nemnemさんの映画レビュー・感想・評価

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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.2

血と砂とエンジン音の神話再び。
再びこの世界観に浸れることに、ただただ感謝のV8ポーズをとって平伏するしかない。

何より主役のフュリオサがめちゃくちゃカッコいい。
マッドマックスシリーズで1番カッコ
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

3.9

前章以上に、あのちゃんのおんたんが良い感じ。

正直、原作は途中までしか読んでいないが、門出が脇に追いやられて、完全におんたんと大葉くんのボーイミーツガールになっているのが意外。

かなり時事ネタを暗
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碁盤斬り(2024年製作の映画)

4.0

古典落語の人情噺『柳田格之進』に仇討ち要素を加え、殺陣やドラマのある時代劇に仕立てた作品。

原作が人情噺なだけあって、格之進と万屋が囲碁を通して心を通わせていく描写が面白い。
そこに、格之進の過去の
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猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)

3.7

7年ぶりのリブート版猿の惑星4作目。

シーザーが去って300年が経ち、今作から舞台も主人公も一新。
王道的な冒険譚、成長譚として見やすく作られている。

ただ、舞台や設定を改めて描いている分、内容を
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ハイキュー!! コンセプトの戦い(2017年製作の映画)

3.9

ハイキューの良いところに、本来敵である他校のキャラと師弟関係になるところがある。
ツッキーめっちゃいいキャラよな。

ラストの「五色、頼んだぞ」がグッとくる。

ハイキュー!! 才能とセンス(2017年製作の映画)

3.9

及川さんマジかっけーんよな。

待ちに待ったピンチサーバー山口は、原作でもめちゃくちゃ熱くなったシーン。

ハイキュー!! 勝者と敗者(2015年製作の映画)

3.9

スガさん最高No.1
こういう形で先輩の経験豊富さを描くの上手いわ。

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017年製作の映画)

3.8

リブート版猿の惑星3作目、シーザー三部作の完結編。

滅びの縁にいる人類とエイプの最後の戦い。

正直前作からあまり状況に変化が無く、
テーマが「共存と対立」とはいえ、まだ人類と戦争してんの?というマ
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猿の惑星:新世紀(ライジング)(2014年製作の映画)

3.8

リブート版猿の惑星、シーザーが主人公のシリーズの2作目。

ウイルスによって人類が激減、文明が崩壊し、代わりに猿が勢力を拡大、人と猿の覇権人類の移り変わりが描かれるストーリー。

前作同様、王道かつテ
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猿の惑星:創世記(ジェネシス)(2011年製作の映画)

4.0

リブート版猿の惑星の一作目。
旧作とは違い、今シリーズは完全に猿が主人公として描かれる。
地球が猿の惑星と化すまでの黎明期の話。
そして猿界のカリスマ、シーザーの誕生譚。

人間並みの知能を得た猿が人
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.9

予告やポスターから分かる通り、紛うことなき怪獣タッグプロレス映画。

レジェンダリー版ゴジラは、前作から骨格が恐竜ではなく、人間のような肩の可動域が広い骨格に変わっていて、今作ではついに人間さながらに
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.3

アフターライフは面白かったのに、今作はマジでダメ。
取ってつけたような唐突な展開の連続で、脚本が支離滅裂。

アフターライフからの新ゴーストバスターズであるフィービー一家に加え、旧バスターズの面々も割
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キングダム(2019年製作の映画)

3.9

山崎賢人がやっとアクション俳優として芽が出た一作。
脚本も見やすくまとまっていて、アクションエンタメとして良く出来ている。

予算をかけてしっかり作れば、邦画でもちゃんとヒットするということを証明し、
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.2

IMAXでの特撮に拘るストイックな映像主義でありながら、今までエンタメしか撮らなかったノーランの初の社会派作品。

伝記映画にも関わらず、ノーランお得意の時系列シャッフルで、聴聞会編、公聴会編、核開発
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.8

軽く見るのに丁度いい。
斎藤潤くんの低体温ツッコミが冴え渡っている。
和山やま作品の、フフッという笑いが続く感じがよく出てると思う。

何気に1番面白いのが、EDのリトルグリーモンスターの紅。
企画し
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劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

4.0

ファーストスラムダンクで発明された、有名スポーツ漫画の設定説明をあえて全カットして、1試合を丸々映画一本で見せる手法で撮ったハイキュー。

臨場感抜群で、作画も相変わらずハイクオリティで面白い。
最後
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正欲(2023年製作の映画)

3.6

朝井リョウ原作、産休明けのガッキーということで期待して見たけど、あまり刺さらず。

多様性やマイノリティの苦しみを描く上で、『水フェチ』っていう設定は社会との軋轢が生まれなさすぎて、設定として失敗して
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.5

現在の映画界でできる最高のクオリティの映像と音楽と役者陣を揃えた、歴史に残るマスターピース。

映像や音楽が凄いのは前作からだが、3時間弱かけて起承転結の"起"をやった前作に比べて、今作はドラマやアク
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.0

イクラちゃんとあのちゃんの芸能人キャスティングが話題だけど、二人とも役と声質がピッタリハマっていてかなり良い。
演技も本職並みに上手い。
前編の山場は「知ってるよ!!」のシーンだと思うけど、かなり感情
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.7

統合失調症の幻覚のような、不条理で理不尽な悪夢を延々垂れ流す3時間。

かなり抽象的な映画だが、自分のリテラシーが足りなくてイマイチ読み取れず。

序盤は嫌〜なスラップスティックコメディとして楽しく見
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ブルービートル(2023年製作の映画)

3.8

DCのハイテクスーツヒーロー。
大剣を構えるアクションがやたらとカッコいい。

今作で特徴的なのが、ヒーロー活動が家族公認であること。
それどころか、家族全員で主人公をサポート。
とかく正体を隠しがち
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.5

クールでノワールな殺し屋ものかと思ったら、まさかのオフビートなコメディ。
コメディなのかこれ?

とりあえず、黒と黄色を基調とした画面作りはカッコいいし、トレント・レズナーの音楽もカッコいい。
マイケ
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ホーホケキョ となりの山田くん(1999年製作の映画)

3.5

後のかぐや姫の物語に繋がるような、線画のタッチを残したまま高クオリティでアニメーションをぐりぐり動かしてる作品。
冒頭の結婚式のシークエンスや、終盤の暴走族とのやり取りが特に凄い。

高畑はじゃりン子
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機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

クロスアンジュで吹っ切れた福田己津央が、やりたい放題全開で作った快作。
18年前では間違いなく作れなかったであろう作品。

全キャラ、スパロボ時空から来たのか?ってくらい陽的に変わっていて笑えるし愛着
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3-4x10月(1990年製作の映画)

3.7

ドライでオフビートで暴力的なコメディ。
省略でテンポ感を上手く出しているのでスルスル見れる。

本州のガダルカナル・タカは人間味があるけど、沖縄編の武が武映画史上1番嫌なヤクザなんじゃないかってくらい
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あの夏、いちばん静かな海。(1991年製作の映画)

3.9

静かな波の音と、キタノブルーの画面。
他の音は一切鳴らないのに、波の音だけが聴こえるのがいい。

情報量を絞ることで、主人公達の青春だけが純粋に研ぎ澄まされていて沁みる。
久石譲の劇伴がものすごく雄弁
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窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

4.5

これは後々まで長く観られるべき傑作。
原作は昭和のベストセラーだが、今の時代にこそ改めて観られるべき作品。

軽い気持ちで見に行ったら、あまりにも刺さりすぎて号泣、エンドロール後も椅子から立てないくら
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.9

漫画の実写映画化としてはケチの付け所がない良作。
自分含め、ファンの目線が相当厳しい作品だったと思うが、まずは大成功と言っていい完成度。
制作陣のこだわりが細部まで感じられる。


ゴールデンカムイが
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アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

3.6

目新しい表現や演出の無い、近年のヒーロー映画のテンプレに乗っただけの凡作。

OPからして、70’sロックをガンガンにかけてマッチョの神様ヒーローが登場という、まんまソーでやった演出。

かつて滅んだ
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