけ不満を漏らすと、ダン・エイクロイドがもう完全に地味なジジイで、いつ出てくるかと注>>続きを読む
こっちの顔まで真っ青になるレベルのド青春ムービーでした。
好きな女の子の気を引くために冴えない主人公が冴えないメンバーを集めて思い付きでバンドを結成。いじめっ子も見返してやったりして、恋の逃避行なんか>>続きを読む
荒れる日本海、雪の北陸、異形の仁義。深作実録最後の華。
生き抜くためには形振り構わず親にも噛みつくという北陸の男(らしい)。松方はそのしぶとさが様になる。
全編を通して妖気と陰気のおどろおどろしいエ>>続きを読む
汗だくタンクトップにアーミーパンツという出で立ちの千葉、そして松方、脇を固める渡瀬、尾藤、室田、南国スタイルの志賀勝。所は沖縄、オキナワ...
いい加減、暑っ苦しいですよ。牛すじたっぷりのアツアツおで>>続きを読む
これが本当の「暴力脱獄」!!
松方弘樹演じる主人公が完全にヤバイ奴で行動が読めない。とりあえず近付きたくない。
こんな奴、カサンドラ監獄にでもぶち込んでおかないと危ないですよ...と思ったのも束の間、>>続きを読む
昔火野葦平や高橋孟あたりの兵隊文学にハマっておりまして、もちろん当原作の棟田博も少なからず嗜んでおったのですが、この映画を観るのは初めてでした。
もう、どこの要素を切り取っても「最高」としか言いよう>>続きを読む
あの泣く子も黙るゴロ政がイ○ポになるという大事件が発生。
ホルモン食おうがレズビアンショーを見ようが治る気配がありません。それどころか、事あるごとに「じぇにぃ(銭)使わせてすまんの~」と勝に弱音を吐く>>続きを読む
オラこんな村いやだ~、こんな因習いやだ~
と、とかくお年頃の姉妹達が奮闘しておる訳ですが、この五人姉妹がなんと魅力的なことか。一抹の恥じらいもなく全身をつかって喜んで、憤って、そこにあるのはあまりに生>>続きを読む