ロケ地の映画館で見れた
映画撮るっていいなー
「ま、やれる人がやるしかないでしょ。やれる範囲でできることだけやんだよ」みたいな粗雑に吐かれる台詞が良かった
これを見ないで生きてたのが悔しい
ボーダーの象徴として描かれる荒川
難民って聞くと遠くの国の話に思えるけど、ただの川さえ強烈な境界になってしまう
当たり前にあるものが壁になるって意味ですごく身近に感じ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ゆったりしたカットが多いけどドキッとさせる繋ぎ方でずっと何か起きそうな緊張感がある
漂うようなカメラワークが印象的で水流のメタファーかなって思った
水を低いところから高い方へ、黛が重そうに運ぶシーンが>>続きを読む
目線だけで会話するようなシーンが多くて、関係の親密さが丁寧に表現されてるのが良かった。
主観的にわかりやすく心情を映すんじゃなくて、ずっと客観視してるような描かれ方が、イニョンっていう俯瞰的な事象のイ>>続きを読む
これもSFの世界の話だったらよかったのに。
戦争は過去のものだとか他国の物だとか思ってたけど、そんなの関係なくこの世界で起こってることなんだって気づかされる。
ノンフィクションのストーリーの中の、フィ>>続きを読む
中学生の時ってこんなに色々考えてたっけってびっくりした。
でもだんだん2年6組の日常に入ってくと、あの頃は学校が社会の全てで、たった30人程度の人間関係で無限に悩んでたなって思い出せた。
どのコミュニ>>続きを読む
山田智和の映像を映画館で1時間48分も堪能できるいい体験。随所に感じるショートフィルム的な展開と演出は、思い出とか時間の断片を辿っていくようなこの物語には合ってたと思う。やっぱりシネマトグラフとサウン>>続きを読む
出てくるマシンとか服とか建築が全部かっこよくて最高だった。皇帝の船とか普通なら装飾つけたり派手なデザインにしちゃいがちだけど、無色で真円って渋すぎる。権力構造とかはすごく形式的なのに、極限まで装飾を減>>続きを読む
画が洗練されてて一つずつのショットがすごく綺麗。劇的な出会いのシーンすら男女の顔を交互に映すだけみたいなクラシックなモンタージュだけの構成なのに陳腐にならずにずっとお洒落なのがすごい。感情の起伏が面に>>続きを読む
事実と真実は同義ではない。論理だけで共感は呼べないが、論理がなければ共感も呼べない。尊敬する建築学科の教授は「建築家は気遣いができないとダメだ」と言っていた。建築家は論理的な合理性を求められるが、人の>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
現実は複雑で、単純な善悪で括れないことの方が多い。祥太はスイミーを大きなまぐろの立場から読める。
傷や怪我が印象的に描かれてるように感じた。例えば他人の傷に気付くシーン。祥太は百合の傷跡を見て火傷だっ>>続きを読む
色んな場所でずっと色んなことが起きててたまたまそこが映されてただけみたいな構成が、ストーリーを無限に広げていくから面白い。